当番組は、「ヤバい人たちのヤバい飯を通してヤバい世界のリアルを見る」という異色の"グルメ番組"。これまでに、リベリアの元人食い少年兵や台湾マフィア、殺し合いを繰り返すアメリカの極悪ギャング、ケニアのゴミ⼭で肺を病みながら暮らす青年など、これまでメディアがあまり立ち入らないような世界中のディープなエリアに潜入し、そこで暮らす人々の"飯"を徹底取材してきた。
2017年10月の深夜に第1弾がひっそり放送されるや、放送中からネットやSNSで話題となり、回を重ねるごとに⼝コミで人気が拡大。「あまりにもヤバすぎる」と制作が⼀時ストップするも、昨年7月にスペシャル版『ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート』としてゴールデン帯に進出し、ギャラクシー賞テレビ部門・優秀賞を受賞。さらに各種配信プラットフォームで世界配信され、注目度もワールドワイドに。ジャーナリスト・田原総⼀朗や有吉弘行、『闇金ウシジマくん』漫画家・真鍋昌平、King Gnu井口理など多くの著名人が"番組ファン"を公言するなど、業界内外から熱狂的支持を集めている。
今回の放送ではアメリカを舞台に、白人至上主義者で結成される秘密結社KKK(クー・クラックス・クラン)と、黒人のみで構成されるニューブラックパンサー党(新黒豹党)のメンバーたちに密着し、それぞれの"飯"に同席。アメリカにとって2020年は、白人警察官による黒人男性射殺事件に端を発した反人種差別デモや、トランプvsバイデンによる熾烈な戦いが繰り広げられた⼤統領選挙など、まさに激動と混乱の年でもあった。そんなアメリカに生きる彼らは何を食べ、何を思うのか。そして、このテーマに「興味があった」という小籔は今回、何を語るのかに注目だ。
なお、動画配信サービス「Paravi」では最新作やスピンオフ『放送できなかったヤバい飯』を含むシリーズ全作を配信中。
以下、プロデューサーのコメントを紹介。
◆上出遼平プロデューサー
これほどコメントに窮する小籔さんを⾒たのは初めてかもしれません。
今回扱ったのは、どこにも出口が見当たらない、とっても難しい問題。
多くの⽇本人にとって人種問題は海の向こうの話に聞こえるかもしれません。
けれどこの放送を⾒れば、それがあなたの家のすぐ近所で起こっている事と同じなんだと気づくはず。
今回はいつもと少し雰囲気が違いますが、世界のホンの⼀部をいっしょに覗いてみませんか。
(C)テレビ東京
- 1