今、最も風が吹いている俳優と言えば彼だろう。

塩野瑛久、25歳。昨年公開された映画『HiGH&LOW THE WORST』の小田島有剣役でその気だるくデンジャランスな色気が爆発。勢いそのままに1月からスタートしたドラマパラビ『来世ではちゃんとします』に出演。主人公・桃江(内田理央)のセフレのひとりであるSM好きのハイスペック商社マン・Aくん役に扮し、第1話で披露された衝撃の緊縛シーンが大きな反響を呼んだ。

芸術作品と言っても過言ではない美しい顔立ちに、溢れ出すフェロモン。今年絶対注目しておきたいブレイク寸前俳優・塩野瑛久がプラスパラビだけに赤裸々な恋愛観を告白してくれた。

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恋人には甘えたい。甘えに飢えています(笑)

――第1話拝見しましたけど、かなり攻めた役でしたね(笑)。

面白いなと思いましたね。かなり攻めたドラマだと思いましたし、こんなのドラマでやっていいんだってワクワクしました。

――第1話では、桃江を緊縛するシーンがありましたね。かなりインパクトのあるシーンでしたけど、撮影現場ではどうでした?

あれはプロの緊縛師の方が来てくださって、すごい縛ってるように見えるんですけど、実際はちゃんと動きやすいように縛ってくださっているんですよ(笑)。で、僕はそれを横目で見ながら、「寒いね」って普通に世間話をしていました(笑)。

――シュールな画ですね(笑)。こんなことを聞くのもアレですが、塩野さんはSかMで言うとどっちなんでしょう?

どちらかと言うとSだと言われますけど・・・どうなんだろう。自分ではMっ気もあるんじゃないかなとは思いますけど。

――Sっ気を感じるのはどんなとき?

人が困っているのとかちょっと楽しいです。自分から何か意地悪するというよりも、困っているのを見て楽しむっていう。このあたりはきっと僕本人に聞くよりも、周りの後輩とかに事情聴取してもらえれば、いろんなエピソードが出てくると思います(不敵な笑み)。。

――同じ「男劇団 青山表参道X」の西銘駿くんは塩野さんのことを「絶対にモテる」と絶賛していました。

アイツ、すぐそういうこと言うんですよね(笑)。

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――実際のところ、もし塩野さんが彼氏だったらどんなことをしてくれますか?

なんだろう・・・。プレゼントとか、そういうのは凝ったものにしたい派ですね。だから、ちゃんと考えて選びますし。

あとは、あんまりひとりじゃアクティブなこととかしない人間なんですけど、彼女がいたらいろいろ行けると思います。ある意味、僕が他では見せない顔を見せられるのがアピールポイントかも(笑)。

――他では見せない顔?

友達といるときの僕とは全然違うと思いますよ。普段はどちらかと言えばツッコミなんですけど、ボケにまわったり、よくわからないことをしたり。

――甘えたりも?

甘えたりも全然します。むしろ甘えたい。甘えに飢えています(笑)。

――付き合ったらリードする派ですか? それともリードされたい派?

これが本当に面倒臭いヤツなんですけど、普段はリードしたいんです。けど、旅行とかそういうイベントごとの準備は一切やりたくない。飛行機なりホテルなりの手配をしたりとか、そういうのは何にもしないです。というか、できない(笑)。

――でも、彼女のチョイスに文句を言ったりはしないですよね。

それは絶対言わないです!

――だったらいいと思います!

あと腰が重いんですよ。どこか行こうよと誘われても、つい「いいよ、面倒臭い」となってしまう。目的地に着くまでの長い道のりを考えると憂鬱になるんですよね。だけど、着いたらいちばん楽しむ。目的地に到着した瞬間、ひゃっほーってはしゃぐタイプです(笑)。

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本命がいることを隠さないのは、Aくんの愛すべきところ

――桃江のような性依存系女子についてはどう思います?

桃ちゃんみたいな女の子って、みんな近くにひとりはいるんじゃないかなって、なんとなく思いますけどね。見渡したら友達の中に誰かしらいません? ああいう子って。そういう意味ではリアルと言えばリアルですよね。

――セフレをたくさんつくって、毎晩のように誰かしらとセックスをする桃江の心理って男目線で理解できますか?

振り切ってるんでしょうね、人生を謳歌しようと。あとは、きっと「私なんて」って自分のことを下に見ているのも半分あると思うんです。このタイトルのまんまですよね、現世はもう諦めている。だから"来世ではちゃんとしよう"って。

――そんな桃江に「彼女ができたから」とさらっと言っちゃうAくんもなかなかクズな感じがしますけど。

僕は愛せますけどね。

――えー! 絶対ダメな男じゃないですか。

いやいや、ちゃんと言っているだけ、言わないで黙っている男よりはいいなと思いますよ。今回、Aくんのどこが好きになれるだろうっていろいろ考えたときに、浮かんだのがそこだったんですよね。

――なるほど。ある意味正直ではあると。

第2話で桃江に腕枕している最中に携帯電話が鳴って取りに行くシーンがあるんですけど、そのとき、僕が「ちょっといい?」とか断りも一切なく、すっと腕を抜いて、電話の方に向かったんですね。それを見て、監督が「冷たっ!」と(笑)。

僕としてはそこで変に優しさを見せたくなかったんですよ。だから、「ダメですかね?」と一応確認したら、監督も「いいと思う」と言ってくださって。

あくまで「俺は彼女がいるよ。それで嫌なら離れな。それが君のためだから」というのが、Aくんのスタンス。俺はどっちでもいいよという態度はズルいと言えばズルいし、責任放棄と言われたらそれまでですけど、俺は伝えるべきことは伝えたから、あとは選ぶのは君だよというスタンスは愛せるところですね。

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――ちなみに、作中には桃江の他にもBL好きの隠れ処女・高杉梅(太田莉菜)なども登場しますが、塩野さん自身は女性キャラクターの中で誰が好きですか?

梅ちゃんも好きだし、桃ちゃんも好きなんですよね。全員愛せるのがこの作品の魅力だと思っていて。特に1話のラストの桃ちゃんと梅ちゃんのやりとりとか最高ですよね。

「穴があったら入りたい」って反省する桃ちゃんに、「桃ちゃん、いつも穴に入れてばっかだもんな」って梅ちゃんが返して。それを桃ちゃんが「へへへへ」って笑うところとか大好き。あの脱力した感じが桃ちゃんの魅力だし、内田さんすごいなって思いました。

内容は結構ハードですけど、そこにいやらしさがなくて、キャラクターそれぞれに愛せるポイントがある。結果、みんな愛せるっていうのがこのドラマの良さだなと思います。

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どんな質問にも笑顔でさらっと答えてくれた塩野さん。後編では人には言えない秘密のフェチを発表!? 公開をお楽しみに!

(文:横川良明)(撮影:高橋将志)

◆番組情報
『来世ではちゃんとします』
毎週水曜深夜1:35からテレビ東京ほかにて放送
また、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では毎話独占先行配信