TBSにて4月16日(火)より吉高由里子主演『わたし、定時で帰ります。』が放送されるが、このほど初回放送に先立ってドラマの原作を手掛けた朱野帰子(あけの・かえるこ)が撮影現場を激励訪問した。
原作の「わたし、定時で帰ります。」シリーズ(新潮社刊)は、自身も会社員を経験しており、作品ごとの徹底的な取材と軽快な筆致による作風で人気を博している朱野によるお仕事小説。3月29日(金)には、シリーズ続編となる「わたし、定時で帰ります。ハイパー」が発売された。
影現場を訪問した朱野は、主演の吉高をはじめ、向井理、内田有紀ほか、主要キャストが集結するオフィスシーンを見学。「自分が数行で書いたオフィスが想像以上に再現されている・・・!」とうれしそうに語り、吉高と談笑する場面もあった。
◆朱野帰子
初めてセットを見学して、原作では数行しか書かれていないオフィスを本当に精巧に創りこんでくださっているのに驚きました。私もこの会社で働きたいと思うくらい素敵で、その中で俳優さんたちが動き回っている光景は、実在の職場を覗いているのではないかと錯覚するくらいリアルでした。
続けて撮影も見せていただいたのですが、結衣役の吉高さんも、晃太郎役の向井さんも、他の役柄の皆さんも、原作をはるかに超えて魅力的です。小説とドラマのどっちが先にできたのかわからないという気さえしてきます(笑)。
吉高さんという俳優さんに対しては、社会の枠組みには完全に取りこまれずにいて、でも周囲を俯瞰する目も常に持っている人、という印象があって密かに憧れていました。なので、新しい時代のヒロインを描こうとする時はいつも吉高さんのイメージが頭の奥にありました。今回、結衣役を演じていらっしゃるのを拝見して、改めて、夢が一つ叶ったという思いでいっぱいです。
視聴者の皆さんも、毎週火曜に、特にたくさん働いて疲れた日は、吉高さん演じる結衣と一緒に上海飯店で乾杯したい、と思うようになるのではないでしょうか。
国を挙げての働き方改革が始まり、4月から新制度や管理システムが導入される企業も多いと思います。でも人の心も、働く状況も、そう簡単には変わらないですよね。ドラマは原作以上に、帰りたくても帰れない人の心に優しく寄り添ったドラマになっていると感じます。まじめに、一生懸命、働かれている方にこそ観ていただきたい物語です。
火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』はTBSにて4月16日(火)22:00より放送スタート。
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