『ネット映画と連動!新ブランド服が狙う20代』動画はこちら

2015年にバーバリーとのライセンス契約が終了してから苦境に陥っているアパレル大手の三陽商会が、コンセプトや売り方をこれまでとは大きく方向転換させた新ブランドを発表しました。

三陽商会が新ブランド「CAST:(キャスト:)」の発表会会場に選んだのは、映画館。新ブランドと同じタイトルの短編映画が上映されました。一体、洋服とどのような関係があるのでしょうか?

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映画はネット配信され、登場する3人が着ている服が画面上に表示されて、その画面で購入できるのです。

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映画の登場人物のキャラクターに連動し"働く女性向け"や"カジュアル"、そして"女性らしさ"という3つのジャンルを展開します。

さらにネット通販だけではなく、全国に30店舗をオープン。そこにもブランドの世界観が広がります。

ターゲットは20~30代。登場人物の生き方や価値観への共感を誘い、購買へとつなげる狙いです。

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三陽商会は、バーバリーとのライセンス契約を終了してからは、"長く着られる"がコンセプトの「100年コート」を販売したり、イギリスの老舗「マッキントッシュロンドン」とライセンス契約を結んだりと、高品質を売りにした高級路線を走ってきました。

しかし、主力の百貨店での販売が落ち込むなど苦境から抜け出すことはできず、2019年度上半期は、2億円の最終赤字になっています。

三陽商会の岩田功社長は「映画に興味を持ってもらうだけでなく、映画に出ている女優のファンの人たちがブランドに興味を持ってもらうなど、相応の効果はあるのでは」と話します。

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この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年7月31日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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(C)テレビ東京

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