【前編はこちら】『キワドい2人-K2-』関水渚、山田涼介&田中圭は「お兄ちゃんみたいな存在」

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――物語ではマジメな刑事、神崎(山田涼介)と破天荒な刑事、黒木(田中圭)の異母兄弟がバディを組んで凶悪事件に立ち向かっていきます。関水さんは神崎タイプですか?それとも黒木タイプ?

私に近いほうですか? う~ん、直感力もないし、破天荒でもないし。でも神崎さんのほうが近いかもしれません。あそこまで生真面目ではないんですけど、どちらかと言われると神崎さんですね(笑)。

――では、好きな男性のタイプは?

黒木さん。大人の余裕のあるところは頼りになりますし、そこがカッコイイと思います!

――関水さんご自身についてもっとお伺いしていきたいと思います。まず女優を目指されたきっかけは?

ドラマ『リッチマン、プアウーマン』(フジテレビ系)で、今は事務所の先輩でもある石原さとみさんの演技を拝見して「女優をやりたい」と思ったんです。本当にすごく素敵で憧れました。それが14歳のとき。でも母親には当時、大反対されました。今は私の活動をとても応援してくれているんですけどね(笑)。

――そして映画『町田くんの世界』で14歳のときの夢を実現させました。でも女優デビュー作が、いきなりの主演!

何度目かのオーディションで細田(佳央太)くんと一緒に呼ばれて。そこでお芝居をしたら監督が「いいんじゃない」って言ってくださって決まりました。そのとき1年以上、オーディションを受けていて、ひとつも受からず・・・。「なかなかうまくいかないなぁ」と思っていたので、すっごくうれしかったですね。映画に出られるんだ!って。ただしばらくしてから「私で大丈夫?そんな器もないし、自信もないし」って不安過ぎて撮影が始まるまで、毎日眠りが浅かったです。

――そのときのお芝居を今、ご覧になると?

よく映画に出られたなって思います(笑)。でも、逆にあのお芝居はもう二度と出来ないモノだとも思っていて。初めての芝居だからこそ、良かったのかもしれません。

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――まだ女優になって日は浅いですが、自分が変わったなと実感することはありますか?

お芝居はホントにまだまだですし、これからもっともっと頑張っていきたいと思っているんですが、ちょっとずつ自分のことが好きになれるようになれました。そこが成長といえば、成長している部分かもしれません。

――以前はあまり自分が好きじゃなかったんですか?

そうですね。昔から人付き合いが苦手で。小学生のときなんか、人付き合いが下手というレベルでさえなくて・・・習い事をしても人に話しかけられませんでしたし。会話も上手にできなかったりで、どんどん自信を喪失してしまって。

――何か自分を好きになったきっかけはあるんですか?

1年ほど前、映画『町田くんの世界』が公開して、テレビに少しずつ出られるようになって。ひたむきに頑張っている自分の姿を見て「あ、いいかも」って思い始めました。あと、映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の撮影中に長澤まさみさんに人間関係について相談したことがあるんです。そうしたら「渚ちゃんを好きだって言ってくれる人は絶対にいるから、そのままでいいんじゃない」って言ってくださって。その言葉がすごく突き刺さって、心がとても楽になったんです。

――ちなみに元々、ドラマっ子だったんですか?

はい。好きなドラマは再放送で見た『オレンジデイズ』。妻夫木(聡)さんがカッコイイですし、海で告白するシーンも好き。耳が聞こえなくても思いは伝わるんだって、とても感動しました。あと『花より男子』は小学生のときに友だちのお姉ちゃんと一緒にリアルタイムで見ていて、大好きなドラマです。

――最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

見てくださる方たちが明るくなれるようなドラマになっています。強行班係の方々の活躍はもちろん、私もいろいろな格好をして出てきますので、そちらもお楽しみいただけたらうれしいです。

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(文・撮影:MAIMAI)

スタイリスト:亘つぐみ@TW
ヘアメイク:伏屋陽子(ESPER)

◆番組情報
金曜ドラマ『キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木』
毎週金曜22:00からTBSで放送中。
地上波放送後には動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で配信。
ジェシーが主演を務めるParaviオリジナルストーリー『キワドくなりたい男』も独占配信中だ。

(C)TBS