2019年4月よりドラマ Biz『スパイラル~町工場の奇跡~』がテレビ東京にて放送されるが、このほど主演を玉木宏が務めることが明らかになった。
『スパイラル~町工場の奇跡~』は、天才的な発明家だった創業者が急逝し倒産危機に陥った下町の町工場を、銀行員から転身した一人の企業再生家が立て直していく軌跡を描く、弱き者の目線に立った応援歌的なヒューマンドラマ。
原作は、累計260万部を超えるベストセラー「ハゲタカ」シリーズのスピンオフ作品「ハゲタカ4.5/ス パイラル」。社会派エンターテインメントの旗手・真山仁自身が「ハゲタカの常識を破ることを目的にした」と自負する、"中小企業の再生"をテーマに描いた話題作を連続ドラマ化する。
玉木はエリート銀行員から、経営難に陥っ た企業の再生を手掛ける企業再生家に転身した主人公・芝野健夫を演じる。芝野は「人を弾く仕事ではなく、人を救う仕事がしたい」という信念を持ち、頭が切れ、ビジネスに関しては非常に冷静で用心深い一面も見せるが、実はロマンチストで涙もろいという人間味溢れる人物。
脚本は、映画『フラガール』や連続ドラマ小説『マッサン』を始め、数多くの名作を手掛けている羽原大介が、監督は井坂聡、松田礼人、棚澤孝義が担当する。
◆玉木宏(芝野健夫役)
――原作を読まれた感想は?
いわゆる"日本の技術"を守っていかなければいけないという説得力を、すごく感じる作品だと思いました。中小企業が舞台になっている話なので、外資との対峙が面白さだと思いますし、町工場の技術を芝野が必死で守ろうとしているところも見応えがあると思います。
――ドラマ出演のお話を聞いた時のお気持ちは?
真山先生が描く社会派ドラマは、内容にもリアリティーがあります。年齢など原作とは異なる設定もありますが、原作ファンが多くいる作品ですので、ファンの方々にも納得できるような作品になったらと思いながら撮影に臨みたいと思います。
――玉木さんから見た芝野健夫とは?
芝野は基本的に真面目な人間だと思いますし、原作に「世の中には時々信じられない巡り合わせがある。芝野は年齢を重ねる中で、一見偶然にしか見えない巡り合わせでも必然と考えるようになった。その必然は無視してはならない」とあるように、全てを受け入れていくようなところがある。物事に 関してのこういう考え方が彼のベースになっていると思います。信念を心に持ちながら...また人に寄り添える人だと思うので、優しさも持ち合わせながら、この役を生きられたらいいなと思います。
――今回の役を演じるにあたって役作りや準備したことは?
何かを体得しなければいけない役柄ではないので、役作りや準備は特にしていません。大切なのは、共演する方々とのセッションだと思うので、そのセッションの中で一番リアリティーがある着地点はどこか、ということを探りながら、皆さんと一緒に作品を作っていくことを楽しみにしています。共演者には久しぶりの方も初めての方もいるのですが、今からすごく楽しい現場になりそうな予感がしています。
――視聴者へのメッセージをお願いします
このドラマは家族、町工場など、地に足が着いた人たちの"これから"をしっかりと見届けられる作品になっていくと思います。いざ自分の家族が同じような状況になった時にどうすればいいのか、自分に置き換えられる状況もたくさんあると思います。その中で何を守っていくべきなのか...そんなことを想像しながら見ていただけると面白いのではないかと思います。ぜひ幅広い世代の方に見ていただきたいですね。
ドラマ Biz『スパイラル~町工場の奇跡~』は 4月よりテレビ東京にて放送スタート。
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