2018年7月15日(日)から放送スタートするTBS日曜劇場『この世界の片隅に』との、様々なコラボレーション企画が次々に発表となった。
◆『この世界の片隅に』×写真家・濱田英明 敢えてフィルム撮影した写真をSNSへ
本ドラマのインスタグラム・アカウント(@konoseka_tbs)において、写真家の濱田英明氏とのコラボレーションが決定した。同氏は広告・雑誌などで幅広く活躍しており、個人インスタグラム・アカウント(@hamadahideaki)のフォロワー数は30万人。同氏の「自然な表情を引き出し、明るく優しい日常を切り取る」作風が、本作で描く"この世界の片隅で懸命に生きる普通の人たち"をリアルに映し出すのに適していることから、この度のコラボレーションが実現した。
濱田氏は「私の祖父は原作にも登場する駆逐艦「雪風」の乗組員でした。もしかしたら祖父は呉の街ですずさんや周作さんとすれ違っていたかもしれない・・・以前からそうやって原作に親近感を抱いていました。なので今回のお話をいただいたときはほんとうに驚きました。「絶対にご縁に違いない!」と感じ、参加するに至りました。」とコメント。
また、「本作のポスター撮影で大切にしていたのは、懸命に生きる名もなき人たちの姿をどう写すかということ。そこで、松本穂香さんと松坂桃李さんに『そのままの姿をそっと見守るように撮影します』とお伝えしました。お二人とも原作に対する深い理解と愛情があり、すでに世界観に馴染んていたので、私はありのままの姿を撮ることに徹することができました。」と語った。
◆『この世界の片隅に』×アーティスト・青沼優介 綿毛アート
「『この世界の片隅に』の原作にはたんぽぽが頻繁に登場し、この物語を象徴する存在。そのたんぽぽの綿毛を用いてアート作品を生み出す芸術家、東京藝術大学研究助手のデザイナー/アーティスト・青沼優介氏が、このドラマのロゴを使って綿毛アートを作成した。鏡の上に印字された「日曜劇場 この世界の片隅に」の文字に、ひとつひとつたんぽぽの綿毛を植えていった作品は、対面した者がタイトルを音読すると、その吐く息でタイトルが揺れるという"たんぽぽつながり"のコラボレーション。幻想的でありながら身近な雰囲気も感じる、不思議な佇まいとなっている。 この作品は7月14日(土)に開幕するTBSのイベント「夏サカス2018」にて展示される。
「蒲公英(たんぽぽ)の綿毛は、見かけるとつい吹き飛ばしてしまいますが、私はそれを我慢して、綿毛ひとつひとつを植えなおして文字を起こしました。言葉を読むとき、人は息を吐きます。それは目には見えるものではありません。しかし、この作品で描かれた言葉たちは、読む際に息を吐き出すことで綿毛が震えます。普段目にすることのない文字の挙動で、まるで息を読んでいるような心地になるでしょう。」と、青沼氏はコメントを寄せている。
◆『この世界の片隅に』×八天堂 生あんぱん
広島県三原市発祥の"とろけるくりーむパン"で人気の「八天堂」を販売運営する株式会社生産者直売のれん会から、控えめな甘さの粒あんをベースに、八天堂自慢のクリームをアクセントに加えた、ひんやりとしたスイーツパンのコラボレーション商品が発売される。八天堂は昭和8年に広島県みはら港町で創業。同じ時代に同じ場所を歩んだこの物語と、物語の中で強く優しく生きる人々に深い感銘を受けていただいたことで、今回のコラボレーション実施の運びとなった。
製造量が限られる商品のため、7月中は銀座「ひろしまショップ TAU」、及び広島県内店舗での先行販売となり、8月以降は広島県外の八天堂各店でも販売される。
◆『この世界の片隅に』×越乃雪本舗大和屋 くれよん型和三盆糖
安永7年(1778年)に創業、新潟県長岡市の老舗和菓子店「越乃雪本舗大和屋」とコラボレーションが決定。戦時下では子供たちの宝物であり、絵を描くことが大好きなすずも劇中で使っているクレヨンが、大和屋の干菓子「おいしいおえかき」に。すずの好物や劇中に登場する アイテムのフレーバーを盛り込んだ逸品が販売される。
日曜劇場『この世界の片隅に』は、TBSにて2018年7月より毎週日曜夜9:00から放送される。初回は25分拡大スペシャル(夜9:00~10:19)。
(C)TBS
- 1