佐藤二朗が主演する『浦安鉄筋家族』(テレビ東京)の第六話が、5月15日に放送された。
今回は、原作『浦安』のエピソードに加え、さまざまなテレビ東京の人気番組コラボがてんこもりの"テレ東祭り回"である。

裕太(キノスケ)をおじいちゃんに預けられることになった順子(水野美紀)は、大鉄(佐藤二朗)と夫婦水入らずで外食へ出かけるも、共にノープランで、なかなか店を見つけられないでいた。

そこでまず登場するのが、「知ってる! 『孤独のグルメ』でやってたわ~」(順子)「アド街の浦安特集でもやられてたわ」(大鉄)という有名店「羅甸(らてん)」。しかし、大行列のため断念し、次に向かった店は「豚のエリーが逃亡し、食材不足のため」臨時休業・・・逃亡中の食材・エリーについて、二人は延々とピー音だらけの会話を繰り広げていく。
そんな中、次に向かったのは、大鉄が「ガキの頃によく行ってた洋食屋」だが、そこは更地になっており、最終的に2人が辿り着いたのが客が1人もいない中華店「青山餃子房」だった。しかし、これがとんでもない店なのだ。

店主(松尾諭)は無理やり巨大チャーハンを出し、大鉄が食べきれたら1万円、残したら罰金1万円の大食いチャレンジをさせられるハメに。

中華屋のテレビには大食い番組が映し出され、『TVチャンピオン~大食い王~』の名物レポーターだった中村ゆうじ本人と、大食いYouTuberのDracö(ドラコ)も出演していた。ちなみに、二人が共演するのはおそらく初めて。パラレルワールドでの『TVチャンピオン』なのかもしれない。

さて、肝心の巨大チャーハンだが、味はまさかの「砂」という激マズ具合で、順子が大沢木家の味に作り替えるが、さらに巨大ラーメン、巨大餃子も登場。小鉄がやってきて「父ちゃんはポリバケツだ!」と暗示をかけたり、桜がミキサーを持ってやってきて「ラーメン泥」を作ったり、しまいには大鉄がタバコをおかずに食べ始めたり、というグチャグチャな戦いになる。この展開、まさかの原作超えのアレンジだ。しかも、件の「激マズ中華店」は実在の店というから、二重にびっくり(※ちなみに、「本当はすごく美味しいお店です」と公式Twitterがつぶやいている)。さらに、イイ話になりかけて拍子抜けしたところに、意外なオチ&冒頭の伏線回収が待っていた。

数々のテレ東コラボや、地元の全面的協力のもと、「大沢木家」のチームワークもますます盛り上がってきた第6話。

残念ながらコロナ禍の影響で撮影がストップし、放送はここで中断。次週からの『勇者ヨシヒコと魔王の城』を観ながら、放送再開できる日をゆるゆるテキトーに待ちたいものだ。

(文・田幸和歌子/イラスト・まつもとりえこ)

【第7話あらすじ(放送日未定)】 今日は大鉄(佐藤二朗)と順子(水野美紀)の結婚記念日!
こんな日ぐらいはしっぽりと、夫婦で楽しい晩酌を・・・そんな願いで順子はお酒 "山田誉" を用意するが・・・しかし、フタが開かない!
何が何でも大鉄と晩酌がしたい順子は、賞金や賞品をかけて皆を奮起させ、開けさせようと試みるがその噂を聞きつけた仁親子やマザーファイト協会のママ達など、ご近所中の人達が集まってきて・・・!??
次々とチャレンジャーが現れ、気付けば『山田誉』VS浦安市民に・・・!!
死闘必至のフタ開けチャレンジ!執念のゴングが大沢木家に鳴り響く!

◆番組情報
『浦安鉄筋家族』
動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で1話から配信中。