9月21日(土)に放送された『キングオブコント2019』(TBS系)で、どぶろっくが12代目王者の座を勝ち取った。どぶろっくは2004年結成、コンビ歴16年目の森慎太郎、江口直人によるコンビ。芸人の先輩であるケンドーコバヤシから「絶対勝てる! 設定から展開から全てが素晴らしい。今回大爆発するはず」と太鼓判を押されていた今大会最年長コンビで、8年ぶりに出場し初優勝を飾った。
決勝1回戦目では、目の前に神様(森)が現れた農夫(江口)が「大きいイチモツが欲しい」とひたすらに懇願するミュージカルのようなネタを披露し、審査員の設楽統が93点、日村勇紀が96点、三村マサカズが98点、大竹一樹が97点、松本人志が96点をつけ、合計480点でトップ通過。三村は「もう大好き! 爆発力すごいですよ。あの(歌の)CDを欲しい!」とハイテンションになり、松本も「胃もたれしない程度の良い油で揚げた感じ。よかった」とコメント。さらに設楽も「どぶろっくはやっぱりかっこいい! コントに生きざまが反映されている。ちゃんと一つのストーリーになっている」とその潔さを絶賛した。
ファイナルステージでは、神様を江口、農夫を森が演じ、今度はひたすらに「大きいイチモツを与えたい」という展開のコントを披露した。そして、設楽が94点、日村が90点、三村が89点、大竹が91点、松本が91点で、ファイナルステージだけで言えば462点だったうるとらブギーズに劣る455点ながらも、総合得点935点で見事に優勝。江口は嬉し涙を流し、森は「自分たちのスタイルを思いっきりやったらたくさんの人に評価されて本当に嬉しいです!」と大いに喜んだ。
その直後には優勝会見が行われ、多数の記者が集まっている状況に森は「こういった大きな大会ですごくいい思いをした記憶がない・・・負ける前提で臨んでいたので、なんかまだ実感がないです」と本音をポツリ。江口も「負けても悔いなしっていう感じだったんですけど・・・本当に(実感が)なくて。これ本当ですよね? 夢じゃないよな?」と言いながら自分のイチモツを掴み確かめていた。
2人が所属する浅井企画からの初の優勝者ということで、森は「コント55さんを生んだ事務所なので、その事務所でコントの日本一になるというのは感慨深い」と語り、「欽ちゃん(萩本欽一)、二郎さん(坂上二郎)、やりました!」と声を掛けた。
また、今回8年ぶりに出場したきっかけはケンドーコバヤシから下ネタのNo.1を決める大会で「いいぞ! いけるかもしれんぞ! もっと大きな大会でやってもいいネタだと思うぞ」と言われたことだと明かし、森は「ケンコバさんの言う通り、やってやりました。やりまくりました!」とメッセージを送った。
そんな二人は、5歳からの幼なじみで佐賀の基山町で育ったという。森は、優勝が決まった時に江口が泣いた姿を見て「なんか江口のご家族に(この嬉しい気持ちを)伝えたいなと思いました」となんだかほっこりした話を。基山町の観光大使をやっていることもあり、江口も「佐賀の幼なじみで組んだコンビ。基山町で一緒に育った仲間たち、家族も含め、みんなに伝えたい。基山町長にも」と語り、二人で「基山町長やりました!」と報告した。
今回、12代目王者の称号と共に1000万円を手にした2人は使い道を聞かれ、森が「ネタでも言いましたけど・・・イチモツを大きくしようかなと」とネタを引用してボケ、それに対し江口が「名誉のために言いますけど、小さくはないですよ。大きくもないですけど。それだけは言っておきたい」と乗った。
しかし、その直後「コントの日本一を決める大会で歌ネタで決勝に選んでいただいて、優勝させていただいて、コントと言うジャンルの懐の広さを感じているので、今度は僕らがイベントでも開いて100万円くらいの賞金の大会をやりたいですね。恩返しをしたい」と森が大きな夢を語り、江口も「フェスとかやってみたいですよね」と野望を語り、優勝できたのは森がギターを頑張ってきてくれたからと「そんな相方にギターを買ってあげたいですね。歪な形した、イチモツ型の。チャンピオン仕様のギターを」とコメント。森は素直に「うれしい!」と笑顔を見せ、35年以上続く二人の絆の深さを見せてくれた。
なお、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、夜11:30頃より今大会でアンバサダーを務めるバイきんぐと決勝進出者であるうるとらブギーズ、ネルソンズ、空気階段、ビスケットブラザーズ、ジャルジャル、どぶろっく、かが屋、GAG、ゾフィー、わらふぢなるおいによる反省会の模様がLIVE配信中。
また、パラビではどぶろっくがネタを披露している『あらびき団』や『ドリーム東西ネタ合戦』などの映像も配信されている。
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