『半沢直樹』シリーズ、『陸王』、『下町ロケット』など人気ドラマの原作を手掛けてきた池井戸潤の新作「ノーサイド」がTBSの日曜劇場枠にて大泉洋主演でドラマ化されることが明らかになった。

大泉が演じるのは、大手製造メーカー「トキワ発動機」の中堅サラリーマン・君嶋隼人。君嶋は出世レースの先頭に立ち幹部候補とまで言われていたが、上司が主導する企業買収に異を唱えた結果、左遷人事で地方の工場に総務部長として赴任することになってしまう。

やるせない思いで赴任先の工場に赴いた君嶋だが、さらにトキワ発動機ラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーを兼務するよう命じられる。かつての栄光むなしく、今は成績不振であえぐ「アストロズ」。ラグビーの知識も経験もない君嶋に、チーム再建という重荷が課せられた。低迷するラグビー部と出世の道を断たれた君嶋の、再起をかけた戦いが始まる...。

なお大泉は自身が所属する演劇ユニット「TEAM NACS」の中で、これまで池井戸ドラマに出演していなかった最後の一人である。満を持して主演を演じる大泉に注目が集まる。

◆大泉洋(君嶋隼人役)
私自身も今まで放送されてきた、数々の池井戸作品のファンでありましたので、その池井戸さんの新作ドラマで、主演させていただくのはとても嬉しく、光栄であります。
大きなプレッシャーも感じていますが、『99年の愛 ~JAPANESE AMERICANS~』『LEADERS II』でもご一緒させていただき、全幅の信頼を寄せる福澤組と一緒にこの君嶋という役を全身全霊で演じたいと思います。そして日本でラグビーのワールドカップが開催されるという年に書きおろされる池井戸さんのラグビーを題材にした新作を読者として、純粋に楽しみにもしています。絶対おもしろいでしょ!!

◆伊與田英徳(プロデューサー)
池井戸さんの新しい原作で、新しいドラマができることになって、大変ワクワクしております。そして東京進出した時の舞台を見て以来「TEAM NACSというすごい集団といつか仕事をしたい」と思っていました。北海道ローカルのイベントにも何度かうかがったことがあります。いろんなことを経て、このたび約5年越し念願がかなって大泉洋さんとご一緒できることができて、さらにワクワクしております。池井戸さんと大泉洋さんの新しい出会いから奏でられるエネルギーが、どんなドラマになるのか、今から楽しみです。私どもスタッフも全力で挑みます。

『ノーサイド』(仮題)はTBSにて7月より放送スタート予定。