2020年1月クールにテレビ東京で濱津隆之主演ドラマ『絶メシロード』の放送が決定した。地上波連続ドラマ初主演となる濱津は、週末になると絶メシを求め各地に車で行っては一人の時間を楽しむ主人公を演じる。また、主人公の妻役で酒井若菜、主人公が旅先で出会うベテラン車中泊マスターの役で山本耕史らが出演するも明らかになった。
本作は平日に草臥れたサラリーマン・須田民生(濱津)が車中泊をしながら、絶滅してしまいそうな絶品メシ、"絶メシ"に出会うまでの週末一泊二日の小さな大冒険を描いていく物語。行ったものだけ知ることのできる絶品メシが続々登場する。
主演を務める濱津が演じるのはまじめで心優しいごく普通の中年サラリーマン・須田民生。誰も傷つけず、巻き込まず、少しだけ一人になりたいと密に感じていた中で、自宅のミニバンを活用した小さな大冒険を思いつき、絶メシを求めて日本全国を巡るようになる役どころだ。濱津は「しがない中年サラリーマンが主人公ですが、主役は毎回出てくるそんな味わいまみれのお店達です」と語り、「見てくれた人達の何かしらが少しでもふわっと和らいだらいいなぁと思います」と意気込む。
また、民生の妻・須田佳苗役を酒井、民生が旅先で出会うベテラン車中泊マスター・鏑木勉を山本が演じ、その他、西村瑠香や長村航希、野間口徹など個性豊かな共演者が物語を盛り上げていく。
さらに本作の主題歌は、ジャンルレスに注目が集まる大注目のシンガーソングライター・澤部渡のソロプロジェクトであるスカートの「標識の影・鉄塔の影」に決定。澤部は「台本を読ませていただきながら詩や曲を書きました。帰り道のうれしさとさみしさが同時に押し寄せるあの感じが出せたような気がしています」と楽曲への自信を見せる。
『絶メシロード』は2020年1月クール、テレビ東京のドラマ25枠で放送開始。動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信予定だ。
以下、キャスト、スタッフのコメントを紹介。
◆濱津隆之
お店の雰囲気、店主の人柄、出てくるご飯、どの店も全てが悉く最高でした。そして何より、つくづく店主の人柄だなぁと思いました。お店の雰囲気も、美味しいご飯も、そこに通う常連さん達も。しがない中年サラリーマンが主人公ですが、主役は毎回出てくるそんな味わいまみれのお店達です。趣味も欲もない自分が、うっかりやってみたくなってしまいました。週末出掛けられないそこの皆さん、いかがでしょう。見てくれた人達の何かしらが少しでもふわっと和らいだらいいなぁと思います。
◆酒井若菜
濱津さんの愛くるしさに癒され続けた撮影でした。このドラマを通し、食というものは身体だけでなく心の栄養にもなるのだとつくづく感じました。優しい主演と、優しいスタッフと、優しい脚本。優しい人たちが作る優しいドラマを、日々の生活に疲れてしまったかもしれない優しい皆さまへお届けできることがとてもうれしいです。
◆山本耕史
絶メシ・・・その言葉の意味を知った時、ただの他人事ではない気がした。新しいモノが次から次へと目まぐるしく入れ替わる世の中。そんな世の中を横目にしぶとく食らいついていくその姿。その姿は、僕ら俳優も何となく気付いていて、それでいて理想のゴールの姿であるのかもしれない。もし仮に・・・もし仮に絶滅したとしても誰かに惜しまれゆく存在である、ということ。最後は成りたいものだ。僕らも絶メシに・・・。
◆プロデューサー:寺原洋平
濱津さん演じる真面目で気の優しい主人公の民生が密に楽しむ金曜深夜から土曜の夕方までの一泊二日小さな大冒険。ちゃんとした仕事も家庭もあるのに、少しだけ一人になりたいと感じている多くの中年サラリーマンの方にドラマを見ていただくことで、共感してもらい、自分もやってみたいと思ってもらえたら嬉しいです。限られた時間内で車中泊と絶メシ食堂を堪能する民生の冒険は家庭にも家計にも優しいありそうでなかったライフスタイルになっており、きっと男の小さなロマンをくすぐるはずです。仕事が終わった金曜深夜、ハリウッドとは程遠い、日本のサラリーマンサイズのワイルドじゃないロードムービー的ドラマを是非お愉しみください!
◆ドラマ原案:畑中翔太
"絶やしたくない絶品グルメ"『絶メシ』は、時代の流れととも次々となくなってしまっている、まちの古い個人飲食店にもう一度光を当てる地域創生プロジェクトとして、2年前に群馬県高崎市からスタートしました。現在では他の都道府県にも絶メシが展開されている中、この取り組みをより全国に広げたいという想いから、今回テレビ東京さんとタッグを組み、念願のTVドラマ化が決定しました。今回ドラマのために全国にある絶メシをリサーチし、全12話毎回異なるエリアの"絶メシ店"が登場します。ストーリーも実際の店主さんたちの取材をもとに構成しており、味わい深いお店のエピソードもドラマの魅力の一つです。このドラマを観た方々が、民生さんのように車中泊をしたり、知らないまちのお店に行ったりしてくれる、そんな「地域創生ドラマ」になれることを期待しています。
(C)「絶メシ Road」製作委員会
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