2021年4月期に金曜ドラマ枠で放送される、北川景子主演のオリジナルストーリー『リコカツ』の主題歌を、米津玄師が担当することが発表された。米津がラブストーリードラマの主題歌を手掛けるのは自身初だという。

本作は、大手広告代理店勤務だった父と美魔女モデルと呼ばれる母を持ち、現代的で自由な家庭で育った自分に正直な女性・咲(北川)と厳格な自衛官一家で育った、絵に描いたようなカタブツ人間で航空自衛隊に編成されている航空救難団のエース隊員・紘一(永山瑛太)と運命的な出会いを果たし、交際ゼロ日でスピード結婚したところから始まる物語。

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今回、本作の主題歌を米津玄師が担当することが決定。米津が今回手掛けるのは、自身初となるラブストーリードラマの主題歌。TBSでは2018年の金曜ドラマ『アンナチュラル』、2019年の日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』、2020年の金曜ドラマ『MIU404』に続く4作目の主題歌提供となる。今回はラブソングを書き下ろし、その楽曲「Pale Blue」は『リコカツ』の初回放送で解禁される。

本ドラマのプロデューサーであり『アンナチュラル』でもプロデュースを務めた植田博樹は、米津の楽曲に対し「今日も現場ではワンカットワンカット、物語の珠玉のピースを積み重ねています。米津さんが紡ぎ出してくださる最高のピースを最後に組み込み、お客様に届けられる日を心から楽しみにしています」と語っており、米津も「離婚から始まる恋というコンセプトの中で、久しぶりにラブソングを作りました」と想いを語った。

コメント紹介

◆米津玄師

主題歌を担当させて頂きました。「Pale Blue」という曲です。
離婚から始まる恋というコンセプトの中で、久しぶりにラブソングを作りました。
どういうふうに響いていくのか、今からドラマの放送が楽しみです。よろしくお願いします。

◆植田博樹プロデューサー

米津さんに最初にお目にかかったのは、『アンナチュラル』というドラマで主題歌をお願いに上がった横浜のライブ会場でした。米津さんは、一つ一つの言葉を大切に発する人で、その場のノリとか勢いとかではなく、自分の中に浮かぶ気持ちを、丁寧に精緻に選んで紡ぐ。そう。紡ぐ感じで話すんです。その誠実な人としてのあり方に、ドラマの主役の一人である「主題歌」をお願いしてよかったなと思ったことを記憶しています。結果、その曲「Lemon」は数々の金字塔を打ち立てることになり、米津玄師という名前は歴史的なレジェンドになりました。
それから数年。今回、僕は久しぶりに地上波で連ドラを作らせていただくことになりました。とても個人的なことですが、自分にとって一つの節目となる作品になります。
その打ち合わせの際も、米津さんは、以前とまったく変わらずに、一つ一つの心象を、丁寧に精緻に言葉に紡いで、僕らに大事なことを伝えようとしてくださいました。作品にとってどういう曲が最適なのか、丁寧に僕らとイメージをすり合わせてくださる彼の姿は、責任感とクリエイティビティに満ちていて、米津さんにお願いできて心から良かったと思えた時間でした。
今日も現場ではワンカットワンカット、物語の珠玉のピースを積み重ねています。米津さんが紡ぎ出してくださる最高のピースを最後に組み込み、お客様に届けられる日を心から楽しみにしています。

(C)TBS