『恋する母たち』の原作は恋愛マンガのカリスマ・柴門ふみによる同名の人気作品で、脚本は恋愛ドラマの名手・大石静が手掛けている。そして19年ぶりにTBSの連続ドラマで主演を務める木村が11年前に夫に突然失踪されて以来、不動産屋でパートをしながら一人息子を育て、この春、有名進学高校に入学させたシングルマザー・石渡杏を演じる。他にも吉田羊と仲里依紗がバリバリのキャリアウーマン・林優子(吉田)、キラキラしたセレブ妻・蒲原まり(仲)、それぞれ杏の息子と同じ名門校に通う息子がいる母親を演じている。

第1話は石渡慎吾役の渋川清彦、第2話は赤坂剛役の磯村勇斗、第3話は蒲原繁樹役の玉置玲央、第4話は3人の母の息子3人を演じる奥平大兼、宮世琉弥、藤原大祐がそれぞれ主演を務めている。

そして、12月4日(金)に配信される第5話の主人公は、吉田羊演じるキャリアウーマン・林優子の夫である、矢作兼演じる売れない小説家・林シゲオ。『恋する母たち』第4話では、優子と磯村勇斗演じる優子の部下・赤坂剛の不倫を目撃した際の演技が話題を呼んだ。

シゲオは、愛する妻・優子を専業主夫として支え、そんな生活に幸せを感じていたが、ある日、優子が赤坂とキスをする場面を目撃。「野菜は愛を込めて育てるほどおいしくなる」というスーパーの店員の言葉を思い出し、恋愛は野菜とは違い、自分が愛した分だけ相手も愛してくれるとは限らないと思い知らされる。次の小説を「妻と僕」というタイトルで書き始めていただけに、何を書けばいいか分からなくなってしまったシゲオ。そんな中、フリースクールを立ち上げるために息子の大介(奥平)と与論島へ移住。移住してからも一向に筆が進まない状態だったが・・・という物語を展開。第5話ではシゲオの優子に対しての思いや、心境の変化が丁寧に描かれている。

優子のことがどれほど好きなのか、そして自分が愛した分だけ相手も愛してくれるとは限らないと知った時、シゲオはどのように自分自身と向き合って行くのかに注目だ。

また、「恋する男たち」第5話には、磯山さやかのゲスト出演が決定。磯山が演じるのはシゲオの小説の担当編集者、三橋えみりで、シゲオの処女作「地平線と僕」を読んで感動したえみりは、シゲオの担当になりたいと志願。実はシゲオに密かに恋心を抱いているという役どころだ。

これまでバラエティ番組では共演したことがあるという磯山と矢作だが、ドラマでの共演はこれが初めて。シゲオがえみりをドキッとさせるシーンなど、バラエティ番組では見られない2人のやりとりもみどころになっている。

以下、矢作、磯山のコメントを紹介。

◆矢作兼
まさかの林シゲオが主人公の回があるなんてビックリだしありがたいんですけど、なんか申し訳ないです。
本編では、磯村さん演じる赤坂剛にやりたい放題やられていますが(僕の女性マネージャー2人からは磯村さんだったら奪われてもしょうがないと言われています)、Paraviオリジナルストーリーではシゲオだってなかなかモテるんだぞってところが見どころとなっております。磯山さやかさんが僕を見る目もなんだか演技ではないような気も・・・お楽しみに。

◆磯山さやか
今回、三橋えみりを演じさせていただきました。矢作さんとも話していましたが、まさかドラマで共演するとは思わず、リハーサルではコントっぽくなってしまい笑ってしまいました。矢作さんにドキッとさせられる日が来るなんてと、ドラマだからこその共演の仕方に楽しい時間でした。
本編を見ているので、シゲオさんの切ない姿が思い出されましたが、撮影中は、奥さんが大好きな癒しオーラたっぷりのシゲオさんで、自然と恋心が芽生えました。ぜひ、なかなか見られない私たちをご覧いただけたらうれしいです!

◆放送情報
金曜ドラマ『恋する母たち』
毎週金曜22:00よりTBS系で放送中。
地上波放送後に動画配信サービス「Paravi」でも配信。
さらに、Paraviオリジナルストーリー「恋する男たち」も独占配信中。
(C)柴門ふみ/小学館 (C)TBS/TBS スパークル