2019年10月期にテレビ東京で松岡昌宏主演ドラマ『死役所』(毎週水曜深夜0:12~)が放送されることが決まった。本作は累計300万部(電子書籍含む)を超える、あずみきし原作の大ベストセラー漫画の初映像化となり、松岡は"あの世"の市役所ならぬ「死役所」で働くミステリアスで強烈な魅力を持つ闇の深い主人公・シ村を演じる。

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「死役所」は「月刊コミックバンチ」(新潮社)にて2013年1月より連載中で、広瀬すず、きゃりーぱみゅぱみゅなどがSNSで広めて話題になるなど著名人にもファンが多い注目作。自殺や他殺、病死、事故死などさまざまな理由で亡くなった者たちの行き先を決める手続く気をする"死役所"を舞台に、次から次へと現れる死者に「お客様は仏様です」と慇懃無礼な態度で対応し、その貼り付いたような笑顔からは想像ができない壮絶な過去や、冷徹な表情を時折見せるシ村(松岡)が死者たちと"心の対話"をしていく姿を描く。

映像化の解禁と共に、松岡が"シ村"に扮したドラマビジュアルも解禁。シ村を演じることに松岡は、「年齢を重ねた今いただいてよかったなと思います。原作を読ませていただいて、『今より若い時期に頂いていたらリアリティがなかったのでは?』と思いました。40代ぐらいが一番この『シ村』という役に合っているのかなという気がしています」と語った。

また、クランクイン前ながら、「『お客様は仏様です』。僕は原作で軸となるシ村のこのセリフを相当練習しました」と明かし、「もう20パターンぐらいやって、やっと『これでいこう!』という自分の中でしっくりくる言い方を見つけました」と、早速役を自分のものにし始めているようだ。

本作では監督に、コメディミステリードラマ『探偵が早すぎる』(日本テレビ)、ダークファンタジー要素があったドラマ『電影少女2019』、そして現在放送中の愛と欲望が入り混じる『わたし旦那をシェアしてた』(日本テレビ)などを手掛ける湯浅弘章のほか、『夜行観覧車』『大恋愛~僕を忘れる君と』(ともにTBS)などの演出を務めた棚澤孝義、若手実力派の映画監督・酒井麻衣、若手注目度ナンバーワンの映画監督・松木花奈ら旬の若手クリエイターが集結。

さらに脚本を、竹内結子が女性版シャーロックホームズを演じることで話題となったドラマ『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』を手掛けた政池洋佑が務め、テレビ東京ならではの独自路線を行く、ニッチかつマニアックにしてトガった新ドラマを作り上げていく。

以下、松岡、原作者、プロデューサーのコメントを紹介。

◆松岡昌宏

――「死役所」主演の話を聞いた時の気持ちをお聞かせください。

原作を読ませていただいて非常に興味深い作品であったというのと、周りが全員「死役所」を読んでいたというのがあり、「どういう表現をしたらおもしろくなるかな?」というアイデアが自分の中で何個か浮かびました。「どのパターンで行こうか?」というのを考えられる楽しみがあるドラマだなと思い、「演者にとってやりがいのあるお仕事なのでぜひ!」という形で受けさせていただきました。

――主人公、「シ村」の印象をお聞かせください。

亡くなった方特有というのか、血が通っていないという部分が非常にミステリアスです。そこに魅力があるなという。今まで意外と血が通った、熱血漢な役が多かったので、ある種新しい境地ではあるのかなと思っています。まあ「女装」という新しいパターンもありましたが(笑)。

主人公「シ村」という役を年齢を重ねた今いただいてよかったなと思います。原作を読ませていただいて、「今より若い時期に頂いていたらリアリティがなかったのでは?」と思いました。40代ぐらいが一番この「シ村」という役に合っているのかなという気がしています。

――「大江戸捜査網 2015」以来のテレビ東京ドラマへの出演ですが、深夜ドラマ主演への意気込みをお聞かせください。

僕が言うのも変な話ですが「なんかおもしろい」。新しいジャンルを今一番おもしろく攻めているなぁと思っています。「普通できないだろ!」ということを攻めて、いろんなものを作って、ブームを起こしている。元々僕もTOKIOで同じようなことを思って活動してきたので、いいチャンスを頂けて良かったと思っています。

――クランクイン前ということで、これから現場で楽しみにされていることはありますか?

まずはいいチームを作りたい。いつも言っているんですが「現場のチーム感」は作品に出ますから。座長として、演者として緊張感はきちんと持ちながらも、その上で楽しい現場であれば、今回もいい作品ができると思います。どちらかと言うと今回の作品は少し客観視してやった方がいい作品になるだろうと思うので、変に力を入れることなくやりたいなと思っています。

――メッセージ性の強い作品だと思いますが、視聴者の方に一言お願いします。

「お客様は仏様です」。僕は原作で軸となるシ村のこのセリフを相当練習しました。もう20パターンぐらいやって、やっと「これでいこう!」という自分の中でしっくりくる言い方を見つけました。この言葉は、キャッチコピーであり、サブタイトル。漫画の原作タイトルである「死役所」というのが中心にあり、例えばドラマタイトルとして「死役所~お客様は仏様です~」とつくような。それぐらい大事な言葉です。

ぜひ仏の目で見てやってほしいと思います。優しい気持ちでご覧ください。

◆原作者・あずみきし

実写化なんて初めての経験で、小心者の作者は心からビビっています。しかしいざ話が来ると好奇心が勝るものですね。自分の生み出したキャラが三次元の世界で動いたり笑ったり嫌味を言ったりするのかと思うとワクワクが止まりません。いや、そうは言ってもビビってるんですけどね。未だガラケーを使用する作者は、未だガラケーの松岡さんに以前から勝手に親しみを感じておりました。ガラケーも使えないであろうシ村さんとうまくやってくださると信じています。テレ東さん×松岡さんの方程式、ビビりながらも楽しみにしています。原作読者の皆さま、一緒にビビりながら待ちましょう!

◆プロデューサー・倉地雄大

この「死役所」という作品と出会ったのは今から5年前。圧倒的なビジュアルと世界観、そして"シ村"というミステリアスで強烈な魅力を持つ闇の深い主人公。さらに各エピソードによって様々な読後感を味わわせてくれるこの漫画は、"漫画好きなイチ読者"として目からウロコで、同じ"作品作りに携わる者"として激しく嫉妬して、それと同時に「この作品の映像化にチャレンジしたい!」という強烈な想いに駆られたことを、今でも覚えています。

あれから早5年。主演に時代劇からコメディまで、幅広く演じることに定評のある松岡昌宏さんをお迎えし、良い意味で非常にハードルの高い「死役所」を映像化できることに至極の喜びを感じています! テレ東深夜ドラマらしくエッジの効いた、そして今秋、誰よりも多くの人の心に深く刺さるドラマにしたいと思っています! 皆さま、どうぞご期待ください!

(C)あずみきし/新潮社・(C)「死役所」製作委員会
(C)あずみきし/新潮社