動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、戦後のサブカルチャーを創り、今も活躍する人々の歴史を対談で深堀りするオリジナル番組『その話には続きがある』を配信中。「POPEYE」「BRUTUS」など人気雑誌を手掛けてきた編集者、石川次郎さんがホスト役として、横尾忠則さん、小林泰彦さん、加納典明さんという、日本のサブカルチャーを切り開いてきたレジェンドたちを訪ね、対談形式でそれぞれの魅力を深く掘り下げる。

第3回のゲストである写真家の加納さんは、写真家・杵島隆のもとでアシスタントとして厳しい下積み時代を送り、フリーとなって頭角を現し始めた頃、石川さんと出会った。「加納典明にとっての最初のヌードは、僕にとっても最初のヌードだった」と石川さん。石川さんが「加納典明の"美意識"を感じた」という撮影の裏側で交わされていた当時の編集長との会話など、今だから話せることが次々と飛び出す。

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さらに石川さんは、加納さんに「平凡パンチ」のニューヨーク特集の仕事を依頼。しかし、石川さんにとって加納さんからの要求は予想以上のもので・・・。そして、ニューヨークからの帰り際、石川さんが紹介した草間彌生さんのもとで、加納さんは衝撃的な光景を目にすることとなる。そして話題は、加納さんを一躍有名にすることとなった写真集&展覧会「FUCK」の舞台裏に及ぶ。

加納さんは、1993年より「月刊テンメイ」の刊行を開始。それは、加納さんと一時期距離を置いていた石川さんが、加納の写真を見て「変わった」と感じた瞬間だった。その後、内容は徐々にエスカレートしていき、加納さんは1995年にわいせつ図画販売の容疑で逮捕されてしまう。「これはアートではない」と割り切っていたという加納さんの、写真家としてのプライドや警察とのやり取りまでが赤裸々に明かされていく―。

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戦後から、日本のサブカルチャーを力強く開拓してきたレジェンドたちが、"今"だから語れる「話の続き」。ぜひ、動画配信サービス「パラビ」で。

なお、本番組はBSテレ東・WOWOW・BS-TBS 3局でそれぞれの各ゲストの1話が特別版で放送された。WOWOWでは、1月27日(日)に『その話には続きがある』小林泰彦編を再放送予定。

『その話には続きがある』
【出演】石川次郎 横尾忠則 小林泰彦 加納典明
【配信】横尾忠則編×4話/小林泰彦編×4話/加納典明編×4話
合計12話(各ゲスト#1は無料配信)

(C)Paravi