動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、2020年10月7日(水)深夜0:58からテレビ東京で放送開始するドラマパラビ『だから私はメイクする』が10月2日(金)21:00から独占先行配信されることが決定した。メイクを通して浮き彫りになる「社会」や「自意識」と闘う女性たちの悲喜こもごもを描いた本作。主人公の美容部員役はドラマ初主演となる神崎恵が務め、レギュラーキャストに志田彩良、吉田朱里が決定している。

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本作は、シバタヒカリによる同名コミックが原作で、『浪費図鑑』で知られるオタク女性4人組・劇団雌猫によるエッセイ集「だから私はメイクする」を原案とし、「FEEL YOUNG」にて連載され多くの女性に支持されている話題作だ。自分のメイク道を極め続けるうちにあだ名が「マリーアントワネット」になった女性、職場の男性たちからされる「見た目へのアドバイス」にうんざりしている女性、仕事で多忙な日々を送る中で自分を奮い立たせるためにコスメに大金を投じる女性など、人それぞれの「メイクをする理由」を描くことで、現代をたくましく活きる女性たち(時には男性も)のさまざまな姿を描き出していく。

主人公であるコスメショップのビューティーアドバイザー(BA)・熊谷すみれは"美のカリスマ"として知られる美容家・神崎が務め、新人BA・近藤芽衣役に志田、その長輩BA山本織香を吉田が演じるという。また、脚本にはアニメ『HUGっと!プリキュア』(ABC朝日放送テレビ)のシリーズ構成などを手掛けた坪田文が起用され、監督をふくだももこ、山中瑶子、岸本鮎佳など若き女性監督たちが勤めることも決まった。ドラマでは、毎話ゲスト主役が登場。キャストは後日発表される。

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以下、キャスト、原作者、原案者などのコメントを紹介。

◆神崎恵
――ドラマパラビ「だから私はメイクする」のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。
ドラマや映画には作る側として関わりたいと思っていましたが、出演ということで驚きました。
ですが、美容の素晴らしさをまた違う角度でお伝えすることができるかもしれない。と思い挑戦することを決めました。
――台本を読んでみての感想をお聞かせください。
台本の中には、「美容」においてわたしが大切にし、伝えたいと思っていることが多く並んでいうなずくことが多くありました。
――熊谷すみれの役どころについてはどう感じましたか?
言葉の語尾は違えど、思っていることも、言葉も重なる部分が多く。
自分ではないけれど、自分のような、不思議な感覚でした。
――役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。
演じることの前に、共演者やスタッフのみなさんの足手纏いにならぬようと思っていました。が、とにかく自分のできることを精一杯ということにつきるな。と。気負いすぎず、普段どうりの心持ちでセリフの一文字一文字を大切にしたいです。
――視聴者へのみどころなどメッセージをお願いします。
メイクの楽しさ、美容のすばらしさを感じていただけたらと。欲張りは言わず、ただそれだけです。たった1本の口紅がくれる自由、たったひとつのファンデーションがくれる自信。限りなく、可能性しかないメイクという力を楽しんでいただけたら嬉しいです。

◆志田彩良
――ドラマパラビ「だから私はメイクする」のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。
普段からメイクが大好きなので、お話を頂いた時とても嬉しくてすぐに原作を読みました。毎話メイクによって生まれ変わっていく女性たちが本当にキラキラしていて、見ている私まで自信をもらってしまって、このキラキラな一員になれるんだ︕と撮影が楽しみで仕方なかったです。
――台本を読んでみての感想をお聞かせください。
知っているコスメブランドが沢山出てきて、次は何のコスメが出てくるんだろう︖と台本というより、お気に入りの雑誌を読んでいる感覚に近く、わくわくしながらページをめくっていました。
――近藤芽生の役どころについてはどう感じましたか?
真面目で真っ直ぐで目の前の事に一生懸命になれる子。だからこそ一喜一憂したり、思っている事がつい出てしまったり。だけどしっかり周りが見えている。人に見られているとか見られていないとかそういうのは芽生にとってはあまり関係なくて、常に正しい姿勢で仕事に取り組んでいる。そんなところがとても魅力的でかっこよくてきっと、近くに芽生がいたら私のモチベーションまで上げてくれそうだなと思いました。
――役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。
職業に就いている役を演じるのは今回が初めてなので、とても新鮮な気持ちです。BAさんのお仕事に関しては分からない事が多く、現場で学ばせて頂く事が沢山あると思うのでそれが楽しみでもあります。熊谷さん、織香さん、先輩お二人の下で楽しみつつ自分自身も芽生と一緒に成長できたらなと思います。
――視聴者へのみどころなどメッセージをお願いします。
メイクをすると少しだけ自分に自信が持てたり、新しいコスメや、色使い、その日の服や気分でほんの少しメイクを変えるだけで、気持ちまで明るくなれる。私自身、メイクに出会ってより、おしゃれが楽しくなりました。そんなメイクのわくわくやドキドキを楽しみつつ、それぞれの成長を一緒に見届けて頂けたら嬉しいです。そして、毎話、素敵なゲストの方々が登場しますのでそちらもお楽しみに︕

◆吉田朱里
――ドラマパラビ「だから私はメイクする」のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。
まさかのドラマのオファーにびっくりで、なんのドッキリかと思いました(笑)。でも役の山本織香のキャラクターを聞いて、自分に似ているところや、共通点が多くてなるほど! やりたい! と思いました!
――台本を読んでみての感想をお聞かせください。
私は普段からコスメのプロデュース業もやってるんですが、最近コスメを考えるときに、女の子がメイクする時の気持ちや、メンタルに寄り添えるようにってことをすごく考えて作ってるので、物語の内容がその私の感覚になんだかすごく似ているというか・・・今このタイミングでこの作品に携わらせていただけて、なんだかすごいご縁を感じました!!
――山本織香の役どころについてはどう感じましたか?
ちゃきちゃきした、関西弁で美容大好きでYouTuber。え? 私やん! と思いました!
台本をずーっと読んでると、強いと見せかけて意外と気にしいなとこだったり、本当に私とよく似ていて、自分のことみたいだなーってすごく感じました!
――役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。
演技の経験はあまりないのでとても不安ですが、自分が美容が好きでそれをお仕事につなげてたくさん感じてきたこともたくさんあるので、ドラマ、役を通してそれを伝えられたらいいなって思います!
――視聴者へのみどころなどメッセージをお願いします。
可愛くなりたい!と思っている人は、いろんな思いを背負ってたくさん悩んで努力してると思うんです!可愛くなるための努力は大変だけど、特別な楽しさがあると思います。それをこのドラマを通してもっと知ってもらえたら嬉しいです! 是非たくさんの方に見ていただきたいです!

◆原作・シバタヒカリ
漫画家をやる中での遠い夢の1つとしてあった「メディアミックスされたい」という事がんなに早く叶うとは! とても嬉しいです!
ドラマならではの要素も沢山あるので楽しみにして頂けたらと思います︕

◆原案・劇団雌猫
「みんな、どんな気持ちで日々のメイクや服を選んでるんだろう︖」
何気ない疑問から始まり、さまざまな方に協力してもらって出来上がったエッセイ同人誌。それが書籍になり、コミカライズされ、今度はドラマになるなんて、私たち自身も驚きました。書籍『だから私はメイクする』では、こんな序文を掲げていました。
「『自分がどうありたいか』を知るために、私たちは今日もおしゃれして、‟社会"という名の戦場へ向かう。」
自分のために、社会のために、何かを探して・・・。女たちが「メイクする理由(しない理由も!)」が、ドラマを通じてさらに多くの方に伝わるのが楽しみです。私たち4人も、毎週わいわい視聴したいと思います。

◆祖父江里奈プロデューサー
デパートのコスメフロアを眺めてみると、最近、男性モデルの広告が増えてきたなと思います。「これは男性向け商品です!」と取り立てていうでもなく、何人かいる女性モデルの中に一人男性が自然な形で混じっている感じ。もはや「メイク=女性のもの」という考え方は古いのだと思います。しかしそれでもやはり、メイクは多くの女性にとって喜びでもあり、枷でもある存在です。それは「女性はメイクして当たり前」という古くからある発想が今なお広く、深く根付いているからでしょう。女性として生きる限りその呪縛から逃れるのは難しいことです。
だからこそこの作品では、あらゆる人のメイクとの向き合い方・関わり方をすべて肯定し、何一つ否定することなく描いていこうと思いました。原作コミックは1話完結のオムニバス形式ですが、どの話の主人公も、それぞれに悩みを抱えながらも明るく生きていく選択をします。その底抜けの前向きさが多くの人に支持される人気の理由なのは間違いありません。
そんな原作をドラマ化するのに素晴らしい才能が集結してくださいました。脚本の坪田さんは実はかなりディープなコスメマニア! 脚本の中に登場するコスメの知識はすべて坪田さんご本人から発せられたものです。チーフ監督のふくだももこさんは才能があるだけでなく、常に明るくて優しい素敵な女性です。まさにこの作品を象徴するような人だと思います。そして美容家の神崎恵さん。美容の知識はもちろんですが、悩めるお客さんに優しく寄り添うような物腰は原作の熊谷さんそのもの。特に神崎さんの声がいいんです!優しくて包み込むように柔らかい。発せられるそのアドバイスに身を預けたくなってしまうこと間違いなしです。
多くのコスメブランドにご協力いただき、リアルな商品がたくさん登場します。観れば明日からのメイクの役に立つこと間違いなしです。ぜひ御覧ください!

(C)「だから私はメイクする」製作委員会
(C)シバタヒカリ著『だから私はメイクする』(祥伝社フィールコミックス)
(C)劇団雌猫・編『だから私はメイクする』(柏書房)