2021年1月からTBS放送開始する、綾瀬はるか主演の日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』の主要キャストが新たに発表され、溝端淳平、中村ゆり、迫田孝也、林泰文、野間口徹、吉見一豊、馬場徹、谷恭輔、岸井ゆきの、木場勝己らが出演することが分かった。
本作は、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)、『白夜行』(2006年)、『JIN-仁-』(2009年、2011年)、『天皇の料理番』(2015年)、『義母と娘のブルース』(2018年)など、数々のヒットドラマを手掛けてきた森下佳子によるオリジナルストーリー。鹿児島の奄美大島に伝わる「月と太陽の伝説」かのごとく、「刑事と殺人鬼」という相反する2人の魂が入れ替わることを皮切りに、「善と悪」「女と男」が複雑に交錯するエキサイティングな物語が展開される。
努力家で正義感が強く、気が強く、上昇志向も強いが慌てん坊な刑事・望月彩子役で綾瀬が主演を務め、表向きは人柄の良いやり手の経営者だがサイコパスな殺人鬼という裏の顔を持つ日高陽斗役で高橋一生、彩子の同居人で能天気なヒモ男の渡辺陸役で柄本佑、彩子の天敵として立ち塞がる上司の刑事・河原三雄役で北村一輝の出演がすでに発表されているが、このたび物語のエキサイティングな展開に絡んでいく主要キャストが新たに決定した。
彩子の後輩でバディを組む刑事の八巻英雄役には、『おやじの背中』(2014年)以来の日曜劇場出演となる溝端が決定した。八巻は弁当発注などの雑務を押し付けられても仕事が楽ならラッキーというスタンスで、毎日必ず定時で帰りたがる典型的なゆとり世代の若手刑事。彩子からは「ゆとり八巻」と叱られてばかりの現代っ子だ。しかし、バディとしていつも彩子の近くで仕事をする存在ゆえに、彩子と日高が入れ替わった後には、双方の間で板挟みになり、数々のトラブルに巻き込まれていく役どころで、物語のキーパーソンになってくるという。
そして、日高が経営するベンチャー企業「コ・アース」で日高の秘書を務める五木樹里を中村が演じることに。日高と樹里は大学の同級生であり、日高のことを最もよく知る右腕的存在。そんな樹里は、自分を必要としてくれる日高の役に少しでも立ちたいと思っており、彼のことを絶対的に信頼している。しかし、深い信頼関係で結ばれていたはずの日高と、女性刑事・彩子とが入れ替わってしまったことで、樹里をはじめとしたコ・アースの社員たちは、会社全体を巻き込んだハプニングの連発に巻き込まれていく。
そして、日高の父で、食品メーカー・サンライズフーズの創業社長である日高満役を木場勝己が演じ、日高の妹で、サンライズフーズ東京支社の経営企画室に所属する日高優菜役を岸井が務める。
さらに、陸のアルバイト仲間で、陸から"師匠"と呼ばれ慕われている湯浅和男役を迫田、警視庁鑑識課の新田将吾役を林、警視庁捜査第一課の管理官・五十嵐公平役を野間口、捜査第一課長・十久河広明役を吉見、捜査第一課の捜査員で北村演じる河原の相棒・幅健太郎役を谷、そしてコ・アースの営業取締役・富樫義貴役を馬場が演じていく。
以下、溝端、中村のコメントを紹介。
◆溝端淳平
約7年ぶりの日曜劇場です。
プレッシャーもありますが、数々の名作を生んできたチームの皆さんと御一緒できて、毎日武者震いしながら撮影に臨んでいます。
八巻という役は一言で言うと「Theゆとり」で野心より保身、出世より安定という人間です。でも、どこか憎めず、綾瀬さん演じる野心家の彩子を健気にサポートする姿が愛らしく思えるキャラクターになればと思っています。
観てくださる皆さんの日常に元気を届けられるような作品になるように、誠心誠意「ゆとり八巻」を務めて参ります。
◆中村ゆり
森下さんのオリジナルストーリーということで毎回台本をいただく度にワクワクしながら読ませていただいております。
私が演じる役は、絶対的な信頼感を抱いている社長の元で、彼の役に立ちたい。と懸命に、明るくサポートしようとする人です。
必要としてくれる人の役に立ちたい、そんな気持ちで仕事に向かえるマインドにはとても共感を覚えます。
撮影現場はとても丁寧で、真剣で、これから皆で良いものを作っていくんだ、という熱量を感じ、私自身も士気が上がる気持ちです。
(C)TBS
- 1