テレビ東京で7月クールに放送開始するドラマBiz『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』で、反町隆史演じる主人公・村越の妻役として和久井映見がレギュラー出演することが決定した。反町と和久井は1997年に放送された『バージンロード』(フジテレビ)以来22年ぶりの再共演となる。また、初回放送はドラマBiz枠史上初の2時間スペシャルとなることも発表された。

原作は「いのちの再建弁護士 会社と家族を生き返らせる」(角川文庫/KADOKAWA刊)で、本著の作者であり今も現役で闘う弁護士・村松謙一氏をモデルに、実話からインスパイアされた熱いドラマを展開。日本の企業の99.7%を占めるという中小企業を、年間8000件以上に及ぶ倒産から救うことに心血を注ぐ弁護士の姿を描いていく。

これまで、レギュラー出演者に小池栄子、堀井新太、橋爪功が決まっていたが、和久井も仲間入りすることとなった。和久井は反町と22年ぶりに共演することについて「久々にまたご一緒させて頂ける事がとてもうれしく、ありがたく、以前と変わることなくご自身の仕事に真摯に向かわれる反町さんに、私も頑張らなければ・・・と思いながらおります」と喜びつつ、気を引き締める。

さらに、「反町さんの演じられる『パパ』はとってもステキなので、私の演じる『ママ』はバランス大丈夫かしら・・・と焦りつつ、以前ご一緒させていただいた事が、今回夫婦を演じるうえで、画面の中の、なにか素敵な空気につながっているといいなぁと思いながらおります」と意気込んだ。

一方、反町も「久しぶりにご一緒させて頂けると聞いた時はとてもうれしかったですね。しかも奥さん役で共演できることに、不思議とほっとした感じがあったんです」と喜んでいる様子。そして、「当時も今もかわらず、現場で多くを話さなくてもしっくりと来る空気感が、シーンの随所に活かされていると思います。どん底の村越を励まし、そっと支えてくれる妻に、演じながらもほっとさせられています」と、すでにチームワークもばっちりのようだ。

そんな安心感あふれる配役が発表された中、原作者の村松謙一氏からもコメントが寄せられた。松村氏は「倒産事件は、関係者の利害が厳しく対立し、時には関係者の人生や命すら左右する究極の場面です。再建弁護士には『不安の中で苦しむ依頼者の手を絶対に離さない』という、情熱・胆力・正義感が強く要求されるだけに、いったい主演は誰になるのか、実は気になっていました」と、重責のかかる配役を気にしていた様子。

しかし、「ナイスガイの反町隆史氏、その魂の入った再建弁護士・村越は"本物の再建弁護士"と言っても、決して過言ではありません。反町氏演じる村越は、情熱に溢れる一方で"泣き虫"でもあり、人間味溢れる弁護士となっています」と太鼓判を押すほど、反町の演技に安心したようだ。

そして、最後に「幾度も崖っぷちに立ち、傷だらけになりながらも奔走する村越弁護士の生き様、苦悩、葛藤をご覧になることで、皆さん一人ひとりが人間として本来持っている"共感力"、"正義感"に火がつくことでしょう。見終わった後には、誰もが満足できるヒューマンドラマとなっている。このような唯一無二の素晴らしいドラマを制作してくれた全ての方々が私にとっては"主役"に等しく、原作者として感謝の心で一杯です」としみじみ語った。

20190603_ri-garu_02.jpg

以下、和久井、反町、村松氏のコメントを紹介。

◆和久井映見

――主演の反町隆史さんと22年ぶりの共演で夫婦役となりますがいかがでしょうか?

久々にまたご一緒させて頂ける事がとても嬉しく、ありがたく、以前と変わることなくご自身の仕事に真摯に向かわれる反町さんに、私も頑張らなければ・・・と思いながらおります。反町さんの演じられる「パパ」はとってもステキなので、私の演じる「ママ」はバランス大丈夫かしら・・・と焦りつつ、以前ご一緒させていただいた事が、今回夫婦を演じるうえで、画面の中の、なにか素敵な空気につながっているといいなぁと思いながらおります。

――ご出演が決まった際の、作品に対しての印象は?

人の数だけ、生活があり、人生がある。一人ひとりの思いや考えが、なにかとても大きな事さえもうごかしていく、そこにある温度のようなものに涙がでました。

――演じられる村越祥子のイメージはどのようにお考えですか?

仕事や人に誠実に向き合おうとする自分の夫や、大切な家族、関わる周りの人達をだいじに想いながら、日々日常を明るく積み重ねていく、妻でありお母さんなのだな、と思います。

――西浦(正記)監督とも、数々の作品でご一緒されているかと思いますが、テレビ東京のドラマでご一緒されることについてはいかがでしょうか?

なんとなく、私という人間のキャラクターをご理解いただけているのではないかという安心感を勝手に持ちながら(笑)やはりまたご一緒させて頂ける事がとてもうれしいですし、だからこそ監督の「オッケー」の声がいただけるように、頑張らねばと思います。

――視聴者の方々へのメッセージをお願い致します。

数々の出来事、人の関わり、沢山の人の思いや人生が描かれます。どうぞご覧下さい。

◆主演・反町隆史

「バージンロード」は僕が23歳の時なんです。和久井さんと久しぶりにご一緒させて頂けると聞いた時はとてもうれしかったですね。しかも奥さん役で共演できることに、不思議とほっとした感じがあったんです。和久井さんの出演作品を観ていて、素敵に歳を重ねられているなというのが印象的ですごく再会が楽しみでした。

当時も今もかわらず、現場で多くを話さなくてもしっくりと来る空気感が、シーンの随所に活かされていると思います。どん底の村越を励まし、そっと支えてくれる妻に、演じながらもほっとさせられています。

◆原作・村松謙一氏

倒産事件は、関係者の利害が厳しく対立し、時には関係者の人生や命すら左右する究極の場面です。再建弁護士には「不安の中で苦しむ依頼者の手を絶対に離さない」という、情熱・胆力・正義感が強く要求されるだけに、いったい主演は誰になるのか、実は気になっていました。

ナイスガイの反町隆史氏、その魂の入った再建弁護士・村越は"本物の再建弁護士"と言っても、決して過言ではありません。反町氏演じる村越は、情熱に溢れる一方で"泣き虫"でもあり、人間味溢れる弁護士となっています。

会社には多数の人間がいます。その一人ひとりの人間に、家族が、子供達がいます。人の数だけ"命の重さ"があるのです。その"命の重さ"を、村越は一人で背負っています。だから、彼は絶対にあきらめるわけにはいかないのです。

幾度も崖っぷちに立ち、傷だらけになりながらも奔走する村越弁護士の生き様、苦悩、葛藤をご覧になることで、皆さん一人ひとりが人間として本来持っている"共感力"、"正義感"に火がつくことでしょう。

見終わった後には、誰もが満足できるヒューマンドラマとなっている。このような唯一無二の素晴らしいドラマを制作してくれた全ての方々が私にとっては"主役"に等しく、原作者として感謝の心で一杯です。

◆番組情報
ドラマBiz『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』
7月スタート/テレビ東京系/毎週月曜 夜10:00~
主演:反町隆史
出演:小池栄子、堀井新太、和久井映見、橋爪功ほか
原作:村松謙一「いのちの再建弁護士 会社と家族を生き返らせる」(角川文庫/KADOKAWA刊)

(C)テレビ東京