――出演が決まったときのお気持ちを教えてください。

まさか山里さん本人役で自分のところにオファーが来るなんて想像もしてなかったのでびっくりしました。前に飲みの席で奥様とご一緒してる時にご挨拶したくらいで・・・お会いできてないので、撮影が終わってからでもお会い出来たらと思っています。

――今回、民放ドラマ初主演ということですが、何か気負いみたいなものはありましたか?

あまりなかったです。撮ってる時はそういう意識がなくて、後から「あれ、俺民放で主演は初めてじゃね?」と気付いた感じでした(笑)。

――"山里さん"の役作りはどのようにされたのでしょうか?

山里さんのものまねにならないように、ドラマとして成立するように心がけてました。山里さんをあまり意識することなく、"山里"という役として掘り下げて作っていったという感じです。赤メガネをかけると似てるといわれるのですが、"山里さん的要素"は赤メガネのみです。なので、赤メガネ姿を楽しんでいただければと思います(笑)。話によって、妄想の内容によってキャラクターも変わってくるんです。仕事や状況、人間性も変わったりするので・・・演じる上で一貫したものがないというので難しさもありましたが、そこが楽しい部分でもありました。

――最初に台本を読んだ時の感想は?

最初に何話分かを拝見したんですけど、どれも全く違う毛色の妄想が展開されていたので驚きました。最終回まで毎回どんな妄想が出てくるんだろうとワクワクしました。本当に毎話妄想のタイプが違うんです。バラエティに富んでいて、これは書いていても楽しそうな作業だなと思いました。どんなものが作れるか楽しみでしたね。

――特に印象的なエピソードは?

どれも印象的でしたけど・・・その中で自分が本番中に素で笑ってしまったのが、池田エライザさんの回でした。特殊な状況の中で出会うんですけど、その出会い方がすごくツボに入ってしまって(笑)。皆さんにも楽しみにしていてほしいです。

――山里さんが書かれた妄想の印象は?

学生の役が多くて、「あれ、また学生服着るの?」と思うことが何度かありましたね(笑)。どれだけ学生時代にコンプレックスがあったんだろう・・・と思いました。そこまで自分を卑下しなくてもいいのにとも思いました。負の力というか、そういうのを面白おかしく書けるのはすごいし、ヒロインと"山里"のネガティブとポジティブのバランスがとても良いなと思いました。ちゃんと引っ張り合っている関係性で面白かったです。

――この現場で驚いたことは?

本当にどの作品もどの話も全然違う話で、僕以外は出演者の方も違うので、何本もの短編映画を撮っているような気持ちでした。とにかくスタッフさんが大変そうでした。それぞれの作品テイストが違うので。

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――作品を通して伝えたいことは?

プロデューサーさんが常々、「嫌なことがあったら妄想に逃げて良い。現実逃避は最強で最高だ!」と仰っていて、まさにそうだなと思ったので皆さまにもそう感じていただけるような作品にできればと思っています。

――仲野さんは妄想したりしますか?

ふとした時にしてる時はありますね。意識的に妄想することはないんですけど、気付いたら(笑)。例えば、すごくおいしいものを食べたり、外国に行って旅してるような・・・妄想というよりは想像に近いと思うんですけど。山里さんみたいに誰か特定の人を思い浮かべて、ディティールもきちんと思い描く・・・という事はないです。

――改めて、本作の魅力は?

各話素敵なヒロインが来てくれて、山里さんの突飛な妄想にヒロインの方々が巻き込まれるような感じになっているんですが、それが他のドラマでは観られない可愛さや魅力を引き出してくれていると思います。女性監督が撮られているのでより綺麗に映っているのでより引き立っていて。4人監督がいらっしゃるんですけど、2日ごとに監督が変わって毎回全然違う作品を撮っているような気分で楽しかったので、ぜひ皆さまにも楽しんでいただきたいです。

――最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。

深夜寝る前に観るのにちょうどいい作品になっていると思います。「嫌なことがあったら妄想に逃げて良いんだ、現実逃避は悪いことじゃないんだ!」と山里さんが強いメッセージを込めていて、ドラマでもその思いが放たれていると思います。観ながら一緒に妄想していただけたらうれしいです。

◆番組情報
ドラマ24 第60弾特別企画『あのコの夢を見たんです。』
2020年10月2日(金)深夜0:12よりテレビ東京系にて放送開始。
(※テレビ大阪のみ、翌週月曜深夜0時12分から放送)
地上波放送後には動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信する。
(C)「あのコの夢を見たんです。」製作委員会