KAT-TUNが、旅先で出会う人のタメ、視聴者のタメ、そして自分たちのタメに"タメになる旅"を敢行する人気バラエティ番組『KAT-TUNの世界一タメになる旅!+(プラス)』(以下、『タメ旅+』)。動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で復活し、現在は毎週配信されているこの人気番組について、番組プロデューサーの田村恵里氏に話を聞くインタビュ―後編では、収録の裏話や、今後への期待などをたっぷり語ってもらった。
前編はこちら:「番組を見ればKAT-TUNへの認識が大きく変わる」『タメ旅+』田村Pが見てきた変化
――最近収録したもので何か印象的な出来事やハプニングはありましたか?
彼らにとっては全てがハプニングのようなものなので、その反応を見ているだけでもいろいろ語れることはありますが・・・言葉で説明するより実際に見ていただく方が何倍も面白いので、ここではあえて言いません(笑)。
――スタッフ用の台本はあるそうですが、KAT-TUNに渡す台本はないんですよね。
撮影の前に口頭で進行を説明し、疑問点があれば質問を受け付けるというスタイルでずっとやっています。最近は、「天の声」が裏方に目を付けはじめて、スタッフが仕掛け人として登場するなど、KAT-TUNにとって新たな試練が加わるようになりました(笑)。先日撮影をした回では、メイクさんやスタイリストさんなどすぐ近くで長年KAT-TUNを支えてきた信頼する裏方さんが仕掛け人として登場し、より彼らの"素"が見えて面白いことになっていますよ。
――だんだんと"試練"の難易度が上がっている気がします。
3人とも基本的に真面目なので、「これをやることに意味がある」と納得してくれれば多少無理の思われるようなことでも一生懸命に取り組んでくれるんです。上田くんなんて今までノリ・ツッコミなんてやったことがなかったのに、『タメ旅+』でやるようになって最近はどんどん上手くなっています。そしてだんだん我々が期待するハードルも上がって、またさらに上手くなっているんです。
――"スパルタ式お笑い教育"ですね(笑)。
それも一緒に番組をやってきて、信頼関係を作れたから出来ることであり、いきなりだったら無理でしょうね。
――間違いなく上田さん、キレますよね(笑)。
「お手本でやって見せろ」ぐらいは言うでしょうね(笑)。そこで天の声がやって痛い思いをすると「俺らより年上の人が体を張ってやってくれたんだから断れない」って、彼らもやってくれるんです。
――天の声さんは、「彼らは根がヤンキーだから、人生の先輩には逆らえない」なんて言ってましたが、「自分たちと同じ目線で、同じ経験をする覚悟のある人だから信頼できる」という非常にシンプルで分かりやすい考え方なんですね。
――『タメ旅+』として番組が復活してから約半年が経ちましたが、視聴者からの反響は田村さんの元に届いていますか?
私自身が公式SNSのチェックをしているので、書かれている感想やご意見には必ず目を通しています。あとは「パラビ」の再生回数や、先日から始まった情報番組「王様のブランチ」でのランキングなどを参考に、内容を精査・分析して今後の番組作りのヒントにさせていただいてます。
――「こんな事を彼らにやらせてください」「こんなKAT-TUNの姿が見たいです」という具体的なリクエストもありますか?
「お風呂に入っている姿が観たい」とか・・・(笑)。「お酒を飲みながらのダラダラトーク」とか、放送時間に厳密な制限のない配信ならではの特徴を活かして、彼らの素の姿をたっぷり配信して欲しいという声も意外と多いです。あとアイドルには定番の"寝起きドッキリ"は「ぜひまたやってほしい!」というリクエストが多い企画のひとつですね。
――そんな意見も参考にしつつ、今後KAT-TUNとどんなことをやってみたいですか?
私自身は"イケメンじゃんけん"のように様々な仕掛けの中に彼らか飛び込んでいって、いろんな人とのコミュニケーションを楽しむ企画が面白いかなと思うのですが、ファンは「3人"だけ"が見たい」という感じなのかな?とはいえ、KAT-TUNファン以外の人が見ても楽しめるように、両方の要素を上手いバランスで取り入れていくことが大事なのだと思っています。
――ご本人たちは「海外ロケ」を希望されているようですが、実現しそうでしょうか?
あぁ~、ハワイに行きたがってましたね!
――その場合は台湾ロケの時のように3本録りとか?
いや、最低でも5本はいきます(笑)!ハワイ島のキラウエア火山噴火が気になりますが、影響はハワイ島の一部分だけで、オアフ島など他の島々は普通に観光する分には全く問題ないんだそうですよ。観光客離れが深刻だとニュースでも言っていたので、いつか"ハワイのタメに!"なる旅を実現出来たらと考えています。
――実現したら、KAT-TUNもスタッフさんも大喜びですね。
でも、考えているだけで「行きます」とは言ってないです(笑)。
――(笑)!番組内でやった罰ゲームなど、年末に忘年会で披露したらウケるような内容もありますから、ぜひ参考にしていただきたいですね。
私のオススメは"イケメンじゃんけん"ですね。ルールが簡単だし、幅広い年齢の方たちが見ても楽しいと思います(笑)。そういえば先日配信された"イケメンじゃんけん in 仙台"の回は、途中でなぜか男気じゃんけんに変わってしまって、収録現場に居合わせたお客さんの分もじゃんけんで勝った人がおごることになってしまったんです。店内、ものすごく盛り上がりました。
――お客さん全員分だと、相当な金額になったのでは?
私もハラハラしたのですが、おでんは単価が安いので3万5000円くらいでしたね。思いのほか安かったのでホッとしつつ・・・。誰が勝ち残ったのかは、ぜひ配信を見てみてください!10月からは毎週配信になったので、『タメ旅+』はもちろん最新のドラマや映画、パラビオリジナル作品などと一緒に楽しんでほしいですね。
――(笑)!これからも、"タメになる旅"を楽しみにしています。
彼ら自身、「『タメ旅+』ではやるけど、ほかの番組ではやらない!」と言うほど、この番組に全力を注いでくれています。ぜひこの番組でしか見られない"バラエティのKAT-TUN"を楽しんでください。KAT-TUNファンはもちろんですが、ファン以外の方たちにもぜひ観ていただきたいので、時間が空いた時に「面白いことやっているようだから見てみようかな」と思い出していただければ・・・。ネット環境があれば、いつでも、どこでも、何度でも見られるのがパラビのいいところですからね。
『KAT-TUNの世界一タメになる旅!+』は、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」にて独占配信中!
前編はこちら:「番組を見ればKAT-TUNへの認識が大きく変わる」『タメ旅+』田村Pが見てきた変化
(C)Paravi
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