2019年1月15日（火）よりスタートするTBSの火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』。2018年12月24日（月・振休）に東京・JPタワー「KITTE」1階アトリウムで開催されたXmasスペシャルイベントに、同ドラマに出演する深田恭子と、横浜流星、中村倫也が登壇した。

原作は、隔月刊「クッキー」（集英社）で連載されている持田あきの同名漫画。恋も仕事もしくじっている超鈍感なアラサー女子・春見順子（深田）が、髪をピンクに染めた不良高校生・百合匡平（横浜）、順子の同級生で匡平の担任をしている高校教師・山下一真（中村）、そして順子の従兄弟であるエリート・八雲雅志（永山絢斗）と、タイプの違う3人の男性からアプローチされるラッキー・ラブコメディ。

屋内では日本最大級の高さ約14.5mを誇るクリスマスツリーのもと、華やぐ雰囲気にぴったりな装いで登場した3人に、集まった観客からは大きな歓声が上がった。クリスマスイブということでこの時期の思い出を聞かれ、深田は「父の誕生日でもあるので、毎年お祝いをしています。今日も連絡します」と語り、横浜も「幼稚園の頃に、寡黙な父がサンタの格好をしてプレゼントをくれたことが思い出」と続いた。

それを聞いて「かわいいなあ」と呟いた中村。しかし、中村家は特にクリスマスだからといって特別なことをしなかったそうで「なかなか答えづらい（笑）」。しかも「僕、今日が誕生日なんですけど、それすら何もなかったので、悲しい家族なのかと思われがちで･･･」と苦笑いの中村に、深田が「お誕生日は両親に感謝する日ですから」と優しいフォローを入れると、「そうなんですよね。･･･それ、僕が言ったことになりません？」と欲しがり、笑いを誘った。

ドラマについては、まずイベント会場にも飾られていたポスタービジュアルの話題に。ドラマは「ピンク」がテーマカラーとなっているそうで、この日の深田のドレスも淡いピンク色。また、深田の横で中村、横浜、永山が斜めに支え合う姿が描かれているが、CGではなく、自分たちの力で表現していることも明かされた。

「（深田さんが演じる）順子にアプローチする匡平と一真を、雅志が止めているように」と、劇中の登場人物たちの関係性を象徴するため"斜めに傾く"姿の撮影となったが、「みんな、どこかしらの筋肉がプルプルしていたよね」と中村。横浜も「僕らを支える永山さんが一番大変だったかも（笑）」と撮影を振り返った。なお、現場では本作のことを「はじこい」と呼んでいるそうで、深田は「ちょっとタイトルが長いのですが、皆さんにこと呼び名が浸透していったらいいなと思います」とアピール。

現在、撮影の真っ最中。横浜は匡平役のため人生初、髪をピンクに染めたという。初めての体験に「５日に１回染めているんですが、やっぱり大変ですね。もとはサラサラだったんですが、髪の毛がどんどん変化して･･･撮影終了までに、髪の毛が全部取れないか心配です･･･」と役作りのため、身体と髪を張っていることを伺わせた。心配そうな横浜に、中村からは「保険とか入っておいたら？」とアドバイスが。

中村が演じる一真は、進学校の教師だが、元不良少年。高校時代に同級生の順子に勉強を教えてもらったことをきっかけに恋をし、彼女の人生で唯一告白をしてくれた唯一の人という過去がある。役づくりについて、中村は「元ヤンだけど、あんまり気にしてないです。この作品の中で一真という役が、どのように周りのことを考えていけばいいのかを中心に考えていますね」とサラッと回答。

そんな中村に、横浜は「（チェックの時）モニターで中村さんのお芝居を見て、勉強させていただいています」という。中村が「人の芝居ばっかりチェックするんですよ。勉強している真面目な若手、というイメージを広げていきたいんだと思う（笑）」とツッコむと、「いやいやいや！今まで、同世代の方との共演が多かったので、先輩方とがっつり共演させていただくのがほぼ初めてと言っていい経験なので、勉強させていただいています」と、やはり真面目を貫く横浜だった。

永山が演じる雅志を含め、イケメン3人にアプローチされる順子について、深田は「春海純子という一人の女性が、一生懸命生きている姿に心が動かされるから、みんな惹かれるんだと思います。台本を読んでいても、原作を読んでいても、本当に人を魅了する素敵な女性だと思うので、精一杯演じられたら」。

また、順子の父・春見正（石丸謙二郎）と母・春見しのぶ（檀ふみ）との春見家の撮影も楽しいと語る。「順子のおうちにはピアノがあるんです。最近、石丸さんはピアノを始められたそうで、壇さんと３人でピアノのお話をしたり･･･すごく穏やかな現場です。それから、順子は"とろろ"というすごく大きなもふもふのワンちゃんを飼っているので、癒やしです」と笑顔を見せた。

そして、サプライズとして誕生日を迎えた中村に深田、横浜から花束が贈られた。３２歳を迎えた抱負について、中村は「エジソンが電球を作ったのが、32歳の時だったらしいんですよ。すごいですよね。僕も、この作品が32歳になって最初の仕事なので、電球のような日本を照らす作品にできればなと･･･」とコメント。「すごい、こんなうまいこと言える人いるんですね（笑）」と照れ隠しをしつつ、「ありがとうございます、がんばります」と誓った。

最後に、深田は「観終わった時、胸がキュンとなるようなドラマです。そして、恋だけでなくいろんなことを考えていただけると思います。劇中に順子が"15の君へ"と語りかけるシーンがあるんですが、15歳の頃どんなだったかなとか、将来に誇れる自分かなとか、考えていただけたら。たくさんの方にご覧いただけたらと思います」とイベントを締めくくった。

火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』は、2019年1月15日（火）夜10：00より放送スタート。

(C)Paravi

• 1