9月21日(金)のWOWOWぷらすと配信復習!このパラビの金曜日テーマは『疑似家族を語る』。福永マリカさん、松崎健夫さん、西寺郷太さんでお送りしました!

この日のぷらすとは、マリカちゃんが初のMC!ガールズポジションには郷太さん!!どのように進行していくのか要必見!

最近ぷらすとでもよく耳にする"疑似家族"。
近年映画やドラマなどの作品として制作されることが増えつつあり、"疑似家族"という言葉が一般化してきているのだそう。定義としては"実際の家族ではない者同士が家族のような関係を築いている状況"を指します。

現在Paraviでは大ヒットドラマ『義母と娘のブルース』が全10話絶賛配信中ですが、この作品も血縁関係のない二人が親子として10年生活していく姿を描いています。

「"疑似家族"がテーマとして扱われるようになったのはおそらく映画が始まった頃からではないか」と健夫さん。40、50年代は"疑似家族"もありましたが、"家族"を中心とした作品がアメリカに多くあり日本でも70年代あたりまで制作されていました。

『東京物語』『生きる』は52年、53年に作られた映画ですが、よくよく見ると核家族の始まりを描いており、今ある大家族が崩壊していくのではないかという予兆をその頃に描いていたことが面白いとのこと。

70年代に核家族化が進むと同時にアメリカで"ウーマンリブ"が起こり、78年の『結婚しない女』では旦那に浮気され捨てられた平凡な主婦がそれをキッカケに「結婚なんてしなくていい、人生楽しめばいいじゃん」という話になっていて、女性は必ずしも結婚する必要もなく、家庭に入り主婦をする必要もないという風潮が主流になっていきます。

ですがその反動で79年の『クレイマー、クレイマー』は、家庭を捨てて働くこととなった際、そもそも人間が築いてきた家庭や家族はそれでちゃんと成り立つのか、という疑問を投げかけた作品であり、その時代のアカデミー賞で作品賞を受賞し、社会現象にもなったそうです。

格付けや評価することによって、何か社会的な影響を与えるということが、映画祭をやっている意味であり、それを選んだことでその時の社会がどうであるのか訴えるためのツールになっていると語られました。

Paraviではキャリアウーマンの主人公が、娘を持つ男性と結婚し、母親になろうと懸命に奔走する日々を描いた10年間の物語『義母と娘のブルース』が絶賛配信中!!