本作の主人公はとある過去が原因で「清貧」という価値観で生きるアラサー⼥⼦・九⻤玲⼦(松岡)。金銭感覚が独特で、お金の価値ではなく、自分が愛する"モノ"の本質を大切にして暮らしている。そんな玲⼦と、玲子が勤めるおもちゃメーカーの御曹司・猿渡慶太(三浦春馬)という⾦銭感覚が両極端な2人が出会い、ひょんなことから玲子の実家に慶太が住み込むことになるという、おカネ修⾏を通してひと夏の恋物語が繰り広げられる"じれキュン"ラブコメディを金曜ドラマ『凪のお暇』(2019年)を手掛けた大島里美の完全オリジナル脚本で描いていく。

第2話ではテニスシーンが描かれるが、その場面の監修を元テニスプレーヤーの杉山愛が担当することに。意外にも連続ドラマでのテニス監修が初めてという杉山だが、リアルなボールの球筋やラケットの向きなどの細かな演出や、それぞれの役にあったフォームなど細かく指導。松岡演じる玲子は小さいころは海外遠征まで行くレベルのテニス少⼥だったという役どころだが、松岡自身は実際にラケットを握るのはほぼ初めてで、杉山と練習日を設けてから撮影に臨んだという。

撮影は終始和気あいあいとした雰囲気で行われ、杉山の監修によるリアリティのあるなかにも、くすっと笑えるテニスシーンとなった。普段の玲子とはギャップのあるプレー姿に注目だ。

以下、杉山、プロデューサーのコメントを紹介。

◆杉山愛
私はドラマの撮影の現場が初めてなので、緊張感もありましたが、すごくわくわくしました。そんななかで私がテニス指導をしたのですが、皆さんすごく吸収が早いのでビックリしました。
テニスのプレーシーンでは、こちらが求めた動きを、かなりレベルが高いことを言っても応えてくださり、ダブルスの雰囲気も真剣なところと愛を育むところの強弱があって、見ていてとても楽しめると思います。
松岡さん演じる玲子さんはすごくキャラがおもしろくて、真剣にテニスをしているシーンでもひしひしと伝わってきていて、そこが上手に表れているかなと思います。真剣な眼差しだったり決定力あるストローク力、プレー力、すべての技をしっかりと伝授出来ていると思いますので、皆さんのテニスプレーにぜひ注目していただけたらと思います。

◆東仲恵吾プロデューサー
玲子にとってテニスはとても重要な意味を持ちます。
この物語のまさに核となるテニス。
この部分は、なんとしても世界と対等に戦ってきた方にリアルな世界を作るお手伝いをお願いしたいという想いがあり、ダメもとで杉山愛さんにお願いしたら、まさかのご快諾をいただけました。
所作はもちろんのことですが、なによりトッププレーヤーとして戦ってきたメンタリティや生きる姿勢がとても勉強になりましたし、玲子というキャラクターにさらなる深みを加えてくれました。
渾身のテニスシーンも是非ご注目ください。

松岡茉優主演の火曜ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』は9月15日(火)22:00からTBSで放送開始。地上波放送後には動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で配信される。また、北村匠海主演のParaviオリジナルストーリー『恋の切れ目がおカネのはじまり?』も配信開始予定だ

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