テレビ東京で7月22日(月)から放送開始する反町隆史主演のドラマBiz『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』。本作は、「いのちの再建弁護士 会社と家族を生き返らせる」(角川文庫/KADOKAWA刊)が原作で、日本の企業の99.7%を占めるという中小企業を、年間8000件以上に及ぶ倒産から救うことに心血を注ぐ弁護士・村越(反町)の姿を描く物語だ。

本著の作者であり今も現役で闘う弁護士・村松謙一氏をモデルに、実話からインスパイアされた熱いドラマを展開していく本作で、"いのち"に真正面から向き合う熱い弁護士の役を反町がどのように演じるかに注目が集まっている。

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放送前に行われて会見では、中川順平プロデューサーが「最近、弁護士ドラマが非常に増えてきているのですが、今回テーマにしているのは再建分野というものです。会社の倒産は、そこで働く従業員や取引先とか、家族とか多くの人に関わる命の問題だという風にとらえて、瀕死の会社を蘇らせようと奔走する弁護士の物語です」とドラマを紹介。

第1話では、水産会社社長・山谷(石黒賢)から救いを求めるFAXが届いたことをきっかけに、経営悪化で瀕死の状態になっている魚市場の再建に挑むことに。現状を嘆き、死をも考える社長に村越は「まだ、大丈夫です」と、驚くべき再建案を提示することになるが、中川Pは「普通なら中々できるとは思えないことです。そこに何かマジックがあるわけじゃなく、ひたむきに債権者に向き合って、説得を繰り返すという熱いハートがあるからこそ、無ければできないことを成し遂げるという弁護士の姿があります」と語り、「沢山の人の胸に届いてほしいと願っております」と熱い思いを明かした。

主演を務める反町は、「村松先生にこのドラマを見ていただいた時に『泣けたよ』とか『すごいリアルだったよ』などと言っていただけることがこの役を演じる上で、僕の中での正解だと思ってやってきました」と意気込んでいたが、実際に本作の1話を見た村松氏から『泣けた』『感動できた』と言われ自信を持てたという。

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会見場に来ていた村松氏は、「僕らの仕事というのは人を助ける仕事でして、人を助けるにはもちろん対価が必要ですけど、それ以上に助かった人が笑顔を浮かべる、これが僕らの一番の報酬になるんです。それを反町さんにもお伝えしました。ドラマではそういうものもちゃんと描かれていると思います」と、撮影に入る前に反町に弁護士としての思いを伝えていたことを明かした。

そして、「専門用語、裁判所の用語などが入り混じった膨大なセリフというものは、暗記して話せるものじゃないと思うんです。反町さんは弁護士になりきって、心の中から出てくる言葉として伝えてくれているので、ぜひ見てください」と反町の弁護士姿を評価した。

弁護士として熱い思いを持つ村松氏の言葉に、村越事務所の経理・永井茜役の小池栄子は「村松先生という存在を知るだけでも心強い気持ちになると思います。『こういう考えの先生がいらっしゃるんだ』『こういう仕事があるんだ』ということを知って、生きていく上でとても勇気になったなと私は思いました。その気持ちを皆さんにも味わっていただきたいです」と語り、役同様に熱く撮影に臨んできた反町は「村松先生がいるからこそ、このドラマの意義があると思います。視聴者の方になんらかの記憶として残ればうれしいです」とコメントした。

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『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』は7月22日(月)夜9:00から放送開始。初回は2時間スペシャルで、2話以降は毎週月曜夜10:00から。放送後には動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信される。