2018年12月26日(火)に東京・中野サンプラザにて、「青春高校ウィンターライブ~いつか、気づくだろう。今が青春だ~」が行われた。このイベントは、毎週月曜から金曜の夕方に生放送している青春生放送バラエティ『青春高校3年C組』(テレビ東京)の番組企画。
今回のイベントは、新入生を加え、生徒たちは新体制で歌やダンスにコントと、様々なライブ・パフォーマンスを披露した。プラスパラビの本記事では、このイベントの模様をレポートする。
前回行われた「青春高校文化祭~1/人生(じんせいぶんのいち)の今日を大切にしよう~」でも披露した曲に、秋元康が書き下ろした新曲を携え、新入生を迎えた新体制で、歌にダンスにコントにと様々なライブ・パフォーマンスを披露した。
まずイベントは、番組でも報告されていた、おばちゃん(宇都木彩乃)ときめしゅん(木目田俊)のラジオ部による前説から始まった。DJブースのセットで穏やかなトークを楽しんだ後、コール&レスポンスをして、会場は温かい雰囲気に。
前説が終わると、MCを務める中井りか先生、教育実習生のノブナガの岩永が登場。息ピッタリの掛け合いに会場からは笑いがこぼれる。そして、客席に岩永のうちわを見つけると「え~!すっげー変わり者やん!」と客席イジりもバッチリ。
パワーアップした旧曲からスタート!
トップバッターは軽音部。文化祭の時よりもパワーアップした「うるさいうた」でライブ開始早々から会場の熱は一気にトップギアに入った。リッキーと新メンバー松岡龍二郎のイザコザが嘘のように一体感のあるバンド演奏で会場を盛り上げた。
企画ユニットが披露した「バトラー」は、男の色気たっぷり。3人が代わる代わるセンターになる複雑なダンスも息がそろい、なる(鈴木七瑠)の代わりに加入した久保侑大も自慢の美声を響かせた。
ダンス&ボーカル部の「Leave it me!」は、トーマス(大下美瑠)と涌嶋茜がWセンターを務め、女性ボーカルで文化祭とは違った魅力を発揮した。
旧曲のラストはアイドル部の「チャイムの途中で」。アイドル部としてライブ活動に精を出す彼女たちも確実にステップアップ。歌唱後は、中井先生が考えたメンバーの自己紹介もお披露目。会場の合いの手もバッチリ決まった。
笑いが爆発!漫才・コント・マリンバで大盛り上がり!
M-1グランプリにも挑戦した漫才部は、ウィンターライブのために書き下ろした新ネタを披露した。デート企画に憧れるチャーリーのために、本多睦がチャーリーになりきってデートのお手本を見せることに。デートの相手役の日比野芽奈と本多の2人がボケまくり、チャーリーがそのボケを回収する度に大きな笑いが起こった。
今回のコント部は、中井先生・河野紳之介・佐藤諒・出口晴臣・わったー(渡邉聖明)の5名。メインは伝説のオタ役の佐藤で、中井りかは本人役。新米オタの出口とわったーに握手会のセオリーを教えるというわちゃわちゃコントだ。佐藤の行き過ぎた姫(中井)への愛は、裏返せばただのディスり。わったーが姫のツイートをすべて見ているというと、「ツイート全部見てますはダメに決まってるだろ!姫の深夜のツイートは闇だけだらけなんだよ!」と、佐藤が吠えるたびに会場からは笑いと拍手が起こった。
コント部の後は、番組内でもイジられまくったマリンバが登場。メンバーは、リーダーの上島陸歩・おばちゃん・西村瑠香・小倉可愛・宮本ひなの・ボールドウィン零・浅井優平・オルガンの小沼綺音。8人でSEKAI NO OWARIの「スターライトパレード」を演奏した。舞台をたっぷり使った動きのある楽しいパフォーマンスの途中で雪を降らせる演出があったのだが、演奏後にメンバーたちがむせていたのはご愛嬌(笑)。
補欠合格した別所匠が主演の教室コントは、ナント台本39ぺージ・約1万字にものぼる大作!村西考案の別所の歓迎サプライズ計画を本人が知ってしまったところから始まった。「めんどくせ~」と言いながらも、別所がグダグダのサプライズ計画に乗ってあげるドタバタ劇だ。番組を見ている人ならわかるイジりやボケが満載で、唯一、実情を知っている岩永が、次々に出てくるボケにツッコミを入れて、長尺ながらもメリハリのあるコントに仕上がっていた。
そして、体育祭を盛り上げたリッキー・チャーリーvs別所・河野の戦いも再現!リッキーとチャーリーを本気にさせたあの名台詞も飛び出し、大いに盛り上がった。
新ユニットで見せた新しい顔!
部活とは別に結成された新ユニットも、ウィンターライブの目玉のひとつ。唯一ソロをすることになった前川歌音は、立派な一人のアーティストのような完成されたパフォーマンスを披露した。プレッシャーを感じさせず堂々と「クラクションレクイエム」を歌い上げ、中井先生も「本当にすごい!」と大絶賛。
セクシー曲の「ナイジェリアローズ」を披露したおばちゃん・チャーリーペアは、異色ながらもどこかマッチしていた。2人とも、色々な出し物を掛け持ちしているにも関わらず、完璧なパフォーマンスを見せた。そして、曲の途中ではチャーリーがまさかの衣装チェンジ!
このタイミングで、会場に駆けつけた千鳥先生は「飛び込みで袖から見た時にチャーリーがパンイチだったから『どういう状況?』って思った」「かっこよかったよチャーリー。ブルーノマーズに見えました」とコメントして笑わせた。
さらに、YouTubeで50万再生を記録した「引きこもりあるある」も初披露。サビ部分からきめしゅんと本多も加わり、3人で可愛らしくキャッチーな歌で盛り上げた。
新ユニットのトリは出口・別所ペアの「負け犬のブルース」。歌唱力が心配されていたユニットだが、無骨ながらも魂のこもった歌を披露した。出口のハーモニカのうまさに拍手も起こり、歌唱後に「ハーモニカめっちゃうまいじゃん!袖で『本当に吹いてるの?』って聞いちゃった」と中井先生。ノブ先生も「途中からゆずみたいに見えてきたけど、途中で出口のハーモニカが出てきて、その辺は大爆笑だった」と、しっかり笑わせた。
ついに各部活の新曲が発表!
新ユニットの曲の後は、ウィンターライブの目玉とも言える、各部活の新曲披露だ。トップバッターとして現れたのは軽音部。休部中の夘余野陽奈乃を想いながらも、新メンバーと共に乗り越えようと心を込めて「自己嫌悪の夜」を熱唱。「うるさいうた」とは一変したスローバラードで、軽音部の新たな魅力を発見する演奏となった。
番組内でメンバー間のギクシャクした雰囲気が心配されていた企画ユニットは、かっこよさ全開で「気まぐれカモン」を披露。センターの河野を軸にしっかりとしたパフォーマンス。中井先生も「かっこよすぎて笑っちゃった」と絶賛。不仲説をイジられると、前日の放課後トークで河野を嫌いと言ってしまった浅井は最終的には河野を「イイ男だな」と思い、わだかまりは解けていたのだそう。
新入生のまーがりん(大曲李佳)が新曲のセンターとなったアイドル部は、アイドル黄金時代の片鱗を感じる「無人島へ連れてって」。恋する乙女心を歌ったスローな曲調とフリルたっぷりの衣装が相まって、センターのまーがりんにピッタリの甘さいっぱいのパフォーマンスに仕上がっていた。
中井先生も「練習の時よりも全然イイ!」と太鼓判を押し、岩永先生も「もう、(ちゃんとした)アイドルやん!」とコメント。
休学した中本大我の代わりに、三四郎・相田先生をセンターに迎えたダンス&ボーカル部は、中本を想った曲のような「マイナスワン」を披露した。会場は、35歳を感じさせない相田先生のダンスに驚きつつも、次第に一体感に包まれていく。
新メンバーの田中柊斗のラップもキマリ、ダンス&ボーカル部として全体がパワーアップしていることがうかがえた(パフォーマンス後、田中はこっそり泣いているところを中井先生にイジられていた)。
思わぬサプライズに生徒たちがマジ泣き!
生徒たちの出し物が終わる頃、思いもよらぬサプライズが・・・。実は、秋元康の計らいで、先生一同から生徒たちへ贈る合唱曲が用意されていた。メインボーカルはバナナマン・日村先生で、曲名は「たった一つだけの約束」。人生をたくましく地道に歩んでほしいという想いの込められた曲に、生徒たちは感動のあまり涙がこぼれた。
そして、もうひとつのサプライズとして、2月に新宿アルタで一週間公演を行うことも発表!信じれらない企画に、生徒も教師も驚きを隠せない。
無事にウィンターライブを迎えられたことへの感謝の気持ち、この場にいない仲間への気持ちなどを、リッキー、トーマス、日比野が生徒を代表した挨拶の後で、一同は「夕焼けはなぜ、一瞬なのか?」を合唱。感動に包まれる中、きめしゅんの涙声の一言で、イベントは幕を閉じた。
「青春高校ウィンターライブ~いつか、気づくだろう。今が青春だ~」は、テレビ東京にて12月29日(深0:45~2:00)に放送する。会場に足を運べなかった人は、この日の放送をお楽しみに!
(C)テレビ東京 (C)Paravi
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