仲村トオル「最前線でがんばる人にエールを」ドラマBiz『ラストチャンス』会見

エンタテインメント

2018.07.13

2018年4月クールから、毎週月曜夜10：00にテレビ東京でスタートした「ドラマBiz」。"働く"ことをテーマに、大人に向けた上質で本格的なビジネスドラマを放送する同枠の第2弾として、7月16日（月・祝）より『ラストチャンス再生請負人』が放送される。その記者会見が7月13日（金）に行われ、仲村トオル、椎名桔平、和田正人、大谷亮平、町田啓太、勝村政信、水野美紀、長谷川京子が登壇した。

「会社の再生（再建）と人の再生」をテーマに、大手都市銀行のエリート銀行マンから大手飲食フランチャイズ会社のCFOへ転身した男が会社再建に奮闘する姿を描く本作。原作は『失格社員』などで知られる江上剛の同名小説。

この日の会見では、冒頭に慣れない飲食業界で企業再建に奮闘する主人公・樫村鉄夫に扮した仲村が登場し、劇中のシーンを彷彿とさせるような"樫村のCFO就任会見"が行われた。仲村は「13日の金曜日に就任会見をしなければならないほど追い詰められています」と挨拶して笑いを取りつつ、「仲間たちと一緒に難局を解決して前に進んでいきたいと思います」と樫村を思わせる真摯な言葉で訴えかけた。

"就任会見"後には、改めて記者会見がスタート。仲村は「撮影中に（片平耕介役の）岩松了さんが『働き盛りの男たちを相手にするわけか』とおっしゃったのを聞いて、自分たちもそういう年齢になったと感じました」と、社長という立場の役柄に想いを寄せると「世の中の真ん中、最前線で仕事をしている、がんばっている人にエールを送るドラマになっていると思います。そして、それを支えている家族やお子さんにも"お前たちのために頑張っているんだぞ"ということが伝わるような、家族で楽しめる作品です」とアピールした。

樫村の元同期で企業コンサルタントに転身した宮内亮役を演じる椎名は「主人公と同じ銀行員で同期なんですが、合併の際に退社を余儀なくされて独立するという役です。独立してからも樫村とは同期の友情もあり、ある意味ライバルなところもあり、味方なのかどうか･･･という立場で物語が進んでいきます」と役どころを説明。

一方、樫村を知り、憧れを抱くようになる「デリシャス・フード」財務部員の佐伯隆一役の和田は「プロデューサーや監督からは、この作品で佐伯という役はフレッシュ担当でいてほしい、と言われました。私も来年で40歳。随分と古い過去を振り返りながら演じました」と冗談めかしていうと、「この作品でのフレッシュ担当は町田啓太ではなく、和田正人です！フレッシュ正人と覚えてください！」と声を張り上げ、会場の笑いを誘った。

また、樫村に「デリシャス・フード」筆頭株主としてCFO就任を依頼する山本知也役の大谷は「大先輩の方々と熱いドラマをできて嬉しく思ってます。若さを前面に出して思い切って演じました」とコメント。

樫村の元部下である杉山誠三役の町田は「現場はもちろん、打ち上げなどでも周りを気遣う姿をみて、心の奥から来ている人間力をお持ちなんだと勉強になりました。先輩方を見習って、そうなれたらいいなと思いながら現場での時間を過ごしました」と撮影を振りかえり、「デリシャス・フード」財務部長の岸野聡役の勝村は「芝居を始めて30数年経っていますが、積み上げて来た経験が投影されるドラマに出会えるのは宝です。若手からベテランと思われる年齢になっていて、いい時期にこういう素晴らしい作品に出会えてありがたいです」と本作への思いを明かした。

外食企業を運営する社長・岡田十和子役の水野は「初めての社長役は感慨深かった」と話すと「身近にありながらも覗くことができない飲食店の経営の裏側が垣間見れて面白かったです。企業戦士たちが本当に格好いい。会社を背負って、部下を背負って、家族の未来を背負って働く男たちの格好良さををすごく感じられる骨太なドラマ」と本作をアピール。