「カイジ」「アカギ」「銀と金」など、ギャンブル漫画の第一人者として知られる福本伸行の『天 天和通りの快男児』が、ドラマ化され、2018年秋より放送される。主人公の天貴史役には、岸谷五朗が決定。ビジュアルが公開され、その再現度の高さでざわざわさせていたが、新たにもう一人の主人公、赤木しげる(アカギ)役を吉田栄作が演じることが発表された。
あまりに冷徹な麻雀の打ち回しから"悪魔"と恐れられる負け知らずの超天才・アカギ。原作ファンの間でも絶大な人気を誇ることから、アカギを主人公にしたスピンオフ作品「アカギ~闇に降り立った天才~」も生まれている。
本作のプロデューサーである松本拓は、アカギのキャスティングは相当悩んだそうだが、「圧倒的存在感、カリスマ性、崇高な雰囲気・・・すべての"すごみ"を演じられる役者さんは誰なのか。吉田さんが持たれるオーラは赤木しげるに通ずるものがあり、この人だ!と速攻でオファーさせて頂きました。すでに撮影に入っておりますが、再現度はかなりのものだと自負しています」と自信を見せる。
吉田も「今回、僕自身コミックの"赤木しげる"のビジュアルに近づこうと思いました。演者には気分的なものも大切で、ビジュアルを寄せることで気持ちからキャラクターに近付き、その世界観を映像の中でも再現出来たらと考えています。赤木の打つ麻雀や台詞は、経験から来る「自信」と「センス」そして風向きさえ味方にする「強運」で勝ち続けた裏付けのある結果なのだと思います。雀神とまで呼ばれる赤木には全く及びませんが、自分がこの世界で生き続けて来られた経験を、台詞に投影してみたいと思っています」と気合十分。
また、岸谷とはこれが初共演となる。「楽しみながらも熱く、背中でものを語る岸谷さんの天が今からとても楽しみです。(撮影に入り)牌のやりとり、心のやり取りをしっかりと交わせた感じがします。アカギという役を演じる上では、本当に不安やプレッシャーが大きかったんですが、僕も少しずつアカギが入ってきている感じです」と手応えを感じていることをうかがわせた。
連続ドラマ『天 天和通りの快男児』は、2018年秋に、テレビ東京にて放送される。また、BSジャパンでも放送、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信予定。
(C)福本伸行/竹書房
(C)福本伸行・竹書房/「天」製作委員会
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