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檀上に立ち、いつものポーズを決めた永野はいきなり会場の笑いを誘い、冒頭から北山も笑いをこらえることが出来ない様子だった。出演者全員が挨拶する中、「最高のチームでドラマの中身同様、ピンチを乗り越えてきました」と言うのは萩原。撮影期間はわずか一か月半。司会に撮影現場で印象に残っていることを聞かれた北山は「先ほど、数々のピンチを乗り越えたとおっしゃっていましたけど、時期が夏だったので、暑さが・・・。立っているだけで汗が出てくるぐらい暑かったです。何も言わないスタッフさんのプロ精神を見せつけられる現場でもありましたね」としみじみ語った。

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続いて萩原も「暑かった」と語り、今泉まで「毎日、すごく暑かった」と言い始めると、永野が「それしかねぇのかよ!」とツッコむ一幕も。結局、全員が撮影で印象に残ったことは"暑さ"だったことが判明した。どうやら、この日の舞台裏ではキャストの仲の良さが群を抜いていたようで「永野さんがすごく笑わせてくれるので」と今泉が言うと「うれしい。普段、笑ってもらえないんで」と永野も本音がポロリ。

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そんな永野は「日々、役者チームのみなさんと仲良くさせていただいて。お笑いの異色な奴が入ってきたのに、受け入れてくれました」と一見、とてもいい話風。だが「今泉さんとは最終的に曲まで生まれちゃって」と現場でのとんでもエピソードを明かし、「すごいんですよ、彼女。作詞作曲の能力が」と言うと「一緒に踊ろうか」と永野は少し照れた様子の今泉を誘い、「あなたはトマト、私はポテト~♪」というインパクトのある歌詞と童謡のようなゆる~い曲調、そしてかわいらしい振り付けと共に今泉と永野がオリジナルソングを披露した。その様子を微笑ましそうに見ていた北山は「これがいきなり生まれるんですよ。10曲くらいあるんですよね」と笑顔で明かした。

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和やかな雰囲気の中、北山は呉井を演じるにあたり収録前は監督とかなり話し合ったと語り、「原作が左利きで描かれていたので、『実写化するときどうしますか?』という話を(榊監督と)しました。そうなったら僕は撮影前の一か月半、左利きの練習をしなきゃいけないなぁって思っていて。それは一番最初に話し合いました」というこだわりを見せた。

また劇中では、なりすまし連載をするにあたり、さまざまなピンチが訪れる。そこで自分の身の回りで起こったピンチを聞かれると、北山は「ホントにセリフが出なくなっちゃったときがあって。絶対、セリフが頭に入ってるんですけど、カメラが回った瞬間にセリフが出てこなくなることがありました。あれは何だったんだろう?」と自分でも不思議がっていた。

さらに、役作りのため、3キロも減量をしたという北山は「追い込まれる役だったので、そこはやっぱり見た目で感じる説得力がないとなと思って」とこ減量の理由を明かす。だが、誰かになりすませるなら、誰になりすましたいですか?という質問には「今泉さんになりたいかも。嫌なことなさそう。ずっと鼻歌とか歌って、でも財布は忘れるみたいな(笑)」と語った。

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一方、今泉は「私、永野さんになってみたいです」と言われ、「え~~、すごい!」とニヤニヤする永野。しかし、続けて「(永野さんって)恥ずかしいことありますか?」と言い放つと、「バカヤロー! 逆にこっちが聞きたいわ!」と、今泉の天然っぷりに振り回されっぱなし。アイドル、役者、芸人という異色キャストが並んだ作品となったが、現場でのチームワークの良さが浮き彫りになる会見となった。

新ドラマ『ミリオンジョー』は、テレビ東京で10月9日(水)深夜1:35から放送開始。また、同日夜11:00からは動画配信サービス「Paravi(パラビ)」にて全話一挙配信される。

(文:MAIMAI)