毎週水曜深夜1:35からテレビ東京ほかで放送中、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で毎話独占先行配信中のドラマ『来世ではちゃんとします』。女子の刺激的で赤裸々な性生活が描かれ、エロティックな作風ながら女性から注目を集めている本作。今回は5人ものセフレがいる性依存系女子の主人公・大森桃江を演じる内田理央と原作者のいつまちゃん、祖父江里奈プロデューサーが女子座談会を開催。その模様を3回に分けて紹介していく。1回目では原作者であるいつまちゃんがキャラクターの誕生秘話などを告白。
『来世ちゃん』内田理央×いつまちゃん×P赤裸々女子対談!【中編】
『来世ちゃん』内田理央×いつまちゃん×P赤裸々女子対談!【後編】
原作へのリスペクトも感じて、内田理央ちゃんはめちゃくちゃカワイイ
祖父江:おかげさまで、たくさんの方に見ていただけております。テレビ東京社内では"来世現象"って言われていまして。いやぁ、もうちょっとうれしいやら、恥ずかしいやらで(笑)。
内田:そんなにすごいことなんですか?
祖父江:すごいことです! 第1話の再生回数がパラビ内で1位になりました。
内田:え、すごーい! うれしい。
祖父江:しかも、おもな視聴者層が20代の女性ということで。実はテレビ東京の番組ってあまり性別は関係ないというか。どちらかといえば男性向けのコンテンツが多くて、20代女性がこれだけ見てくれている番組ってないので。そういう意味でも非常に注目を浴びていまして、本当に皆さん、ありがとうございます。
内田:ありがとうございます。
いつまちゃん:ありがとうございます。
祖父江:どうですか、反響は?
内田:まず周りの友だちたちが見てくれていて。女子が「めちゃめちゃ面白い、共感できる」と連絡をくれました。男性からは「ちょっとエロいドラマでドキドキしちゃった」という意見を聞くんですけど、逆に女子は「もっとエロいかと思ったら、こういう内容なんだね」って言ってくれて。伝わって良かったなと思います。
祖父江:ちなみにポスターが公開されたときの反応はいかがでしたか?
内田:クランクインする前に「ポスターは(原作と)同じことをやりたいです」ということをお伝えしました。
いつまちゃん:うれしい!
祖父江:そうなんです、制作側から「1巻の表紙を完コピで」とお願いしたわけではなくて。
いつまちゃん:本当にすごいうれしかったです。反響もすごくて。やっぱり、ドラマ化にあたって心配してくださるファンの方も多かったので。(原作は)四コマでぶつ切りだし。下ネタも多いから、どんな感じになるのか。不安に思ってくださるファンの方が多かったんですけど、ポスタービジュアルが出た瞬間、みんな「理解!」って感じで(笑)。
内田:良かったです!
いつまちゃん:ちゃんと原作へのリスペクトも感じて、内田理央ちゃんはめちゃくちゃカワイイので、すごく反響が高かったですね。すぐたくさんのリツイートをされました。
次回予告で下ネタ豆知識を言うんですが、あれはつぶやきシローさんのアイデア
祖父江:(物語には)いろいろなキャラがいますよね。モデルがいたりするんでしょうか?
いつまちゃん:(桃江が働く)デルタの5人に関しては、私の性格を5分割しています。桃江だと分かりやすいと思うんですけど、私も昔セフレがいたことがあったのでそういう過去の経験とか。ほぼフィクションですけど、かみ砕いて消化して新しく作っていったのが桃江です。
あと私、(梅ちゃんのように)BLにハマっていたけど17歳まで恋愛感情を抱いたことが全くなかったり。檜山は推しに貢ぐ気持ちがすごい理解ができるのと、林については小学生の頃からネットの匿名掲示板をよく見ていて彼らの女性に清楚さを求める気持ちを身近に感じ取っていて、松田に関しては桃江の鏡(男性版)のように意識して描いてて・・・そういう自分の感情や身の回りの人のいろんな要素を新しくキャラクターとして生み出して、5人がいろんなところで悩み、成長し・・・成長はあまりしてないですね(笑)。
祖父江:恋愛ものというと"結婚できない女性"とか"モテ男"‟非モテ"みたいな分かりやすいカテゴリーのものが多いんですけど、この作品はカテゴライズしづらいキャラクターばかり(笑)。でも、「それでいいじゃない」「来世でちゃんとすればいいじゃない」って言って生きているのがすごく私は好きで。優しい話ですよね。
いつまちゃん:ドラマ化されて、より「誰のことも否定しない優しい話だな」って言われるようになりました。そういういい受け取り方をしてもらえているんだってうれしかったです。
祖父江:ナレーションはつぶやきシローさんにやっていただいてるんですけど、私は「つぶさんのキャラクターでやってください」ってお願いしていたんです。それがいまや見守り系ナレーションになって(笑)。
いつまちゃん:つぶやきシローさんの声、本当にいいです!
祖父江:実は最初、(ナレーションはアニメの)『ちびまる子ちゃん』をイメージして作っていたんです。
内田:台本とイメージが全然違いました。
祖父江:キートン山田さんみたいなちょっとツッコミっぽいナレーションの原稿だったんですが、それを「つぶさん流にアレンジしてください」って渡したら、あんなに優しいナレーションになりました。最後に次回予告で下ネタ豆知識を言うんですが、あれはつぶさんのアイデアなんです。「ローションはわかめから出来てるんだよ、知ってた?」みたいな(笑)。
いつまちゃん:可愛くて好きです。
――中編では、いつまちゃんが主演を務める内田の演じる桃江を見た時の印象や他の出演者陣への印象などを語った。
(文・撮影:MAIMAI)
◆番組情報
『来世ではちゃんとします』
毎週水曜深夜1:35からテレビ東京ほかにて放送
また、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で毎話独占先行配信中
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