毎週金曜深夜0:52からテレビ東京ほかで放送、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で配信中の安達祐実主演ドラマ『捨ててよ、安達さん。』。本作は安達が主人公「安達さん」を演じ、女性誌の連載企画の依頼を受けたことをきっかけに自身の代表作がダビングされた"完パケDVD"を始め、さまざまな"捨てられないモノ"を整理する姿を描いている。そのシュールな世界観と安達さんと"モノ"たちによるやり取りが注目を集めている本作の漆間宏一プロデューサーにインタビュー。ドラマ化のきっかけや撮影の裏話などを聞いた。

――本作のドラマ化のきっかけを教えてください。

1年半前から考えていました。SDPの加藤さんと「モノが捨ててほしいって訴えかけてきたら面白いよね」ということから始まって、話を進めていく中で「せっかくならご本人役で俳優さんに出てもらって、その俳優さんにまつわるモノが訴えてきたらより面白いだろう」ということになったんです。

ご本人役を演じていただくなら視聴者の方にプライベート含めて浸透している方が良いなと考えていて、そういう面で安達さんにぜひ!という話になったんです。芸歴36年で、年上の世代の方には子役のイメージがあり、最近ではメイクとかファッションのイメージも強くて若い方にもファンの方がいて、幅広い層の方々に良く知られている方なのでまさにぴったりだなと。

ドラマ化が決まってから監督や脚本家さんと共に安達さんと打ち合わせをさせていただいたんですけど、その時に安達さんの奥が見えるドラマになると確信できたので、安達さんにお願い出来て良かったなと改めて思っています。

――実際に撮影してみて手応えはいかがでしたか?

ドラマなりの安達さんを演じていただくというのは大変だったかと思います。本人だと言わないであろうというセリフがありつつも、実際にご本人が行っている寝る前に体をほぐしたりするルーティンなども反映していたりして、リアルなところリアルじゃないところを織り交ぜてドラマなりの安達さんを作り上げています。それを安達さんは見事に表現されていて本当に素晴らしいなと思いました。

――ドラマに出てくる"モノ"たちは実際に安達さんに関係しているんでしょうか?

安達さんとの打ち合わせでプライベートなお話を聞かせていただいて、「大事にしているものや捨てたいものなど、」安達さんとモノについて聞いたりしていました。全12話あって、全部が全部と言うわけではないのですが、例えば第1話に登場したDVDは、関係者の方から実際に安達さんへ送られてきたというのを聞いてお話の中に登場させていただきました。実際に捨てているモノではないことも、色々とお話を聞かせていただいて、DVDみたいに「これならお話作れそうだね」というところから膨らませていきました。

――特に印象的なキャラクターなどは?

各話豪華なゲストの方々がいらして、皆さんとても魅力的なんですけど、僕的には謎の少女役の川上凛子さんがとても印象的だったなと思っています。現場では「凛子先生」って呼ばれていて、積極的に話をするわけではなく結構受け身なんですけど、不思議とみんな話しかけたくなるような大人を惹きつける何かがある子だなと。各話の会話の潤滑油にもなる役柄なんですけど、カメラが回っていないところでも潤滑油になってくれた印象でした。

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――モノ視点で話を書くのは難しそうだな・・・と感じたのですが、どう仕上げていったんでしょうか?

最初のアイデアや世界観はプロデューサー陣で作っていったんですけど、話を具体化していくところは脚本の下田悠子さん、大九明子さんに見事に仕上げていただきました。妄想の部分が多いとは思います。「このモノだったらこう言う風に喋ったら」とか「こう訴えてきたら面白い」とか、いろんな意見を交わして作り上げていきました

第2話だと輪ゴムとレジ袋が付き合っていたり(笑)、「そこ繋がるんだ!?」っていう展開もあるんですよね。真剣だけじゃないというか、気合入れてみていただくような時間帯でもないので、ぼーっと見ながら楽しんでいただけるようにそういう緩急というのはすごい大事にしています。

あと、各話でゲストの方々がモノを演じるということをすごく気合を入れてやってくださっていて、コスプレではなく、モノの代弁者として演じていただいています。真剣な訴えの中にコミカルな要素もあって、それが安達さんの奥を探っていくものになっているんですが、"モノ"役の皆さまが見事にそれぞれの役割を監督と共に仕上げてくださいました。皆さん、"モノ"を演じることを面白がっていただいたかなと思います

――ちなみに劇中に出てくるマネジャーさんなどはご本人でないんですよね・・・?

ご本人ではなく俳優さんです(笑)。でも、テレビ東京での放送の時にはエンディングが終わった後に、「パラビで配信中です!」というのをお知らせするミニVTRがあるんです。そこで「安達さん安達さん」と安達さんに声を掛けていらっしゃる方がいるんですけど、その方は実際のマネジャーの方です。せっかくなのでご本人も出ていただこうと。

メインビジュアルを撮ってくださったのも安達さんの旦那さんである桑島智輝さんにお願いしていて、スタイリストも馴染みのあるスタイリストさんに担当していただいたりしてるんですけど、ご本人役でリビングとか家のシーンなので自然体でいられるための環境にも貢献いただきました。。

――ありがとうございました。視聴者の方へ最後にメッセージをお願いします。

ぼーっと見ていただければいいなと思っているのですが(笑)、捨てられないモノって身近なものだと思うので、そういうものを思い出すきっかけになればいいなと思っています。また、安達さんの"知られざる一面"を見つける旅でもあるので、最後までお付き合いいただければと思います。

◆番組情報
ドラマ25『捨ててよ、安達さん。』
毎週金曜深夜0時52分からテレビ東京ほかで放送中。
動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、放送1週間前から先行配信中。

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【5月8日[金]放送 第4話あらすじ】
女性向けのライフスタイル雑誌の編集者から"毎号私物を一つ整理してほしい"という企画の依頼を受けた安達さん(安達祐実)。ある日安達さんの元へ遠い親戚だという光代おばちゃんから手作りの大きな時計が届く。お礼の手紙を書こうと筆を執ったが、あまり進まず・・・。悩んでいるうちに眠ってしまった安達さんの夢の中に光代おばさん手作りの時計・ミツヨ(片桐はいり)が現れる。そして、今まで知らなかった意外な事実を知る!

【公式HP】https://www.tv-tokyo.co.jp/suteteyo_adachisan/
【公式Twitter / Instagram】@suteteyo_adachisan

(C)「捨ててよ、安達さん。」製作委員会