本作は、累計300万部(電子書籍含む)を超えるあずみきし原作の大人気同名漫画を実写ドラマ化。広瀬すずやきゃりーぱみゅぱみゅなどが SNS で広めて話題になるなど著名人にもファンが多く、インターネット上でもドラマ化キャストを妄想する読者が続出した注目作だ。"生と死"や"天国 と地獄"といった深いテーマを、魅力ある個性的なキャラクターたちが、時に軽やかに、時に厳かに魅せる「死役所」は、考えさせられる人間ドラマとして極上のエンターテイメント作品となっている。

20191003_shiyakusyo_07.jpg

主演の松岡の他、黒島結菜、清原翔、松本まりか、でんでんの出演が発表されていたが、今回新たに"死役所"の職員の1人、シン宮役で余貴美子が出演することが明らかになった。もともと原作者・あずみきしが余をイメージしていたというこのキャラを、余が演じるというまさに夢のキャスティングが実現した。

男性職員を見つけると甘い声を出し、グイグイと寄っていくお色気タイプの女性で、シ役所職員の過去を知っているという役どころを演じる余は、「死役所に来られるお客様は全員仏様! その中で私は、死産課の化粧バッチリで男性職員に絡むのが好きなシン宮! 早速原作を全巻購読しましたが、早く続きが読みたいと思うぐらい引き込まれています」とコメント。

さらに、「撮影現場では、血だらけの若者、天寿を全うされたおじいさんおばあさんなど、様々な理由で亡くなられた方々が死役所を訪れるため多勢の出演者が居ます。そんな死者に囲まれ非日常の空間の中で、ついつい自分の死に方を考えてしまう半面、シン宮を演じる中で成仏できる生き方をしたいと感慨深いものもあります。登場人物のエピソードや亡くなってもなお自分の人生に悩む職員達の姿、実に深く心に沁みるドラマですので是非ご覧ください」と作品の魅了を語りつつアピールした。

20191003_shiyakusyo_02.jpg

また今回、1話から4話のゲスト出演者も発表された。第1話では、松岡の後輩となる織山が、義理の父との関係に悩み、また学校でのいじめの末に自殺したことでシ役所に現れる学生・鹿野太一を演じる。織山は、「いろんなことに初めて挑戦し、名だたる役者の皆さんに囲まれて、本当に勉強になる時間でした。まだまだ皆さんに追いつけないなと、自分が小さく思えて悔しさも感じました」と撮影を振り返りつつ、「そんな中、松岡くんから空き時間に昔の光GENJIさんや忍者さんの話を聞かせてもらったり・・・松岡くんは僕のことをすごく気にかけてくれつつ、現場全体への気配りを忘れない。『こういう先輩になりたいな!』と新たな目標になりました」と、座長を務める先輩のすごさに感動した様子。

20191003_shiyakusyo_03.jpg

20191003_shiyakusyo_04.jpg

その他、第2話「母」で、不妊治療に励んでやっと赤ちゃんを宿すも、赤ちゃんと共に自身も生命の危機に陥ってしまう女性・荻野泉水役に酒井、不妊治療に悩む妻を懸命に支える泉水の夫・荻野貴宏役に野間口、第3話「人を殺す理由」で、父親から引き継いだ定食屋を夫婦二人三脚で守っていたが、とある因縁の男に殺され、納得できないままシ役所に来ることとなる坂浦眞澄役に三浦が決定。

20191003_shiyakusyo_05.jpg

20191003_shiyakusyo_06.jpg

そして、第4話「初デート」で、大好きな彼との夢のようなデートの途中で不慮の事故により亡くなり、「好きな人の前では奇麗なままの姿で」という女性ならではの繊細な感情をのぞかせる伊達夏加役に、NHK『ごちそうさん』『あまちゃん』などで主演・杏や小泉今日子の幼少期を演じ、名子役としても話題となった豊嶋が出演する。

以下、ゲスト出演者のコメント全文を紹介。

◆織山尚大(少年忍者/ジャニーズJr.)

不思議な世界に入り込んでしまった感じで、「人との温かい交わりが亡くなった後にあぶり出される」という今までになかった作品のような気がします。いろんなことに初めて挑戦し、名だたる役者の皆さんに囲まれて、本当に勉強になる時間でした。まだまだ皆さんに追いつけないなと、自分が小さく思えて悔しさも感じました。そんな中、松岡くんから空き時間に昔の光GENJIさんや忍者さんの話を聞かせてもらったり・・・松岡くんは僕のことをすごく気にかけてくれつつ、現場全体への気配りを忘れない。「こういう先輩になりたいな!」と新たな目標になりました。役の太一君になりきって頑張りましたので、ぜひご覧ください。

◆酒井若菜

ツラい不妊治療を乗り越えた先に訪れる我が子の死。そんな、あまりにもヘヴィな経験をした母親を演じました。この母親が感じた痛みを、40分1話の中に凝縮させることへの難しさを痛感しました。クランクアップ時、旦那役の野間口徹さんと目を合わせ、同時に漏れた言葉は「ツラかった」。ただひたすらにツラかったです。大切な人を亡くした経験のあるかたがこのドラマをご覧になったとき、「死役所」という場所を想像し、ほんの少しでもその 想像力が心を軽くするきっかけになればいいな、と願うばかりです。

◆野間口徹

台本をいただき「きっと悪い方の役だろうな」と思って読み始めたのですが、まさかの真逆の役で。ストーリーも『死役所』の中では珍しい部類のもので。自分の身近な出来事を重ねながら演じました。きっと、心に響く作品になっていると思います。

◆三浦貴大

原作が好きで、ずっと前から読んでいました。その中にある話をできるというのが嬉しくて、とにかく楽しみです。僕が演じた坂浦のような「感情をむき出しにする役」ということで、たまにこういう役があると楽しいですね。内面的に抱えている役ばかりだと精神的に疲れますから(笑)。松岡さんと共演は初めてですが、現場では気さくに話しかけてくださり、空気づくりの上手い、すごく頼りがいのある方だなと思いました。タイトル的にただ怖い話なのかなと思いがちですが、人間の死を通して生きる意味や希望を描いている作品なので、ぜひフラットに見ていただき、その先の希望を見出していただければと思います。

◆豊嶋花

『死役所』は夢中で一気に読んだ大好きな漫画です。オーディションに受 かった時と『家政夫のミタゾノ』で共演させて頂いた松岡さんが覚えていてくださったことがダブルで嬉しかったです! 夏加はデート中の事故で亡くなってしまい、ドラマの中でも特に痛々しい姿になる子です。1日1日を大切に後悔のない人生を送りたいと考えさせられるドラマだと思います。ぜひ皆さんに観ていただきたいです!

ドラマ『死役所』は10月16日(水)深夜0:12からテレビ東京で放送開始予定。毎週地上波放送終了後には、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信される。

(C)「死役所」製作委員会