秋元康×中井貴一&鈴木京香×大根仁によるドラマ『共演NG』第5話が、11月30日に放送された。

元恋人同士の実力派大物俳優・遠山英二(中井)と人気女優・大園瞳(鈴木)をはじめ、様々な"共演NGアベンジャーズ"が大集合している、テレビ東洋の新ドラマ『殺したいほど愛してる』。

ドラマが好調に推移している中、大御所俳優・出島徹太郎(里見浩太朗)の希望により、新たなシーンが追加された。新たなシーンの主治医役で登場したのは、大園瞳(鈴木)のもう1つの「共演NG」である元カレ、本物の医者の間宮礼司(青木崇高)。

間宮は同じく元カレの英二にあからさまなライバル心を剥き出しにし、「まだ瞳を愛してる」と挑発。しかも、イケメンで本物の医者なのに芝居もできる間宮の登場は話題となり、ワイドショーの取材を受けるなど、ドラマはますます絶好調。そうした反響を受けて間宮の出番は増加。さらに間宮が瞳を飲みに誘ったと聞き、英二はソワソワする。25年ぶりの共演で「禁断の恋」を演じる英二と瞳のリアルな思いを盛り上がらせる、絶妙な"燃料"である。

しかし、そんな中、出島の体調に異変が起こる。それに真っ先に気づくのが、出島との「共演NG」の元弟子・小松慎吾(堀部圭亮)というところは、やっぱりグッとくる。

そして、間宮のクランクアップとなる英二とのシーンで、事件が勃発。演技で殴る"フリ"だったにもかかわらず、間宮の拳が英二の顔にクリーンヒットしてしまい、英二の顔が腫れる事態に。

スタッフたちがスケジュール調整に追われるなか、出島の病状が悪化。ショーランナー・市原龍(斎藤工)は予定を早めて、出島のラストシーンを決める。それは、出島の「最後のワガママ」として、おじいちゃんの最期を家族がみんなで看取る、役者全員のアドリブの掛け合いだった。

孫に、嫁に、息子にと、一人ずつ最後の言葉をかけていく出島。そしてそれに対し、アドリブで生の感情をぶつけていく家族たち。芝居の中の芝居なのに、それを忘れさせる熱量は、さすが役者である。

なかでも一番泣かせたのは、息絶えそうな出島に対して、息子役の小松が「親父がいてくれたから、俺はここまでやってこれたんだよ。(中略)聞こえないよ...もっと大きな声で喋ってくれよ...!昔みたいにさぁ! もっと、いろんなこと教えてくれよ...!」と涙ながらに訴えるセリフ。ガチの師弟関係の様々な感情が溢れ出る瞬間だった。

カットがかかった後に小松に身体を支えられながら「師匠、楽屋まで送らせてください」と言われた出島は一言、「小松、お前の芝居はでかすぎる」と言い、それに対して小松はこう返すのだった。「師匠譲りですよ(笑)」と。

いがみ合っていた共演NGの関係で、かつての師匠の時代劇スターゆえの芝居を「でかすぎる」と批判していた小松が、である。全て市原の掌の上で転がされている感は、どうにも悔しいが、なんて良い場面なんだろう。

そして、そんな感動的なやりとりに「役が抜けない」と号泣する瞳は、撮影後に車の中で英二にすがりつく。しかし、同じ駐車場にはその現場をスマホで撮影しながら「面白くなってきたわ」と怒りの炎を燃やす英二の妻(山口紗弥加)の姿が......。

盛り上がりまくっている同作は、なんと次回が最終回。こんなに良いところで!?と、普通に『コロ愛』ファンになっている自分に気づく。ちょっと早すぎませんか。

(文・田幸和歌子/イラスト・まつもとりえこ)

【第6話(12月7日[月]放送)あらすじ】※10分拡大
出島徹太郎(里見浩太朗)の役者魂を目の当たりにし、役が抜けず涙が止まらない大園瞳(鈴木京香)と遠山英二(中井貴一)の姿を見ていた遠山雪菜(山口紗弥加)は、2人に疑惑の目を向け、怒りをにじませていた...。

一方『殺したいほど愛してる』の撮影は終盤に差し掛かっていたが、また新たな問題が。最終話の台本のラストシーンが白紙のまま原稿が届かないのだ。現場スタッフは準備もできずに困惑...。しかも、アイドル女優・内田梢(小野花梨)はストーカー被害に悩まされ、新たなトラブルが発生する。

そんな中、英二と瞳は、それぞれの所属事務所社長のマーク野本(リリー・フランキー)、古川しおり(猫背椿)から意外な報告を受け驚く。

さらに、プロデューサーの元に届いた一枚の写真が最大のピンチを招く事に...。

そんな混乱を抱えたまま、ラストシーンの撮影ギリギリのタイミングで、ようやく市原龍(斎藤工)から台本が届く。しかし、そこに書かれていた場面は、英二には絶対に許すことができない「過去の事実」にそっくりの内容だった――。

果たして市原が最後に仕掛ける企みとは...?25年ぶりの共演となった英二と瞳のドラマは、無事クランクアップの日を迎えることができるのか?

◆放送情報
『共演NG』
毎週月曜22:00からテレビ東京で放送中。
地上波放送終了後、動画配信サービス「Paravi」で配信中。