伝説の男たちが語るドキュメント対談コンテンツ『その話には続きがある』が2018年12月7日(金)より動画配信サービス「Paravi(パラビ)」にて独占配信されることが明らかになった。配信に伴い、BSテレ東、WOWOW、BS-TBSでのBS3局横断放送も実施されるとのこと。

本番組では、戦後のサブカルチャーを創り、今も活躍する人々の歴史を対談で深堀りする。戦後、一度更地となった日本文化を一から創造し、現在の日本サブカルチャーの土台を創ったレジェンド達が未だ数多く健在し、疲れ果てた中年を凌駕する活躍を見せている。

あらゆるメディアが氾濫し、情報が簡単に手に入る今とは違い、何もなかった時代のレジェンド達は、何を道標に道を極め、進んできたのか?その詳細を、本人とホストの対談形式のトークで深く掘り下げ、ゲストの魅力と、その時代を紹介する。

番組ホストを「平凡パンチ」で編集者としてのキャリアをスタートし「POPEYE」「BRUTUS」「Tarzan」など、戦後のサブカルチャーを牽引してきた雑誌を創刊し、編集長を歴任してきた石川次郎が務める。出演者や番組の詳細は以下のとおり。

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◆#1 美術家 横尾忠則×石川次郎

石川次郎:1960 年代から革新的なポスターデザイン群で知られ、数々の世界的アーティストのアルバムジャケットデザインも担当するなど日本文化をリードするデザイナーとして注目を浴びる。1982年に「画家宣言」を発し、以来ペインティング作品を今も制作し続ける。アートとデザインの交点を再定義し、日本国内だけでなく、世界中のクリエイターに刺激を与え続けている。

【あらすじ】日本を代表する美術家・横尾忠則と雑誌「POPEYE、BRUTUS」などを手掛けた編集者・石川次郎が対談。石川次郎が企画し、横尾忠則の代表作のひとつとなった「浅丘ルリ子 裸体姿之図」の誕生秘話や、横尾忠則が石川次郎に告げた画家宣言の裏側、80歳を超えて変化した死生観などについて自宅アトリエで語る。

#1 「スターのヌードを想像で描いてください」無茶なオーダーで始まった
#2 ジョン・レノンとの自撮りエピソードと 「画家宣言」の舞台裏
#3 自らが80歳以上の現役クリエイターに インタビューした横尾の死生観
#4 「巌流島」のモチーフを描き続ける理由 「5歳に戻りたいのかも知れない」創造への思い

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◆#2 イラストレーター 小林泰彦×石川次郎

小林泰彦:1959年から1963年にかけて、兄・小林信彦氏が編集長をつとめる「ヒッチコックマガジン」(日本版)のアートディレクターとしてデザインや挿絵を一手に担当。1967年から1971年にかけて、石川次郎の企画で「平凡パンチ」にイラスト・ルポを連載。1970年代後半には「MEN'S CLUB」や「POPEYE」などを舞台にヘビーデューティー(現在のアメカジに相当)という名のアメリカン・ファッションを日本に紹介した。

【あらすじ】イラストルポの第一人者・小林泰彦と雑誌POPEYE、BRUTUSなどを手掛けた編集者・石川次郎が1967年のアメリカ旅を語る。二人は当時ヒッピームーブメントの真っ只中にあったアメリカへといち早く渡り、この社会現象のなか、街を行き交う若者たちのリアルなファッションをいち早く観察・取材。当時の貴重な体験を思い出と共に語る。

#1 イラストルポのはじまり アメリカン・ファッションをイラストで表現した理由
#2 はじめての旅立ち ヒッピー文化を知るためサンフランシスコへ
#3 イラストルポ ニューヨーク ハーレムを取材、ブラックパンサー党との遭遇
#4 イラストルポ ナッシュビル 白人ばかりの町でラジオの公開ライブに潜入

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◆#3 写真家 加納典明×石川次郎

加納典明:「平凡パンチ」のグラビアページを主な活動の場としてヌード作品を次々発表し独自のスタイルを確立。1969 年、石川次郎と共に「平凡パンチ」のNY特集号のために渡米、取材後そのままNYに残り、当時のNYの気分を的確に捉えたシリーズ「FUCK」により、一躍その名を轟かせる。以後、テレビや映画に出演するなど活動の場を広げ多方面で活躍するが、過激な表現で物議を醸し1995年に「わいせつ図画販売の疑い」で逮捕。日宣美賞、APA賞、朝日広告賞、毎日広告賞等、受賞多数。

【あらすじ】日本を代表する写真家の一人・加納典明と雑誌 POPEYE、BRUTUSなどを手掛けた編集者・石川次郎が対談。パイオニアだからこそ語れるヌード撮影の魅力や裏側、加納典明を一躍有名にした写真集「FUCK」の舞台裏、1995年に逮捕されたときの様子を、60年代の平凡パンチ時代からの付き合いである石川次郎が聞き出していく。

#1 加納典明のはじまり 石川次郎との出会い、慣れないヌード撮影
#2 写真家 加納典明NYへ行く 石川次郎とのゲリラヌード撮影秘話
#3 NY草間彌生との出会い 写真集「FUCK」の舞台裏。
#4 加納典明 激動の昭和から平成 写真家としてのプライド、そして逮捕。

『その話には続きがある』は12月7日(金)よりパラビにて各ゲストを一人ずつ毎週配信。各ゲストの#1は無料配信されるとのこと。

(C)Paravi