Plus Paraviが注目する人物にフィーチャーする新企画「オシダン!plus」。記念すべき第1回に登場するのは、ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEのリーダーである工藤大輝だ。

2011年、Da-iCE結成。初めてのライブは、ほんの数人しかオーディエンスはいなかった。そこから地道にスキルを磨いてファンを増やし、2014年に『SHOUT IT OUT』で待望のメジャーデビューを果たした。

その後もたゆまぬ進化を重ね、2017年には念願の日本武道館ライブを実現。さらに今年6月、初のベストアルバム『Da-iCE BEST』をリリース。デビュー6周年を迎え、ダンス&ボーカルグループとして確固たる地位を築いている。

20190629_oshidan_06.jpg

そんなDa-iCEのリーダー・工藤大輝の、グループにいるときとは別の魅力が楽しめるのが、TBSラジオで毎週土曜22時からオンエアの『TALK ABOUT』だ。現在30代の工藤がパーソナリティを務め、多彩なゲストと共に10代のリアルな声を取り上げ本音トークを展開している。動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、この『TALK ABOUT』が映像へと飛び出した『TALK ABOUT+』を配信中。軽快なトークを繰り広げる工藤の表情や仕草まで堪能できる番組になっている。

そこで今回は、工藤大輝にインタビュー。気になるプラスな素顔を2回にわたってお届けする。

20190629_oshidan_05.jpg

メジャーデビュー6周年。それでも今もずっと戦々恐々としている

――大輝くんと言えばDa-iCEで見せるカッコいいダンスが魅力のひとつですが、ダンスに目覚めたのは中学のときなんですよね。そもそもダンスを好きになるきっかけは何かあったんですか?

きっかけというのは明確になくて。気付いたときからずっと好きなんですよね。小学校の学芸会でも踊っていましたし。僕の記憶にない頃の話で言えば、3~4歳のときに光GENJIさんがテレビで踊っているのを見て一緒に踊っていたらしいです。

――可愛い!

とにかくずっと音楽が好きなんですよね。自分で最初にダンスをカバーしたのはKinKi Kidsさんでした。

――で、高校に入ってから地元・北海道のアクターズスタジオに通いはじめるんですよね。

そうです。最初は親が反対していて。親を説得するために、地域で一番の進学校に進学して。そこから週6回、レッスンに通っていました。

――そして、高校卒業後、上京。

最初は今とは別の事務所に入っていて。ただ、そこが俳優の事務所だったんです。やっぱり僕はずっと音楽が好きだったし、音楽がやりたかったから、ちょっと合わなくて。それで、そこを辞めてフリーになって、アパレルのバイトをしながら、曲を作ったり踊ったりしていました。

――そこからDa-iCEを結成して、今年でメジャーデビュー6周年。率直な感想として、この6周年はあっという間ですか? それとも長かった?

あっという間ですね。もうそんなに経ったかっていう感じで。

――この6周年の間で最も印象的な出来事と言えば?

武道館(Da-iCE HALL TOUR 2016 -PHASE 5- FINAL in 日本武道館)ですね。いちばん印象に残っています。

――Da-iCEにとっては悲願の、初の武道館公演でした。夢が叶ったという意味で印象に残っているんですか?

(少し考えて)・・・まだ続けられるな、って思いました。

――それは裏返しで言うと、ずっと不安があったということですか?

あったっていうか、今もあります。ずっと戦々恐々としています。

――その不安は何に対する不安ですか?

何て説明したらいいんだろう。単純に競合もいっぱいいるし。この仕事って、応援してくださるファンの方とか支えてくれるスタッフの人がいて初めて成り立つ職業。だからこそ、周りから人がいなくなる怖さというのを常に持っておかないとって思うんですよね。

20190629_oshidan_04.jpg

これからのDa-iCEはもっと新しいところにアプローチしていかないと

――結成当初からの歩みの中でいちばんDa-iCEとして進化した部分はどこですか?

根本的なんですけど、基礎的なスキルは上がっているなって思います。今、「Da-iCE BEST TOUR 2019」をやっているところなんですけど、ツアーをやるにあたって、昔の振りを思い出そうと当時の映像を見返してみたんですよ。そしたら、まあ下手で(笑)。もうバラバラなんですよ、動きが。「映像見ても参考にならない!」ってなりました(笑)。

――そう思えるのは、積み重ねてきたものへの誇りがあるからですよね。

そうですね。それはすごくあります。ただ、今の僕らもまだまだですけどね。

――それこそ今のDa-iCEの強みは何かと聞かれたら、大輝くんは何を挙げますか?

最近思うのはリアルにキャリアは結構大事かなと。今でこそ、ちょっと大人っぽい曲をやるようになりましたけど、じゃあそういう曲をDa-iCEを組んで間もない頃にやっていても印象はまったく違っただろうなって。ちゃんといろんな経験を重ねてきて、見てくれる人たちが歴史を説明できるから、パフォーマンスにより説得力を感じていただけるようになった。そこは若手の方々にはない強みなのかなと。

――ああ、そうか。もう若手ではないんですよね。

全然若手じゃないです、1ミリも(笑)。気持ち的には新人ですけど、そうも言っていられないですから。若手のダンスボーカルグループもいっぱい増えていますし。

――じゃあ、そんな今のDa-iCEがこれから次のフェーズに向かうために"プラス"していかなきゃいけないものって何でしょう?

率直に言うと、このまま今の状態で進んでいっても限度があるなっていうのが見えてきているんです。

――限度?

もっと新しいところにアプローチしていかないと、これ以上、Da-iCEが広まることはなさそうだなって。だから今年は対バンというか、バンドのフェスに出たりするんですけど。海外進出も含めて、自分たちのことをまだ知らない人たちのところへ、どんどん出ていきたいなとは思っています。

――そのために準備していることは?

今、個々がそれぞれいろんな活動をしていて、みんながそこで力を伸ばしてきている。そこはいいプラスになるんじゃないかと思います。昔は5人が一緒になってDa-iCEというグループとしてどう動くかが大事だったんですよ。でも今はそこはもう当たり前。そのプラスアルファで、一人ひとり何をやるかが求められている。そこは昔と比べて変わったところのひとつかもしれないです。

20190629_oshidan_03.jpg

『TALK ABOUT』は絶対知り得ない情報が入ってくるインプットの時間

――そんなソロ活動のひとつとして、大輝くんには『TALK ABOUT』があるわけですが、『TALK ABOUT』は学校生活、勉強、進路、友達、恋愛などティーンのリアルな声がつまった番組です。パーソナリティをやってみて知ったジェネレーションギャップや驚きはありますか?

恋愛系だと、普通にLINEで告白している子とかビックリですね。僕らの世代では考えられないので。

あとは入学とかクラス替えのときとか、先に同じクラスの子同士でLINEグループを作って、そこで仲良くなってから、実際に学校に行って「LINEのあの子!」ってなるらしくて。信じられないな、それはと。

だって、LINEだけだと本当にその子がクラスに存在するかどうかわからないし、いくらLINE上で仲良くなっても、実際に会ってみて思ったのと違ったってなったら困るじゃないですか(笑)。でも、今の10代の子はそれが普通なんだなって。そこにビックリしました。

――そもそもクラスでLINEグループを作るのとかしんどいですよね・・・(笑)。

俺もです。すぐ抜けたくなる(笑)。

あとはやっぱり今の子たちの方がだいぶ自由な気がしますね。ただ、ネットでのコミュニケーションに慣れている分、直接話すのを苦手にしている子が多いのかなと思ったり。ラジオだとコメントいっぱいくれる子が電話で話すと急にしおらしくなったりとか。まあ、それも10代っていう感じで可愛いですけど(笑)。

――パーソナリティとして心がけていることは?

リスナーの子たちと会話をするときはあまり自分を取り繕わないようにしています。本音が見えるのがラジオのいいところ。だから、カッコつけるものでもないだろうなと思うし、結構自分をさらけ出すようなことも言っちゃっています。

立ち位置的に先生っぽくなっちゃうところもあるんですけど、それは仕方ないかなと思って、敢えて先生目線で話すときもありますし。ゲストさんが来てくれたときは、なるべくその人の温度感に寄り添う感覚を大事にしています。

――もともとパーソナリティというお仕事に興味はあったんですか?

ありました。ダンス&ボーカルグループをやっていると、どうしても同じダンス&ボーカルグループの人たちとしか知り合えなくて。こうやって番組をやらせてもらえることは、自分にとっても新しい出会いや機会をつくれるチャンス。ありがたいし、毎回楽しみにやっています。

――じゃあ、この『TALK ABOUT』は多岐に渡る大輝くんの活動の中でどういう位置づけのものですか?

『TALK ABOUT』のチームのみなさんって、若い子のトレンドに敏感で。今、どういうものが流行っているとか、どういうアーティストやアイドルの子たちが出てきているとか、僕の知らないことを知っている人がたくさんいるんです。

リスナーの子たちと話すことで、若い子たちが今、どんなふうに過ごしているかもわかるし。そういう意味では、グループの活動だけでは絶対に知り得ない情報がたくさん入ってくる、貴重なインプットの時間ですね。

20190629_oshidan_02.jpg

後編では、「ダンス&ボーカルグループらしくない」と語る工藤大輝のパーソナルな部分をさらに深掘り。ぜひ後編もMUSTでチェックしてください!

撮影=龍田浩之

◆番組概要
『TALK ABOUT』
TBSラジオにて毎週土曜夜10:00-0:00に放送中。

『TALK ABOUT+』
パラビにて独占配信中。
BS-TBSで毎月最終日曜 午前10:30-11:00放送
(次回は6月30日(日)、7月28日(日)にOA予定)