素直に「好き」っていうことの大切さを知ることは、私生活でも役者としても、とても勉強になります
――『恋んトス』は恋愛リアリティショー。そのリアルな表情がお芝居に役立つことってありますか?
皆さんの純粋に"恋愛をしに来ている"って表情は参考になることがありますね。というか「こういうときは、こういうふうに言わないといけないんだ」っていう僕の私生活にも役立っているときもあって。お芝居と私生活ってすごく密接しているんです。だからこそ、自分の経験したことが、お芝居のもとになることもあるかもしれません。あとは男性のモテ技とかも(笑)。
――モテ技?
技というか・・・「こういときは言わないといけないんだ」ということですね。例えば崇史だったら、本人は攻めているつもりなんですけど、相手(なつ)に思いが上手く届いてなかったりするんです。なので、直接「好き」って言ったほうがいいのかなぁって。でも、本人からすると、「これ以上近づいたら、避けられちゃうかも」って思っているんだろうなと。確信がないから、はっきりできない・・・きっと崇史はそういうタイプ。素直に「好き」っていうことの大切さを知ることは、僕の私生活でも役者としても、とても勉強になります。
――小関さんはそういうとき「好き!」って言えるタイプですか?
わりと崇史に近い部分はあるんですけど、言うときは言えるほうだと思います。というか、言っちゃうほうかな、好きになったときは(笑)。でも、メールで告白することは100%ありません。最近、メールで告白したとか別れたとか聞くんですけど、僕の選択肢にはないですね。
――ちなみに小関さんはメールのやり取りはこまめにするほうですか?
いや、そこはずぼらなほうかも。マメに連絡を取るタイプではないですね。
――彼女が出来ても?
どうかなぁ~。昔からよく言われるんですけど、僕って分かりにくいらしいんですよ。小学生からお世話になっているマネジャーさんにも言われていて。だから「いずれ裕太に恋人が出来たら、その人には小関裕太の説明書を書いてあげたほうがいいよ」って言われるぐらい(笑)。僕的には自分のことを人にも分かってもらおうと努力しているつもりなんですが、いまだに友達や先輩からも同じようなことを言われるんです。
――自分のことには無関心なんでしょうか?
関心はあるつもりなんですけど、フォーカスしているポイントが違うのかもしれません。決定的な部分にフォーカスできてないのかも(笑)。
ごちゃごちゃした人間模様が手に取るように見られる番組
――現在、バラエティー番組のレギュラーは『恋んトス』だけですが、もっとバラエティー番組には出演したいという思いなどはありますか?
僕、バラエティー番組が大好きなので、チャンスがあればぜひ! 先日も『有吉ゼミ』(日本テレビ)でギャル曽根さんと大食い対決をしたんですが(笑)、すっごく楽しかったです!
――『恋んトス』でもスタジオMCのみなさんとのロケ番組とかあったら楽しそうですね。
いいですねぇ! バラエティーって結構、仲良くなれない場なのかなと思っていて。スタジオではみなさん、楽しく話している雰囲気が伝わってきますが、直前に控室で「はじめまして。よろしくお願いします」って挨拶を交わしたばかりの方も多いんです。『恋んトス』も最初の1年ぐらいはプライベートで話すこともなく、連絡先も知らなかったんです。ただ、この半年ぐらいで一気にぎゅっと仲良くなって。プライベートでも仲の良くさせていただいているので、そんなメンバーであるからこそ、みんなでロケとか行ってみたいですね。
――あとスタジオMCのメンバーで共同生活をしてみるとか・・・。
面白いかも。ただ、誰とも恋は生まれないと思いますけど(笑)。仲が良すぎると、そういうふうに相手を見られなくなっちゃいますよね。
――では最後に、『恋んトス』を見てくださる皆さんにメッセージをお願いします。
いろんな恋愛がいっぱい詰まった、まさにリアル恋愛バラエティーがこの番組。『テラスハウス』や『あいのり』もありますが、この番組ならではの色がものすごくあります。何より、ホントにリアル。撮影するスタッフの方たちでも予想できない展開が必ず毎回起こるのでVTRがすごく面白いんです。しかも恋愛にこだわらず、恋愛はあくまで付属品という感じで、それ以上のごちゃごちゃした人間模様が手に取るように見られる番組です。パラビだと今シーズンはもちろん、これまでの放送、配信されてきたシーズンが全て見られますので、ぜひご覧になってください。入り口はソフトでも、中はとっても濃厚ですから!
(文・撮影:MAIMAI)
【インタビュー前編】『恋んトス』では"いじられ役"な小関裕太は「あ~ん」に弱い・・・!?
◆番組情報
『恋んトス season9』
毎週金曜夜10:00配信
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