動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、戦後のサブカルチャーを創り、今も活躍する人々の歴史を対談で深堀りするオリジナル番組『その話には続きがある』を配信中。ホストを務めるのは、「POPEYE」「BRUTUS」など人気雑誌を手掛けてきた編集者、石川次郎さん。ゲストに迎える横尾忠則さん、小林泰彦さん、加納典明さんを石川さんが訪ね、対談形式でそれぞれの魅力を深く掘り下げる。戦後、何もなかった時代の中で、日本のサブカルチャー発展の道を切り開いてきたレジェンドたちが、切り開いてきた歴史とは―。
第2回のゲスト、小林さんはイラストルポの第一人者。石川さんが小林さんと出会ったきっかけは、「平凡パンチDX」で描いていたアメリカファッションのイラストだったという。当時のことを「衝撃的だった」と振り返る石川さん。当時、26歳で「平凡パンチ」編集長1年目となった石川さんに「この人と仕事がしたい」「ここまできちんとアメリカの服を理解して書いている人を今まで知らなかった」と思わせるほど、小林さんのイラストは"観察力"に優れていたそうだ。
当時、日本で「これが外国のスタイルだ」と打ち出されていたもののほとんどは、日本が作った外国のイメージ。しかし、小林さんが知りたかったのは「実際に外国の街にいる男たちが何を着ているか」ということ。小林さんのイラストに惹かれた石川さんの中にも「気になっているアメリカの"今"」があった。出会うべくして出会った2人は、日本では一般の海外旅行が加納になったばかりの1967年、共にサンフランシスコへと渡ることに。
ヒッピームーブメントの真っ只中にあったアメリカで、2人は街を行き交う若者たちのリアルなファッションに触れる。さらに、ニューヨークではグリニッジ・ビレッジやハーレムを取材し、黒人解放闘争を展開していた過激派組織ブラックパンサー党に遭遇、テネシー州ナッシュビルではアメリカンミュージックの本拠地と呼ばれるラジオ番組「オープリ―」の公開ライブに潜入。当時の貴重な体験を振り返りながら、辿る"イラストルポ"というカルチャーとは・・・。
まもなく平成という時代も終わりを迎える"今"だから、語れる「話の続き」。ぜひ、テレビまたは動画配信サービス「パラビ」で。
なお、本番組はBSテレ東・WOWOW・BS-TBS 3局でそれぞれの各ゲストの1話が特別版で放送された。WOWOWでは、1月27日(日)に『その話には続きがある』小林泰彦編を再放送予定。
『その話には続きがある』
【出演】石川次郎 横尾忠則 小林泰彦 加納典明
【配信】横尾忠則編×4話/小林泰彦編×4話/加納典明編×4話
合計12話(各ゲスト#1は無料配信)
(C)Paravi
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