動画配信サービス「Paravi(パラビ)」にて9月28日(金)より独占配信が決定した「SPECサーガ完結篇『SICK'S 恕乃抄』~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~」に続く新シリーズ『SPEC サーガ黎明篇 サトリの恋』のトークライブ(YouTube LIVEのTBS公式アカウント、パラビ公式YouTubeアカウントで配信)が9月9日(日)に行われ、主人公のサトリを演じる女優の真野恵里菜、メガホンを取った堤幸彦監督、そしてプロデューサーの植田博樹が出席。本作に込めた熱い思いから、今年の重大ニュース、さらに真野の手ほどきによる"サトリます講座"まで、息の合ったコンビネーションでトークを盛り上げた。
本作は「SPECサーガ」の鍵を握ってきたSPEC HOLDERの一人、人の心を読むことができる"サトリ"こと星慧(ほしさとり)の若き日の姿とSPEC発現のルーツに迫るスピンオフ企画。「3人でトーク番組に出るのは初めて」だという堤監督は、隣でニコニコしている植田プロデユーサーに対して「お互いに老けたなぁ」といきなりのジャブ。真野に対しては「(幼稚園児くらいのサイズを示しながら)こんな小さかったのに大きくなって」とボケると、「いやいや身長は変わってないから」とツッコミ。冒頭から、とてもトーク番組初共演とは思えない息の合ったところを見せた。
MCを務めるTBSアナウンサー・日比麻音子が3人にお題を出し、それに答えるという一問一答スタイルで進められた今回のトークライブ。最初のお題は「『サトリの恋』は一言で言うとどんな作品ですか?」という問い。これに対して真野と堤監督は、揃って"青春"と回答し、2人は驚きの表情を見せる。堤監督は「高校生ものってたくさん作っているようで、実はそんなにないので、久々に撮らせていただき、結構、ドキドキしました」と意外な一面を告白。
一方の真野も「恋する女の子の役を堤監督に撮ってもらうことは、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分なんですね。舞台でお世話になった時も、どちらかというと反抗期の娘で、言葉が悪かったりして"おっとり感"はなかった。でも今回は、サトリなんだけど、SPECに目覚める前なので、サトリも女の子なんだな、という部分を出さなければならなかったので、とても恥ずかしかった」とお互いに照れまくり。
これに対して「女優・真野」と書いた植田プロデユーサーは「8年前はハロプロに所属するアイドルでしたが、舞台も拝見させていただいていて"きっといい女優さんになるな"と思っていました。それで堤監督から"サトリ役はぜひ真野さんで"ということでスタートしたんですが、最初は体調を崩されたり、いろいろプレッシャーを抱えながらサトリをやっていたあの真野さんが、"主演をやるまでに成長したんだ"としみじみしたものを感じた」と感慨深げな表情を見せた。
また、本作の撮影を振り返った真野は「堤監督の世界観に懐かしさを感じつつも、今回は台本を開くと私の名前が最初にあるので、背筋が伸びる思いでした。大変なスケジュールだったのですが、出演される皆さんも、スタッフさんも、作品に対する愛にあふれていたので、何よりも楽しみたい!という気持ちでがんばりました」とニッコリ。ただ、死にそうになった瞬間があったと不満顔を見せる真野は、入浴シーンについて「なかなかカットがかからなかった」と堤監督を直訴。すると堤監督は「(水中だったから)聞こえなかったんじゃない?」と一蹴。さらに、堤監督が作詞作曲をした曲を突然歌うというシーンにも「とても大変だった」と吐露していた。
会場も和やかなムードに包まれ、3人の舌もどんどん滑らかになる中、続いて出されたのが、「もしもSPECが持てるとしたら、どんなSPECが欲しいですか?」というお題。真野は「古戸(久子)さんの念動力かな。ちょっとテレビを観たいときにリモコンを動かしたり、怠けたいがためのSPECがいいかなと。どれくらいのものが果たして動かせるのか楽しみたい」と実用的なSPECを選択。
さらにお題は「夏休みはどう過ごしたか?」「今年の重大ニュースは?」など、どんどんプライベートなことに迫る内容に。これに反応した堤監督は「今年の重大ニュースは、僕らはいいでしょう。真野さんだけでいいんじゃないですか?」と無茶ぶり。すると真野は「親不知を抜いた」「ジムデビューした」「サトリ主演!」と、サッカー日本代表・柴崎岳との結婚に関する報告を頑なにスルーし、会場の笑いを誘った。
そして最後は「生"サトリます"講座」と題して、サトリがSPECを発動する際に発するフレーズ「サトリン、里芋、スイスイスイ、サトって、お里が、サトポッポ・・・サトリます」を振付も交えて真野が日比アナウンサーに伝授。ちなみに、このフレーズと振付は、堤監督のアイディアで、朝、振付を思いついて、ふらふらと現場をうろついているうちにフレーズが浮かび、"真野さん呼んで~"というノリで出来たのだとか。「フラダンスを採り入れた細かい振りが特徴」とは、堤監督本人の弁。
まずは、本家・サトリ役の真野が見本を示し、日比アナウンサーがそれをなぞる。運動オンチを自負するだけあって、なかなかうまくいかず、会場の爆笑をさらうが、なんとか根性でやり遂げ、安堵の表情を浮かべていた。
(C)Paravi
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