動画配信サービス「Paravi(パラビ)」のオリジナル番組として、『世界の美しい椅子』『美しい椅子と女たち』が、2018年7月1日(日)より配信される。この番組は、"椅子と美女"をコンセプトに、世界の美しい椅子8脚と注目の4人の女優を、注目のクリエイターたちがアートな映像に仕上げたもの。

『世界の美しい椅子』では、作り手のデザイナーの想いを、時代背景、技術、素材、フォルムなどへのこだわりを臨場感のある映像と心地よい音楽に乗せて紹介。『美しい椅子と女たち』では、椅子を擬人化し、椅子のサイドから見る美しき女たちの日常を描く。

制作には、萩原健太郎(監修)、荒木伸二(企画脚本)、小林基己(撮影)、中村裕樹(照明)、高渕勇人(美術)、松原弘志(演出)が参加した。

登場する女優は、馬場ふみか、片山萌美、今野杏南、兎丸愛美。出演にあたり、4名から以下のコメントが届いている。

◆馬場ふみか
脚本を読んだ時のイメージは、椅子と主人という関係性がすごく表れていて楽しみだと思いました。この作品は、相手がいるようでいない、自分の中にいるという感じで、新しいお芝居の幅が広がると感じました。女性があこがれる曲線のパントン(椅子)。私、パントンになるんです。私が椅子になる、初めての経験の作品です。

◆片山萌美
普通の台本ではなくて純文学を読んでいるような感覚になる台本だなと。すごく文学的だなという印象が強かったです。撮影や照明が凝っていて、木の影も枝を揺らしてライトをあてたり、夕日をつくってくれたり、とても綺麗に撮ってくれたので上手に力が抜けた演技が出来ました。

◆今野杏南
台本を見て、登場人物は、私ひとりだけだし、でも椅子がいて、どういうものなのか漠然としてわからなかったのです。寝ているだけのシーンが長いんです。寝言で台詞を言ったり、ロシア語もしゃべったり初めてのことばかりでした。でも、やってみたい役柄なので今回挑戦してよかったです。とっても面白かったです。

◆兎丸愛美
最初、椅子でお芝居をすることか想像できなかったんですけども、台本を見て、椅子の色々な情報を知っていくうちに椅子がただの椅子とは思えなくなって楽しい企画になりました。椅子は建築物だという話を聞いて「確かに」って思って。私にとって椅子は、疲れた時にほっとする「安らぐ場所」で、確かに場所だなと。すごく素敵な企画だなと思いました。私らしさを伝えることができたら嬉しいです。

パラビオリジナル番組『世界の美しい椅子』『美しい椅子と女たち』は、7月1日(日)より配信スタート。

【世界の美しい椅子(登場する名作椅子)】
「パントンチェア」ヴァーナー・パントン/「Yチェア」ハンス・J・ウェグナー作/「アップ5&アップ6」ガエターノ・ペッシェ作/「籐丸椅子」剣持勇作/「ドムスチェア」イルマリ・タピオヴァーラ作/「エッグチェア」アルネ・ヤコブセン作/「ヒルハウス,1」チャールズ・レニー・マッキントッシュ作/「Aチェア」グザビエ・ポシャール作

【美しい椅子と女たち(全8話)】
#1.「椅子になった女」馬場ふみかとパントンチェア
#2.「食べる女」片山萌美とYチェア
#3.「眠る女」今野杏南とアップ5&アップ6
#4.「待つ女」兎丸愛美と籐丸椅子
#5.「読む女」馬場ふみかとドムスチェア
#6.「生まれる女」片山萌美とエッグチェア
#7.「笑わない女」今野杏南とヒルハウス,1
#8.「数える女」兎丸愛美とAチェア

【番組情報】https://www.paravi.jp/static/art_chair/

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