1月19日(日)夜9:00からTBSで放送開始する日曜劇場『テセウスの船』の制作発表会見が行われ、主演を務める竹内涼真、榮倉奈々、上野樹里、鈴木亮平が登壇。本作への思いや自身の役などについて語った。

本作は週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載されていた東元俊哉による同名漫画が原作で、。父親が逮捕されたことで母と共に身を隠すように生きてきた主人公・田村心が、突然事件が起こる直前の1989年(平成元年)へタイムスリップし、失われた家族の笑顔を取り戻すために事件の真相に迫っていく姿を描いていく。

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本作で殺人犯の息子として31年間、息をひそめて生きてきた主人公を演じるは日曜劇場初主演となる竹内だ。制作発表会見に登壇した竹内は「やっとこの日が来たなと言う感じです。今回、日曜劇場で初主演をやらさせていただいて、やっぱりプレッシャーありましたし、クランクインする前は考えすぎて前に進めない部分もあったんですけど、『テセウスの船』に携わるスタッフ、キャストの皆さんに助けられながらやってきました」としみじみ語った。

さらに、「1話が本当に大変で・・・大変だったからこそチームの輪というものが撮影をしながらどんどん出来上がっていって、今撮影が始まって2ヶ月経つのですがすごく良いチームになっています。そして昨日1話を観たんですが、自信を持ってお届けできる作品になっていると思います」とチーム力とドラマの仕上がりに自信を見せていた。

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一方、夫が捕まるまでは明るく朗らかな性格だった心の母親・佐野和子役の榮倉は「まさか30代前半でこんな息子を持つ役をいただけるとは思っていなかったので(笑)、とても不思議な気分です」と戸惑いつつ「さらに不思議なことに撮影の回数をこなす毎に竹内さんが息子のように思えてきて・・・というのは言い過ぎですが(笑)、本当にかわいく見えてきて『頑張れ!』と思うようになりました」としっかりと大きな息子を持つ母親の気持ちを掴んでいるようだ。

また、「ミステリーなので闇の部分と明るい部分両面があるんですけど、今のところ平成元年の家族のシーンは鈴木さんに盛り上げていただいてとても楽しく撮影しております。11月から撮っているのでやっとっていう感じなんですけど、放送するのがとても楽しみです」とコメントした。

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えん罪を訴える父・文吾信じてほしいと心に助言する心の最愛の妻・田村由紀役の上野は「この作品はサスペンスで現実少し離れたSFなところもあるんですけど、家族愛や人を信じる大切さという部分がとても共感できます。犯人が誰なのか、ストーリーを追うごとに分からなくなってのめり込んでいくそんな展開になっています」と本作の魅力を語りつつ「妻の立場から言わせていただくと、心を見守るような温かい気持ちでこのドラマを最後まで応援していければと思います」と役の目線からメッセージを送った。

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そして、家族や村人に愛されている警察官だったが殺人容疑で逮捕されてしまった心の父・佐野文吾を鈴木が演じている。鈴木は竹内にちらっと視線を送りつつ「竹内涼真くんと親子役ということで・・・ほぼ身長が同じなんですよね」と語り始めると「さらに、最近気づいたんですが、僕も(竹内くんと)ほぼ同じ位置にほくろがあるんです。小さいけど」と言って自分のあごの下を指さし竹内と向き合う格好に。その部分をまじまじと見た竹内が「本当だ!」と驚く中、鈴木は「だから自信を持って親子役を演じさせていただいております」と自信満々に宣言していた。

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また、「過去のパートでは家族思いの良き人間なんですが、なぜ大量殺人犯として捕まることになったのか・・・そこのギャップを1話では楽しんでいただければと思います」とコメント。「皆さんにどう受け取っていただけるかドキドキすると同時にワクワクしています。原作もそうですが、本当にストーリーが面白いです。台本を読む手が止まらなくなるくらい。毎週あっと言わせるような展開を用意しています」と作品の面白さを熱く語った。

竹内は『下町ロケット』2作、『陸王』『ブラックペアン』に続き、日曜劇場は今回で5度目。5度目ながら初主演ということでプレッシャーを知らず知らずの内に感じていたようで、クランクインの前日は緊張して寝れなかったとか。また、複雑な環境で生きてきた自身の役を解釈するのにも苦労したようで、「今回の役はいろんな解釈があって・・・31歳なんですけど、(生まれる前に捕まったため)殺人犯である父親に会ったことがないんです。だから自分の中では殺人犯の父親で死刑判決が出ていて・・・ということしか知らなくて、そのせいで幼少期時代や大人になるまで苦しめられてきたので、そこを抱えながらタイムスリップして父親に会うってどういう気持ちなんだろうっていろんな角度で解釈しようと思ったけど答えが出ませんでした」と明かした。

それでも「何回台本を読んでもこれが正解かなって言うのは見つかってないんですけど、気持ちを作るうえでタイムスリップして初めて父親に会うシーンなどは現場で感じた気持ちと監督のプランなど全部ひっくるめて大事にして、その場その場で一番いい形を出せるようにしたいなと思って撮影に臨んでいます」と自分の中での最適な役へのアプローチの仕方を見つけたようだ。

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そんな竹内は"父"である鈴木に現場で助けられた部分が沢山あったといい「気持ちの集中力を切らさないように前のめりになってしまうことがあるので、そういう時に亮平さんが一歩引いたところから見てくださって『俺だったらこうするな』っていうことを言っていただきました。そこで一回リセットして客観的に見れる時間が作れるのですごく感謝していて・・・頼りにしてます」と語った。

竹内から信頼を寄せられた鈴木は「何か困っているなと思った時はアドバイスというほどではないですけど、『自分だったら~』というのは少しだけ言いました。自分も大河ドラマをやらせていただいた時にすごいプレッシャーがあって、似たような思いを経験をしてきたばかりだったのでそれを少しでも生かされればなと思って」と自身の経験を通して大役を務める"息子"を支えているようだ。

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最後に、竹内が「主人公・田村心が壮大な運命を背負わされてしまって、その運命に立ち向かおうとがむしゃらに必死にもがく姿を応援してほしいなと思います。 "父親が殺人犯になった""犯人は誰なのか"というミステリーや暗い部分が取り上げられがちなんですけど、家族のドラマなので、家族の愛を必死に取り戻そうとする一人の人間が壮大な運命に立ち向かって最終回までに家族の愛を取り戻して主人公が描く一番いい未来にできるのか・・・そこを楽しみに最後まで応援していただけたらと思います。毎話毎話必死に頑張りたいと思います」とメッセージを送り、会見を締めくくった。

日曜劇場『テセウスの船』は1月19日(日)夜9:00からTBSで放送開始予定(※初回は25分拡大)。