2019年1月11日(金)よりTBSにて放送スタートの金曜ドラマ『メゾン・ド・ポリス』。その特別試写会と舞台挨拶が1月6日(日)に開催され、出演者の高畑充希、西島秀俊、小日向文世、野口五郎、角野卓造、近藤正臣が登壇した。
本作は、主演の高畑じる新人刑事・牧野ひよりが退職警察官だけが住むシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」を訪れ、何やらワケありの"おじさま"たちに振り回されながら事件を解決していく一話完結の刑事ドラマ。原作は加藤実秋の小説「メゾン・ド・ポリス」シリーズ(角川文庫刊)で、2018年1月に発売された第1作は10回以上重版され、その人気から第2作が同年10月に発売、シリーズ第3作も2019年2月に発売予定となっている。
TBSドラマ初主演にして初の刑事役に挑戦する高畑は「ドキドキしながら現場に入ったのですが、みなさまとの撮影がすごく和やかで、毎日現場に行くのが楽しいです。楽しいドラマになるようにがんばっていきたいと思います」と挨拶。
役柄について、高畑は「ひよりは気持ちの強い人で、あんまり女の子っぽくない、装飾品もなくて、化粧っ気もないイメージ」と説明すると、髪の毛をバッサリと切ったのは自身のアイデアということから「髪が短いほうがひよりっぽいのかなという話になって切りました。ドライヤーの時間がこの世で1番無駄な時間だと思っていたから、それが減ってとっても清々しいです(笑)」と明かした。
ひよりとコンビを組むのは、元敏腕刑事で現在はシェアハウスの雑用係という夏目惣一郎。演じる西島は「充希ちゃんとは『とと姉ちゃん』で父親役だったんですけど、今回はひよりという一人の女性を全員でどこか父親代わりに育てていくドラマでもあります。優しく、時には厳しく指導して、一人の立派な刑事に育てていきたいと思っています」と意気込んだ。
現役警察官時代は事務畑で活躍し、現在はシェアハウスの管理人・高平厚彦役の小日向。最近はドラマの現場でもスタッフを含めて1番年上になっているという小日向は「近藤さんと角野さんがいらっしゃることで、甘えたような気分になっています。なおかつ、野口さんとはほとんど年齢が変わらないんですけど、僕が高校生の頃にテレビで見てましたから先輩という感じです。西島くんも見た目は若いですけど、実はそんなに若くないし・・・(笑)。高畑さんだけは孫を見ているような気分で、穏やかな現場です。実はまだ4回しか現場には行ってませんけど(笑)」と語り、会場は笑いに包まれた。
科学捜査研究所に所属していた恋多き男・藤堂雅人役の野口は「(舞台挨拶の)控え室から見える青山墓地を見て、小日向さんが、『みんな、お墓はどこにする?』と話すなど、終活問題ばかりが話題になっております(笑)」と裏話を披露。民放ドラマ出演は『ケイゾク』以来の約20年ぶりということで「ご縁を感じております。久しぶりのドラマなので緊張を感じながら、でもすごく楽しくさせていただいています」と目を輝かせた。
定年退職と同時に妻から離婚を切り出された元所轄刑事・迫田保役の角野は「新年早々、ジャージ姿で誠に申し訳ございません」と笑いを誘い「今までは女房と母親の間で板挟みになったりと軟弱な役でしたが(笑)。今回は所轄のたたき上げ、言葉は乱暴、柔道は強いという役でございまして、本当に嬉しいです」と笑顔を見せた。
シェアハウスのオーナーで元警察幹部・伊達有嗣役の近藤は、役柄について「なんでこういう人たちを集めたのか、台本を読みながら『私は一体何者?』と探っているところです」と語り、本作の見どころとして「一つの事件で2時間ドラマが作れるぐらいで、展開は結構早くて目まぐるしいです。そんなことを毎回重ねながら、ドラマの行方がどうなっていくのか。そして、ひよりがなぜ警察官になったのか謎が展開していきます」と挙げた。
シェアハウスに住むおじさまたちの魅力について、西島は「事件の捜査が始まると、超一流の元刑事たちなので鋭く顔つきも変わってきます。そういう普段のシェアハウスのダラダラしたところと、捜査とのギャップを楽しんでいただけたらと思います」と解説。そのおじさまたちのギャップに"おじキュン"しているという高畑は「おじキュンという言葉を流行らせたいけど、今のところ私しか言っていないんです(笑)」と"おじキュン"をアピールした。
その"おじキュン"について、小日向は「西島君ぐらいは"おじキュン"と言われるかもしれないけど、僕らはもうないんじゃないかな」と話すと、野口は「『青いリンゴ』でデビューした僕が、そんな中に入るとは夢にも思っていませんでした」とはにかんだ。
金曜ドラマ『メゾン・ド・ポリス』は、TBSにて1月11日(金)22:00より放送スタート。
- 1