本作では、慢心から全てを失ったカリスマシェフが世界最高の三つ星レストランを目指して再び立ち上がる、"大人の青春"をかけたヒューマンストーリーを描いていく。型破りなフランス料理のシェフ・尾花(木村)は、料理に人生をかけ、パリに自分の店を持ち、二つ星を獲得するも、己の慢心から招いた重大事件によってその座を追われ、店も仲間もすべて失ってしまう。そんな中、女性シェフ・倫子(鈴木京香)と出会い、もう一度シェフとして生き直し、周囲と衝突しながらも世界最高の三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する・・・という物語を展開する。

1話の放送を前に、フランス大使公邸でプレミアム試写会が行われ、約100名のファンと料理人を目指す服部栄養専門学校の学生が集まった。試写会が終わると、ローラン・ピック駐日フランス大使が登場し、「みなさま、こんにちは」と日本語であいさつ。そして、フランス語で「本日はようこそフランス大使公邸においでいただきました。こうして皆さまに『グランメゾン東京』の初回をご覧いただく特別な機会に、おいでいただいたことを嬉しく思います。食の文化が日本とフランスの架け橋です。『グランメゾン東京』を通じてぜひ皆さんにも食の文化にもっともっと関心を持っていただければと思います」とドラマを通じて、フランスへの関心を高めたい思いを語った。

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そしてローラン・ピック駐日フランス大使はあいさつの終わりに「私の友人をご紹介したいと思います」と言うと、木村、鈴木、沢村がサプライズ登場し何も知らされていなかった観客らを驚かせた。

木村は席に座っている服部栄養専門学校の生徒たちを見つけ、「僕も皆さんと同じように服部先生にお世話になっていました。24年間修行させていただいて・・・」と感慨深げにコメント。また、今回劇中で使っている包丁のセットは"尾花夏樹"としてオーダーメイドで発注したものだと明かし、「黒身の柄が赤いナイフを作ってもらいました」と天才シェフ役を演じることに並々ならぬ熱意を感じさせた。

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一方、女性シェフ役の鈴木は「私は普段料理をしてきたしやっていると思っていたんですけど・・・(本作へレシピ提供をしている、レストラン「カンテサンス」のシェフ)岸田(周三)さんのお店にお邪魔して、本当においしいお食事いただいて、本当のプロってすごいなって改めて感じました。気合だけは負けないようにおいしいものを作るぞと思ってやっています」と語り、「ナイフさばきはもちろんなんですが、私は冷蔵庫にある食材を悪くなる前に使い切ろうって考えちゃうけど、食材に対するこだわりとか新たな食材やスパイスを取り入れる、かけあわせるという新しいお皿を生み出すまでの時間がとても大変で長いものなのだなと思いました」と、シェフの料理作りの情熱を間近に見て改めてすごいと感じた様子。

岸田シェフのお店には木村、鈴木、沢村、及川光博の4人で行ったということで、木村は「パリと同様に、無条件な説得力がありました。料理を食べるだけでなくそれぞれの役の目線でお店のスタッフや飾られている食器や花、使われているナイフやフォークを見たり、全てが吸収の時間でした。実際に料理を頂いておいしいし、楽しくて。最後は岸田さんがわざわざ挨拶してくださって、最高でした」と、その経験が特別なものになっているようだ。

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鈴木も「料理だけでなくインテリアや人、調和の取れ方が食べている私たちを幸せな気分にさせてくれるんだなと思いました。そこまで作り上げるのは大変だと思うんですけど、とてもトライしがいのあるものすごいことなんだなと」としみじみ。沢村も「(岸田シェフのお店は)12年連続で3つ星は(本来は)敷居が高いじゃないですか。でもそういうのを感じさせない。一流のお店というはとにかくお客さんをリラックスさせて、おいしいものを食べさせてくれるというのを肌で学びました」と、とても勉強になったようで、「優しい雰囲気がお店全体に広がっていて。優しい雰囲気の方が大事なんだなと感じました」と語った。

会見の最後には、木村が「胸を張ってシェフになってほしいと願いますし、絶対に夢をあきらめないで、掴めるものは掴んでください。掴んだときには(お店に)お邪魔させてください。ぜひすてきな料理人になってほしいです。頑張ってください!」と"先輩"として学生たちにエールを送った。

新ドラマ『グランメゾン東京』は10月20日(日)からTBSで夜9:00よりスタート(初回は25分拡大)。毎週地上波放送後に、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信。また、パラビでは10月21日(月)から本作の配信版オリジナルストーリー『グラグラメゾン♥東京 ~平古祥平の揺れる思い~』も配信する。