福本伸行の麻雀漫画を原作としたドラマ『天 天和通りの快男児』。主人公の天貴史役に岸谷五朗、天のライバルである赤木しげる役に吉田栄作、天と赤木を尊敬する井川ひろゆき役に古川雄輝とキャストにも注目が集まる本作だが、このほど新たな出演者が公開となった。

名前が明かされたのは、プロ雀士の瀬戸熊直樹、猿川真寿、そして原作者であり漫画家の福本伸行。瀬戸熊プロは日本プロ麻雀連盟に所属し、所属団体の日本プロ麻雀連盟のトップタイトルである鳳凰位と十段位を3度制覇した連盟を代表する凄腕雀士。初めてのドラマ出演に挑戦する。同じく日本プロ麻雀連盟に所属し「逆転モンキー」との異名を持つ猿川プロは、2008年の麻雀マスターズを大逆転で制し一躍有名プロになった、高打点の手に仕上げる独特な切り順の持ち主だ。

『銀と金』(2017年・テレビ東京)でのカメオ出演に続き、本ドラマへの出演が決定した福本は、最も個性派が集まる物語後半戦の東西戦で登場するとのこと。この3人がどのような役柄で登場するのかはまだ明かされていない。出演決定にともない、瀬戸熊プロと猿川プロからコメントが届いている。

◆瀬戸熊直樹プロ(出演)
――お芝居をされた感想を教えてください
オファーを受けた時は単純に人が足りないのかなと思い(笑)、麻雀指導だと思っていたら台詞もあり驚きました。役者の方に圧倒され、短い台詞ほどどうすればいいか分からなくなって、でも麻雀シーンだけは様になっていたかなと安心しています。役者の皆さんは声がいいし牌の手つきもいいのですごいなと思いました。

――原作「天」について
「天」は(連載)当時から読んでいました。「天」や「アカギ」を読み、ヒリヒリした勝負は楽しいのだろうなと思 っていました。「天」からは、スピンオフで「アカギ」が生まれたりと全てのキャラクターが魅力的ですよね。 自分より年代が上の方達は自分の腕一本でやってこられた方が多く、天のキャラクターと似たような雰囲気は受けます。僕らの世代を境目に麻雀を競技としてやっていこうという風潮に変わったような気がします。

僕は、若い頃は自分のことをひろゆきっぽいなと思っていました。今は、最終的には赤木しげる(アカギ)のようになりたいと思っています。常に自分を崖っぷちに置いて退路を断つプロ意識が凄いと思います。天貴史は彼を中心に闘いが起こるのが魅力的な打ち手なのだと思います。天和九連宝灯は発想がおもしろいなと(笑)。 勝負事はどうしても一か八かの勝負をしなければいけない時が必ず来ます。確率的に勝てる方を選ぶ打ち手と比べ、本当の強者はそういった面を超越した所で勝負するので、天や赤木の心構えに共感できます。僕の麻雀観とも似ているのでこの作品が大好きです。

――麻雀の魅力とは?
プライド、費やしてきた時間、家族の理解など自分の大事な物を背負った勝負ほど重いんですよね。さまざまな場所で競技会を開催しているので、競技会に参加して日常空間では味わえない空間を味わっていただけたらなと思います。逆に、仲間内の麻雀では、この一打牌が切れるのに切れない俺がいるという経験をチャレンジして感じてほしいです。

――麻雀ファンへのメッセージをお願いします!
この業界をいいものにしていく事しか考えていないです。麻雀の漫画をきっかけに麻雀の楽しみに辿り着い ていただけたら、これほど嬉しいことはないです。

◆猿川真寿プロ(出演)
――お芝居をされた感想を教えてください
現場は暑かったですけれど(笑)、そんなにつらくはなかったです。お芝居は難しいですが新鮮なことなので 自分の中ではいい経験になりました。麻雀の真剣勝負を描いたドラマですが、スタッフの皆さんや演者さんがとても良い関係で、撮影現場はとても暖かい雰囲気でした。

――原作「天」について
「天」が単行本で出た時は僕が高校生だったのですが、麻雀本で初めて単行本を買ったのが「天」だったと 思います。それまでの麻雀漫画よりも細かい技術的な事が織り込まれていて、当時勉強になりました。

――麻雀の魅力とは?
色々な楽しみ方ができると思います。勝ち負けがあるゲームですので勝つ方がより楽しいですが、対人ゲー ムとして最高の娯楽といわれるほどゲーム性を持っているので、負けても嫌にならずに続けて欲しいと思っています。

――麻雀ファンへのメッセージをお願いします!
こういったお芝居の仕事をいただけたこと自体が光栄です。僕は役者のプロではないので芝居は不慣れでうまい演技はできてないですが、麻雀のプロらしい牌さばきはできたと思うので綺麗な牌さばきだなと思っていただける方がいたらうれしいです。

『天 天和通りの快男児』は10月3日(水)よりテレビ東京にて放送される。また、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信が決定している。BSテレ東では、1月期放送予定。

(C)福本伸行/竹書房
(C)福本伸行・竹書房/「天」製作委員会
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