金曜ドラマ『インハンド』特別試写会&キャスト舞台挨拶が4月9日(火)に行われ、本作に出演する山下智久と濱田岳、菜々緒が出席した。本作は、「イブニング」(講談社)で連載中の朱戸アオによる同名漫画を原作に、義手の天才科学者とその助手、美人官僚があっと驚く科学的な方法で事件を解決していくヒューマンサイエンスミステリー。寄生虫を専門とする天才科学者ながら、無愛想でドSの変わり者・紐倉哲を山下が演じる。

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山下は、自身の役柄について「一見、嫌なやつなんですが、とにかく自分の興味のあることに関してはすごく情熱的になる。見た目は冷めているような感じですが、中身は情熱的で熱い。そういうところが回を追うごとに徐々に見えてきます。最終話で初めて完結する、奥深い変わった科学者だと思っています」と説明する。

そんな紐倉との関係を、お人好しの熱血助手・高家春馬役の濱田は「昭和の良き夫婦みたいな感じ」と分析。「僕は奥さん側で、甲斐甲斐しく掃除やお手伝いをしていますが、全然ありがとうとか感謝の気持ちは言わないんです。でも、ふとした時に優しい言葉をかけてくれる。だから、僕、気づいたんです。このドラマは朝ドラ的要素もある、すごいドラマだと思ってます。良き夫婦像も見れる。朝ドラの要素もふんだんに盛り込んだ贅沢なミステリードラマになっています」とアピールした。

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濱田の"朝ドラ"アピールを受けて、山下も「その通りです」と太鼓判を押し、「いろいろな角度で観ていただけるドラマになっていると思います。僕は、最初にお話をいただいた時に、義手だったり、寄生虫が専門なので動物と共存しているとか、目で見ても楽しめるエンターテインメントになると思いました。でも、そういう視覚的なことだけじゃなくて、心と心の支え合いのドラマでもある。中身もすごく奥深い、朝ドラ的な要素もある、盛りだくさんなドラマになっていると思います」と自信をのぞかせた。

紐倉は多くの生き物と共生しているという設定のため、撮影現場にもたくさんの生き物がいることから、動物とのエピソードに話が及ぶと、山下は「イグアナを抱いて研究所に向かってくださいと、最初に言われたときは一瞬戸惑いました」と話す。しかし、「回を追うごとに、僕のことをイグアナが覚えたんです。(白衣を着て撮影していたので)白衣のやつだって思うみたいで、(近くを通ると)『撫でろ』って顔をするんです。撫でてあげると気持ちよさそうな顔をするんで、とても愛着が湧いてしまいました」と明かした。

一方、濱田は研究所のワンちゃんが印象に残っていると言い、「(ドラマに出演している犬は)おやつをもらえれば何でもするんです。でも、おやつをもらえないとやらないんです。まるで、外国の俳優さんとお仕事しているような、『お給料をちゃんともらえれば、やることはやりますよ』っていうスタンスが勉強になるなと思いました」とユーモアたっぷりなコメント。

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菜々緒は「私は、動物全般大好きなので、蛇だったりワニの赤ちゃんだったりという爬虫類系だけじゃなく、昆虫系も全然いけるということに最近気づきました。濱田さんの手にタランチュラを乗せてあげたり、サソリを触ってみたり・・・3人での撮影の時は、私はずっと爬虫類と戯れています」と話して会場を驚かせた。

また、この日は山下の34歳の誕生日だったことから、舞台挨拶の最後には濱田と菜々緒から山下にバースデーケーキがプレゼントされた。紐倉のイラストが描かれた豪華なバースデーケーキが登場すると、山下は嬉しそうに小躍りして見せ、「たくさんの方の前でお祝いしていただいて、いい年になるんじゃないかなという予感しかないです。ありがとうございました」と満面の笑みを見せた。

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金曜ドラマ『インハンド』はTBSにて4月12日から毎週金曜よる10:00より放送(初回15分拡大)。その後、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信予定。

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