【前編はこちら】『Oh!ベイスターズ』今井翼の"横浜"愛!「今でもドキドキワクワクする」

――『Oh!ベイスターズ2020』では、これまで、新キャプテンの佐野恵太選手などインタビューをしてきましたが、どなたか印象に残っている選手はいますか。

どの選手も素晴らしいのですが、先日、お話を聞いた石田健大投手の言葉や表情は胸に来るものがありました。石田投手は冷静なイメージがあるのですが、一方で昨シーズンから選手会長を務め、また今年で6年目ということもあってか、すごく熱いものを感じられることができたんです。
昨年は先発をやり、なおかつ中継ぎをやるなど、かなり難しい仕事をしているのに、それを表に出すことなく淡々とこなしていました。そんな誰にも真似のできない経験が、石田投手をすごく強くさせているのかなって感じています。

――チームは今シーズン連敗するなど苦しい状況もありましたが、強力打線を軸にした戦いぶりをどのように見ていますか。

今シーズンは新旧の選手がすごく連動したチームになっていると感じています。まずはベテランの梶谷隆幸選手が1番・センターを務めていますが、さすが高ポテンシャルの選手、かなりいい成績を残しチームをリードしています。そこに繋がる2番の新外国人選手であるタイラー・オースティン選手の打撃力はすごいですね。怪我がありましたが、十分期待できます。そして過去2年連続ホームラン王になったネフタリ・ソト選手もまったく色あせることがない実力を見せてくれます。さらに4番は新キャプテンの佐野選手。繋ぐバッティングを4番がしているということでチーム全体に対して、いい効果が生まれているのかなと感じています。

――確かに機能するとリーグナンバー1の打線だと思います。では今シーズンのキーマンは誰になると思いますか。

ピッチャーはやはりエースである今永昇太投手でしょうし、先発の中心選手として非常に期待しています。また個人的にはルーキーの坂本裕哉投手にも注目しています。6月25日のデビュー戦での投球には本当に驚かされました。6イニングを投げて被安打1。ものすごいポテンシャルを感じましたし、今後に期待できるものだと思いました。

――ここ数年、ドラフト上位の大卒ピッチャーが活躍するのがベイスターズの特徴です。

素晴らしいことですよね。1年目のルーキーが結果を出すのは、今やひとつの伝統になっていますし、さらに2年目、3年目と進化してくれることが、投手陣の厚みに繋がっていくと思います。本当、これだけドラフト上位のピッチャーが活躍するというのは組織として機能しているんでしょうね。

――では打撃陣のキーマンは?

長距離砲もいれば、中距離砲もいて、つなぐ役目のバッターもいるなか、単にパワーでもっていくような打撃陣ではなく、今シーズンはそれぞれの個性が発揮されていると思いますね。その中でもとくに4番を打つ佐野選手には、すごく期待をしていますし、実際その期待を上回るだけの成績を残しています。これから益々楽しみですよね。

――佐野選手は、4番とキャプテンという昨年まで筒香嘉智選手が担っていた重責を任されていますね。

本当に大変なところを任されていると思いますし、プレッシャーに屈することなくやっている姿はすごいと思います。ただ、それができる実力のある選手だということを、(アレックス・)ラミレス監督だけではなくチームメイトが認めているからこその抜擢でしょうし、今の立場だと思うんです。ぜひ頑張ってもらいたいですね。

――ラミレス監督は5年目となりますが、今井さんの目から見てどのような指揮官に映っていますか。

想定外の起用や戦術をする監督ですし、いろいろ批判を浴びることもあるようですが、スポーツというのは結果論なので、奇策と呼ばれる判断が議論を呼ぶのは当然だと思います。それで結果を出すことができれば正しい判断なのでしょうし、そこは期待をしてしっかりと見ていきたいですね。あとは一軍で活躍している選手だけではなくて、これから芽を出すであろう若い選手がたくさんいますから、将来を見据えてそこも大事にしてほしいですね。

――シーズンはこれから暑い季節を迎えますが、今井さんとしてはベイスターズにどんな戦いをしてもらいたいですか。

新型コロナウイルスの影響により世界中が大変な事態になっています。プロ野球も影響を受け試合数が制限され、また決まった期間で試合をしなければいけないということで普段なら中止になってしまうような荒天の中でも試合が開催されることも多々あると思います。その場合、選手のコンディション作りがかなり難しくなってくると思うので、とにかく怪我などに気をつけて欲しいですね。

ただ今の横浜なら、これまで築き上げてきた経験や新しく加わった選手たちの鼓舞により必ずファンの方々が望む結果を達成してくれると信じています。コロナ禍で今後語り継がれるであろうシーズンに横浜が優勝をし、ファンに勇気を与えて欲しいです。これまで選手もファンも苦しい思いをしてきましたし、いよいよその経験をプラスに転じる時が来たのではないかと考えています。ピンチをチャンスに。各選手が与えられた仕事をこなし実力を発揮して欲しい。それができるチームだと信じています。

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――では最後に番組を視聴しているファンの方々にメッセージをお願いします。

この番組でしか描けない選手の素顔であったり、チーム関係者の想いなどをあますことなく伝えていきたいと思っています。あとファンであればたまらないシーンなど、これでもかというぐらい見ることのできる番組ですので、ぜひチェックしてもらいたいです。僕も1人のファンとして、"横浜愛"を胸に皆さんと一緒にこの番組を通じて応援していきたいと思います。シーズン最後はぜひ皆さんと一緒に喜びたいですね。

(取材・文:石塚隆)

◆番組情報
『Oh!ベイスターズ』
毎週金曜深夜2:55からTBSで放送中。
動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも放送版&配信版オリジナルが配信中。
(C)TBS