2020年1月2日(木)にTBSで『義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャル』を放送。2018年にTBSで連続ドラマとして放送され、主人公のキャリアウーマンが8歳の娘を持つ男性に突然プロポーズされ結婚し、娘の母親になろうと一生懸命に奔走した10年間の物語を描いた本作。ファン待望の続編を控え、「Plus Paravi(プラスパラビ)」では主演の綾瀬はるかにインタビュー。当たり役となった"亜希子さん"への思いなどを聞いた。

亜希子さんを演じているときは、つい「なんと」が口癖になります

――スペシャル版放送、おめでとうございます。

ありがとうございます。私自身も亜希子さんのことが大好きでしたし、作品のことも、一緒につくったスタッフの皆さんも大好きだったので、こうしてまた皆さんと一緒に作品をつくれるのがうれしいです。

――久しぶりに亜希子さんを演じてみていかがですか?

撮影初日は思っている以上に顔に表情が出ちゃったり、ヒールでスタスタと歩く亜希子さんを演じようとして全身に力が入っちゃったりして(笑)。そうそう、亜希子さんってこんな感じだったなというのを思い出しながら演じていました。

――言葉遣いも佇まいも独特な亜希子さん。撮影中は、プライベートでもついどこかで亜希子さんのクセが出てしまうことってあったりしますか?

そうですね。亜希子さんは「なんと」が口癖なんですけど、しばらくちょっと自分の中で流行ったりもします。あと、「そのソリューションは」とか言ってみたり(笑)。

――亜希子さんを演じているときは、地声より少し声が低めですよね。そうした役づくりは監督と話し合う中で決まったんですか? それとも綾瀬さん自身のアイデアで?

声色に関しては自分でこんな感じかなと思って決めました。あとは、最初の段階で監督から「亜希子さんは語尾までハッキリと言う人」とイメージを聞かせてもらって。そこは意識するようにしています。

――改めてですが、綾瀬さんは亜希子さんをどんな女性と捉えて演じていますか?

仕事ができて、真面目で、何事にも一生懸命で。でも連続ドラマのときは家事が全然できなかったり、とんだ勘違いをしていたり。できるところとできていないところの差が激しくて、ちょっととぼけたところがあるのが亜希子さんの魅力。心が温かくて、面白くて、素敵な女性だなと思いながら、いつも演じています。

――スペシャル版ではどんな亜希子さんの新しい一面が見られることになるのでしょう?

スペシャル版では大阪で働いていた亜希子さんがクビになって、また東京に帰ってくるんです。そんな中、なぜか知らない赤ちゃんの面倒を見ることになって、「この子は誰なんだ?」となりながらも、みんなで一生懸命お世話をしていくんですけど、そうやって子育てにアタフタしている様子なんかは、また連ドラとは違った表情になっていると思います。

――娘のみゆき(上白石萌歌)との関係性にも変化が?

そうですね。やっぱり赤ちゃんといることで、娘の大切さを改めて感じられたと思いますし、いずれみゆきが子育てをするかもしれないということも考えるようになったと思います。

亜希子さんには、良一さん(竹野内豊)と愛さん(奥山佳恵)が生み育ててくれたみゆきのことを大切に育てていかなくちゃいけないという使命感がずっとあって。みゆきが大学生になった今も、毎日「今日も無事に1日終われました」という報告を仏壇に向けてしているんです。そういうところが亜希子さんらしいというか。大切なものを何年経っても変わらずに守り続ける亜希子さんは本当に謙虚で、心の清らかな人だなと思いました。

――ちなみに麦田(佐藤健)との関係性にも変化はありそうですか?

どうもならないですよね、たぶん。あ、どうもならないって言っちゃいけないですよね(笑)。どうもなりそうもないですけど、もしかしたらなるかもしれないです。それはちょっとスペシャル版を観てみないとわかりません(笑)。

武田鉄矢さんから「本当に立派になった」と言ってもらえました

――赤ちゃんとの撮影はいかがでしたか?

やっぱり突然泣いたり泣きやんだりするので、そういうところは大変でしたけど、生命力の塊というか、すごくエネルギーがあるので、そこに赤ちゃんがいるだけでみんなが刺激をもらえましたし、顔を綻ばせながら撮影していました。

――綾瀬さん流の必殺のあやし方があれば教えてください。

泣きそうになったときは、赤ちゃんが興味のありそうなものを出して気をそらすんです。その一瞬のタイミングを逃さないのが大事で、それはだいぶうまくなりました。中身の入ったお菓子箱を振ったりとか、そのあたりにあるパスタの缶を振ってカタカタ鳴らしたりするんですけど、だいたい成功します(笑)。

――佐藤さんや上白石さんとはどんなお話をしますか?

健さんとは赤ちゃんと一緒のシーンが多いので、赤ちゃんが泣きそうになったら、急いで赤ちゃんが泣き止むような曲をかけたりして、協力しながらやっています。萌歌ちゃんは連ドラの頃よりもぐっと大人っぽくなられて。すごく落ち着いていて、大人の人と話しているみたいな感じでした(笑)。

――ゲストで武田鉄矢さんが登場します。個人的には綾瀬さんと武田さんが並んでいると、『白夜行』(2006年、TBS)を思い出して胸が熱くなります。何か言われてうれしかったことはありますか?

クランクアップのときに「アクションもできるしコメディもできるし、なんでもできるな」と褒めていただいて。「そんな人はなかなかいないし、本当に立派になった」と言ってもらえたのはうれしかったです。

――視聴者のみんなも同じことを綾瀬さんに感じていると思います。やはり、いろんなことができる女優になりたいとキャリアプランを考えてやってこられたんでしょうか?

そんなこともないです。もともと運動が得意だったのと、面白いことをするのが好きだったのもあって。自分の中にある要素をみなさんに引き出していただいたという感じなんです。

2020年の目標は、「忙しくても目についたところを綺麗にする」!

――今回、宮本家では赤ちゃんを育てるというビッグサプライズが起きますが、綾瀬さんのご家族に関するサプライズな出来事といえば?

母が、うちの猫が車の上に乗っているのに気づかず車を出して、そのまま走っていた・・・ということがあります。

――えっ! それは大丈夫だったんですか?

20分ぐらい走ったところでドンッという大きな音がして、上に猫がいたことに気づいたみたいなんですけど、見たらもういなくなっちゃっていて。その日から母はずっと夜も寝ないで探したんですけど見つからないままで、結局、1週間ぐらい過ぎて。そしたら、ある日、猫が自分で帰ってきたんです。

――すごい。帰巣本能というやつですね。

すごいですよね。犬にはそういうのがあるって聞くんですけど、猫にもあるんだってビックリしました。普通、車の上に猫が乗ってたら気づかないのかなって母に対してちょっと思いましたけど(笑)。今もその猫はうちで元気にしています。

――良かったです。では、2020年の幕開けを飾るタイミングでのオンエアとなりますが、綾瀬さんが2020年にやりたいことは?

忙しくなると、おうちの中が汚くなりがちなので。5分とか10分でもいいので毎日目についたところを綺麗にするようにしたいです。

――わかります。すぐ散らかりますよね。

そうなんです。気づいたら何日も冷蔵庫あけてないなとか(笑)。そういうことをなるべくなくして、身も心もスッキリした1年にしたいです。

――では、最後に楽しみにしている視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

亜希子さんの温かくてまっすぐで面白い性格が今回もいい味を出していて、周りのみなさんとの関係性もすごく微笑ましいものになっています。笑えて心が温まるハッピーなドラマになっているので、皆さんもこのドラマを見て、ハッピーに1年をスタートさせてほしいです。

◆番組情報
『義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャル』
2020年1月2日(木)夜9:00~11:20 TBSにて放送
また、『義母と娘のブルース』全話が12月31日(火)8:55~11:50、12:00~16:30、2020年1月2日(木)13:00~16:00に放送される(※一部地域除く)。

『義母と娘の間のフェルマータ』
【佐藤健編】2020年1月2日(木)夜11:20~配信開始
【竹野内豊編】2020年1月3日(金)夜9:00~配信開始
【井之脇海編】2020年1月4日(土)夜9:00~配信開始