本作は、キーボードによる殺人=指殺人が社会問題になっている昨今、この社会問題に対応するため警視庁に新設された"指殺人対策室"を舞台に、香取慎吾演じる捜査官・万丞渉らがクセの強いメンバーとともに指殺人に苦しむ人々の事件を解決に導いていく全く新しいサスペンスドラマ。

今回、新キャストとして発表されたのは、日本でも大ヒットを記録した『サニー 永遠の仲間たち』をはじめ数多くの韓国映画・ドラマに出演し、近年は活動の場を日本にも広げ、松坂桃李とW主演を果たした映画『新聞記者』(2019年)では、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞など数々の賞を受賞した実力派女優・シム・ウンギョン。

『アノニマス』でシムが演じるのは、香取演じる万丞のかつての相棒・倉木セナ。帰国子女でひと一倍正義感が強く、万丞から一目置かれる刑事だったが、2年前に倉木はある事件に巻き込まれてしまい・・・という役どころ。シムは「初めて演じる役柄なので、自分がうまく表現出来るか楽しみながらも緊張しています。正義という名は私たち人間がつくり上げたものであり、何を正義とするかは難しい課題だと思います。その境目の表現を悩み続けています。頑張ります!」と意気込んでいる。

万丞の指殺人対策室への異動は、相棒を失った悲しい過去が関係しているらしいが、詳細はベールに包まれたまま。そんなミステリアスなキャラクターをどう演じるのか、かつての相棒の倉木が、現在の万丞のストーリーにどう絡んでくるのかに注目だ。

【あらすじ】
SNSのトラブルが後を絶たない。警視庁は、世論の声に応えるべく試験的に専門の対策室「警視庁指殺人対策室」(通称「指対(ゆびたい)」)を新設した。SNSの情報を分析し捜査に役立てるとともに、誹謗・中傷の撲滅を目指し市民からの相談に乗る――そんな理念を掲げつつ、実際には世間に対するポーズとしの部署新設であり、集められたメンバーは、万丞渉(香取慎吾)をはじめ、出世コースから外れたクセモノばかり。
そんなある日、ある夫婦が対策室を訪ねてきた。先日、一人暮らしをしていた娘が自殺したのだが、警察は「事件性なし」として早々に捜査を打ち切っていた。だが、ファッションモデルである娘がネット上で激しい誹謗中傷に遭っていたことを知り、娘を死に追いやった人たちを捕まえてほしいと依頼。「指対」の捜査が始まる・・・!

(C)「アノニマス」製作委員会