本作は、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)、『白夜行』(2006年)、『JIN-仁-』(2009年、2011年)、『天皇の料理番』(2015年)、『義母と娘のブルース』(2018年)など、数々のヒットドラマを手掛けてきた森下佳子によるオリジナルストーリー。鹿児島の奄美大島に伝わる「月と太陽の伝説」かのごとく、綾瀬演じる刑事と高橋一生が演じる殺人鬼、相反する2人の魂が入れ替わることを皮切りに「善と悪」「女と男」が複雑に交錯するエキサイティングな物語が展開される。

20201218_tenngokutojigoku_06.jpg

今回、本作の主題歌を手嶌が務めることが明らかに。2006年に映画『ゲド戦記』の劇中挿入歌「テルーの唄」でのデビューで話題となり、その後も映画の主題歌やCMソングなど活躍の場を広げ続けている手嶌が、5年ぶりに地上波のテレビドラマ主題歌を担当する。

以下、手嶌、スタッフのコメントを紹介。

◆手嶌葵
日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』の主題歌を歌わせていただきます手嶌葵です。
テレビドラマの主題歌として、皆さんに歌をお届け出来るのは、非常に有難く思っております。
曲名は「ただいま」。
ドラマは、魂が入れ替わったり、善と悪が入れ替わったり、天国と地獄が入れ替わったり・・・サスペンスかな~と思ったりもしますが、ちょっとコミカルな要素もあるようで。
1月からのオンエア、主題歌「ただいま」も楽しみにしていただければと思います。
手嶌葵でした。

◆編成・プロデュース 渡瀬暁彦
魂が入れ替わった2人は、お互いの事をどう思うようになるのでしょうか。
目まぐるしく動いていく運命の先に待ち受けるのは、互いのことを深く知り過ぎてしまったからこその「愛」か、それとも、それぞれの場所に戻る「ただいま」か。
キャストスタッフ一同真摯に作り上げているこのドラマに、手嶌葵さんの透明感のある歌声のラブソングが加わり、多くの方の心に届くようなドラマを創っていきたいと思っています。

20201218_tenngokutojigoku_02.jpg

【第1話 あらすじ】
望月彩子(綾瀬はるか)は、努力家で正義感が強く、上昇志向も強いが慌てん坊な刑事。思い込んだら一直線で失敗も多いため、周囲の刑事たちからは煙たがられている。そんな彩子はある朝、出勤時間ギリギリに起床。朝からバタバタと急ぐあまり、電車内でうっかり自分だけマスクをしていないことに気付く。すると、偶然乗り合わせた男性(高橋一生)から自社製品のサンプルだというマスクを譲り受ける。

20201218_tenngokutojigoku_03.jpg

そんな中、とある殺人事件が発生。管理官が刑事たちに現場へ急行するよう指示するが、なんとその時、捜査第一課に居合わせたのは、過去の失敗で謹慎中の身であった彩子のみ。彩子は、刑事として挽回する願ってもないチャンスの到来に、「絶対に手柄を立ててやる!」と息を巻いて現場へ急ぐ。向かった先には、遺体の口内にパチンコ玉が詰められた、猟奇的殺人現場が広がっていた。しかしその猟奇的惨状の反面、掃除されたばかりのような清涼感を感じる現場に違和感を覚える彩子――。

20201218_tenngokutojigoku_04.jpg

そんな彩子の違和感を解消したのは、彩子の能天気な同居人・渡辺陸(柄本佑)。清掃現場でアルバイトをしている陸によると、匂いのない業務用の特殊洗浄剤がこの世に存在することが分かる。その洗浄剤の製造元は創薬ベンチャー企業のコ・アース社。あろうことか、そのコ・アース社、社長の日高陽斗は、なんと数日前彩子に電車内でマスクをくれたあの男だった――。

(C)TBS