TBSで毎週金曜夜10:00から放送中の伊藤英明主演ドラマ『病室で念仏を唱えないでください』のオリジナルストーリー『病室で念仏を唱えないでください~サトリ研修医・田中玲一~』が動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で独占配信中。3月6日(金)に配信する第8話に、ゆうたろうがゲスト出演することが決まった。何度も病院にやってきては検査前に「治った」という"オオカミ少年"な患者・山内を演じるゆうたろうに、撮影時のエピソードやオリジナルストーリーの主演を務める片寄涼太の印象、役者としての今後の目標などを聞いた。

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――オリジナルストーリーへの出演が決まった時のお気持ちは?

台本を読んで面白そうな役だったので、とても楽しみでした。地上波で本編を放送しながらオリジナルストーリーとかスピンオフが配信されていることが多くなっていると思うんですけど、スマホとかで片手で観られるというのは手軽で良いですよね。

――撮影に参加してみていかがでしたか?

初めてお会いする方が多かったんですけど、温かい笑いに溢れている現場だったのであまり緊張することなく撮影に参加できました。一日丸っと撮影していたのですが、あっという間でした! 楽しかったです。

――山内を演じてみていかがでしたか?

良い癖があって僕は好きでした。寂しいから病院に入り浸っている"かまってちゃん"タイプで、自分とは全く違うタイプなので演じていて楽しかったです。

――今何回も病院に来ている役柄と言うことで衣装もいっぱい着替えていますよね。

めちゃくちゃ着替えましたね(笑)。撮ってはすぐに着替えてを何回か繰り返して・・・初めての経験でした。服装はどれも僕の私服に近い色合いやサイズ感だったので服装は自分に近くて、キャラは逆のネガティブなタイプで陰のある子なのでそこのギャップを表現するのが結構難しかったです。

――オリジナルストーリーで主演を務めている片寄さんの現場での印象は?

友達の友達が片寄さんの大ファンで色々話は聞いていて、出演されている作品も拝見していたんですが、「キラキラ王子」というイメージでした。

実際にお会いして、あいさつさせていただいた時に共演者の方への気遣いとかスタッフさん一人一人のお名前も憶えているのとか、セリフも多くて大変なのに常に周りを気にしてくださっている姿がとても印象的でかっこよかったです! 本当にキラキラしていました。

役柄的に僕はベッドの上にいることが多かったんですけど、休憩中もベッドの上に居たら「お水持ってくるよ」と言ってくださって「えっ!?」って驚きました。そんな気遣いまでしてくださるんだと思って感動して・・・「男でも好きになっちゃうわ!」ってなりました(笑)。本当にかっこいいです。

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――最近、『シャーロック』(2019年、フジテレビ)や『来世ではちゃんとします』(2020年、テレビ東京)など注目作へ出演し、俳優としての活動が増えておりますがいかがですか?

キャリアもそんなにないですけど全部が楽しくて、"ゆうたろう"として生きていたら体験できないことや抱けなかった感情、新しい気持ちになることができるのがとても楽しいです。いい意味で"何でも屋"だなと思うんですけど、一か月の間にこの役とこの役とこの役をやって、オーディションではこの役をやって・・・みたいに、毎日違う人になれるというのはとてもワクワクしますね。

――それでいうと『来世ではちゃんとします』で演じている凪ちゃんは新たな挑戦だったんじゃないでしょうか?

そうですね、女装は雑誌の撮影などではやったことがあったんですけど、映像では初めてでした。声や動き、仕草、全部を意識しなければいけなかったので、日々研究しながら演じていました。自分にはない一面だったのですが、お褒めの言葉を頂いてSNSでも話題にしていただけたので、挑戦することが出来て良かったです。

――女性らしさを表現するために何か準備したことはありましたか?

ワンピースを着たり、ブラジャーをつけたり・・・そこの違和感をなくそうと思って撮影の2週間前くらいからスポーツブラを買って身につけたり、休日に1日ヒールを履いて歩いてみたりしました。撮影初日からヒールで歩くシーンがあってそれが大変でしたね。いろんなブラジャーの形やカップについて自分なりに研究して、メイクもYouTuberさんのを見て参考にさせてもらったり。マスカラとビューラーで目元の印象が一番変わると思ったので、毎日「もう少し上げてもらっても良いですか」ってメイクさんに相談しながら凪ちゃんを作っていきましたね。メイクって面白いなと思いました。

――さまざまな作品に出演されてますが、俳優としての今後の目標はありますでしょうか?

僕はまだショップ店員でもあるしモデルでもあるし、役者のお仕事もさせていただいていて、そういうタイプは今あまりいないのかなと思うんですよね。『来世ちゃん』の凪ちゃんとかもそうかなと思うんですけど、唯一無二な役者でいたいなと思っていて。例えば原作で「この役は誰にもできないよな」と言われるようなタイプの役柄でも「僕ならできます!」と言えるくらい、役者として良い立ち位置でいられるように頑張りたいと思います。

今回の役もそうなのですが、個性の強いキャラを演じさせていただくことが多いので演じていて楽しいし、今のところ僕だからこそ演じられる役なのかなとも思えるので、そういう役をもっともっと幅広くやっていけたらうれしいです。

――最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。

医療ドラマということもあって本編は緊迫感のあるシーンが多いと思うんですけど、オリジナルストーリーは10分、15分の中で笑えるようなシーンや「なんだこの子、かわいいな」って思ってもらえるようなほっこりするシーンもあって本編とは違う楽しみ方が出来ると思います。8話では山内の微妙な表情の変化や看護師の方々のツッコミシーンなどを楽しんでいただければと思います。ご飯中や電車の移動中など、ゆっくりしている時にお供として観ていただけたらうれしいです!

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◆番組情報
『病室で念仏を唱えないでください』
毎週金曜夜10:00からTBSで放送中。
また、放送終了後には動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信され、片寄が主演を務めるパラビオリジナルストーリー『病室で念仏を唱えないでください~サトリ研修医・田中玲一~』も配信されている。