10月クールにテレビ東京で北山宏光主演の連続ドラマ『ミリオンジョー』(毎週水曜深夜1:35~)が放送されることが決定。北山がテレビ東京のドラマに出演するのは初めてだという。また、本作はBSテレ東での放送、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」での配信も決まっている。

本作は、最新巻の初版部数が500万部を超える国民的大ヒット漫画「ミリオンジョー」の担当でありながら、やる気ナシ、作品への愛情ナシの二流編集者・呉井聡市が、「ミリオンジョー」を生み出す変人の漫画家・真加田恒夫が急死したことをきっかけにアシスタントと共に"成りすまし連載"を続け、次々とピンチに見舞われる姿を描いていく"コミックサスペンス"。

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北山が演じる主人公・呉井は学生の頃、漫画に救われ漫画家を目指し、千道社の新人漫画賞を受賞するもオリジナリティが無いと評価され断念。編集者になって真加田の担当になるが、自分の才能の無さを認めたくない為、深い付き合いをしないようにしているという役どころだ。

北山は自身の役について「夢を諦めてしまったからこそ、目の前の真加田の才能に目を向けず、逃げてしまっていました」と語り、「ですが、真加田のあるきっかけで漫画への情熱が戻ってきます。その人が変わっていくさまをストーリーの中でどのように演じていくかポイントにしていきたいです」と意気込む。

さらに、「観た人の心に何か残るような、また観た人が嫉妬するような作品にしていきたいです。そして、健康に気をつけて、作品への熱意と思いをぶつけられる現場にしたいです」と熱くコメント。

そんな北山に松本拓プロデューサーは、「とても自然体でありながら、情熱的で、さらにはクレイジーさを心に宿す、呉井聡市というキャラクターをどう演じるか、今からとても楽しみです」と期待を寄せる。

本作の監督を務めるのは、俳優の顔を持ちながら映画やドラマを数多く手掛ける榊英雄と、映画祭でグランプリなどの受賞経験がある柴田啓佑。そして、脚本は『天 天和通りの快男児』(テレビ東京)、『絶対正義』(フジテレビ)などを手掛けてきた政池洋佑が担当する。

大人気漫画を完結させるために奮闘する呉井を北山がどのように演じていくのかに注目だ。

以下、北山、プロデューサーのコメントを紹介。

◆北山宏光

――「ミリオンジョー」を読んだ感想をお聞かせ下さい。

読み始めたら「なんだこの展開?」と手が止まらなくなり、一気読みしました。登場人物の絵のタッチ感、形がありそうでないなんとも言えない感じを果たして実写化した時にどのようになっていくのか果たして自分はどのように演じられるかワクワクとドキドキしました。

――呉井聡市はどんな人物ですか?また、演じる上で役作りや、心がけようとしていることはありますか?

呉井は、漫画家の夢を諦めてしまった編集者です。夢を諦めてしまったからこそ、目の前の真加田の才能に目を向けず、逃げてしまっていました。ですが、真加田のあるきっかけで漫画への情熱が戻ってきます。その人が変わっていくさまをストーリーの中でどのように演じていくかポイントにしていきたいです。

――これから撮影が始まりますが、意気込みをお願いします

観た人の心に何か残るような、また観た人が嫉妬するような作品にしていきたいです。そして、健康に気をつけて、作品への熱意と思いをぶつけられる現場にしたいです。

――このドラマの見どころ、そして視聴者の皆様へメッセージをお願いします。

テレ東の連ドラ・初出演、初主演です!僕の事を知っている人も知らない人も作品に巻き込んで来週まで待てない!と言わせられるように頑張ります。一回観始めたらもう止まらないストーリーになっています。呉井が最後どうなっていくのか、見所満載です!是非観てくださいね!

◆松本拓プロデューサー

「一度観出したら止まらない」

月並みですが、このドラマは正にその言葉が当てはまると思います。個性的すぎる登場人物たちが、未だかつてないスリリングなサスペンスを繰り広げていきます。
主演は主演映画等、俳優としても大活躍中の北山宏光さん。とても自然体でありながら、情熱的で、さらにはクレイジーさを心に宿す、呉井聡市というキャラクターをどう演じるか、今からとても楽しみです。テレビ東京が見られない方は是非Paraviで!このドラマは期待を裏切らないはずです。ご期待ください!

【あらすじ】

千道社 『週刊少年グローリー』編集部・呉井聡市(北山宏光)は、累計発行部数3億冊突破の国民的大ヒット漫画『ミリオンジョー』を担当するマンガ編集者。

そして、グローリーで10年以上連載を続け、人気No.1を走り続けるモンスター級のマンガ『ミリオンジョー』を生み出すのは漫画家の真加田恒夫。極度の人間嫌いで、対面できるのは呉井とチーフアシスタントの寺師のみという変人だ。呉井はたまたま真加田の担当になっただけのやる気も愛情もない編集担当だったが・・・。締め切り間際のある日、呉井の元に一本の電話が・・・。

「し、心臓が痛い・・・うう・・・う・・・」 

真加田が締め切りを伸ばすために使う常套手段に呉井はそっけなく電話を切る。いよいよ、このままだと原稿が落ちてしまう、と呉井はしぶしぶ真加田の元に向かうが、そこで目にしたものは・・・。

「死んでる・・・」

もし、今日の電話で自分が駆け付けていたら真加田は助かったのではないか?『ミリオンジョー』が未完のまま終わってしまったら「週刊少年グローリー」はどうなる!?極限状態で呉井が出した驚愕の答えとは――。

(C)十口了至・市丸いろは/講談社