「リベンジする」という表現をよく耳にするだろう。日本では「再挑戦する」という時に使われるが、英語では「復讐」「仕返しをする」という意味が主流だ。このドラマ『リベンジ』は、壮絶な人生を送ってきた一人の女性の復讐劇を描いたサスペンスドラマだ。

8月から動画配信サービス「Paravi(パラビ)」にてシーズン1からシーズン4の配信が開始。初めて見るという方のために、本作の魅力を紹介していく。

舞台は全米屈指の高級住宅地ハンプトン。幼い頃に無実の罪で父が投獄されてしまったアマンダは、父親を罪に陥れた地元を牛耳るセレブ、グレイソン一家への復讐を誓う。10年後、美しく賢く成長したアマンダはエミリーと名前を変え別人としてハンプトンに戻ってきた。グレイソン一家に近づき、父が罠にかけられた理由を突き止めていくうちに、金にまみれた一家の姿が見えてくる。

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ハンプトンの女王の異名を持つヴィクトリア・グレイソンや、その夫でお金のためには手段を選ばない、エミリー(アマンダ)の父の上司だったコンラッド、そして息子でイケメンのダニエル。そんな一家を、エミリーは地獄の果てまで追い詰めていく。そんな中、エミリーの父とグレイソン一家の関係も明らかになっていき・・・。陰謀と策略にまみれた世界でエミリーが計画する、冷酷なまでの「リベンジ」が始まる。

復讐ものはどの国でも人気のあるジャンルだが、『リベンジ』の見どころはそれだけではない。

まず、エミリーだけでなく、キャラクター全員が深く掘り下げられていて、話を追うごとに新たな一面がどんどん見えてくる。別人として生きる道を選んだエミリーだが、幼馴染にも自分の正体を明かせないジレンマに陥ることもあれば日本語が話せるという一面を披露することも。

また、エミリーの敵である鉄の女、ヴィクトリアの裏の、そのまた裏の裏の(!)顔や、エミリーの計画を手伝いながらも復讐を止めてほしいとも思う複雑な協力者ノーラン・ロスなど、どのキャラクターも、悪役でさえも、見れば見るほどもっと知りたい!と思うようになる目が離せない人ばかりなのだ。

視聴率が良ければ10年以上続くこともあるアメリカのドラマだが、『リベンジ』は人気が衰えることなく4シーズンで完結。最後も尻つぼみになることなく素晴らしく完璧にまとまったエンディングが待っている。エミリーの正体がバレれば一巻の終わり!という常にドキドキの緊張感もさることながら、最終話まで毎回予想もつかない展開の連続が保証されている本作。そんな点も、これからイッキ見する人にとっては安心して楽しめるポイントだろう。

そして復讐劇というドロドロの暗いイメージを覆すのが、ハンプトンという舞台と登場人物たちのセレブでゴージャスな生活だ。どの世代でも美男美女ばかりで、太陽と海がきらめく船上パーティーや、最新のファッションに豪邸のインテリアなど全てがまばゆいばかり。女性の多くはそんな目にも美しい映像も楽しめることだろう。

もちろん忘れてはならないのは、複雑なキャラクターを演じる実力派の俳優たち。

エミリーを演じるのは、170cm超の長身を誇り、役柄と同じくマルチリンガルであるカナダ出身のエミリー・ヴァンキャンプ(役柄と同じ名前)で、本作をきっかけにブレイク。マーベル映画『キャプテン・アメリカ』シリーズではシークレット・エージェントのシャロン・カーター役に抜擢された。

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そんなエミリーはなんと、憎きグレイソン家の息子ダニエルを演じたジョシュ・ボウマンと2018年に結婚! エミリーとダニエルとして恋人役を演じていた二人が本当に結婚したと世間を沸かせた。共演していた4年間で交際に発展した二人ゆえに、一緒にいる時の甘い雰囲気はもしかして演技でなく本物なのか、そこも気にかけてみるのも面白いかもしれない。

ほかにも見逃せないのが、真田広之の出演だ。ハリウッドのドラマや映画でも知られた名優である彼が、日本人投資家サトシ・タケダ役として登場。エミリーの計画のため、武術や復讐の心構えを教える重要な役どころを演じている。撮影中は、エミリーに日本語や殺陣を指導したそうで、真田広之仕込みのエミリーの演技にも注目だ。

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そんな見どころがたくさん詰まった中毒性の高い"イッキ見確定"の傑作ドラマ『リベンジ』。エミリーの復讐劇を最後まで見届けなければ、あなたの夏は終わらない。

なお、シーズン1からシーズン4の字幕版、吹替版が動画配信サービス「Paravi(パラビ)」にて配信中。

(C)2019 ABC Studios

(文/Erina Austen)